えのキングの投資日記

日本株投資日誌

3/8(水) 今週末は、日本株が警戒必要か⁉

3月7日(火)

【相場概況】


東証プライムの値上がり銘柄1248/値下がり銘柄494
騰落レシオ(25日)123.41%
空売り比率 41.5%
売買代金
東証プライム 2兆7872億円
東証スタンダード 934億円
東証グロース 1759億円

恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】


【個別】

news.yahoo.co.jp


東邦チタニウム(5727)が高騰しています。

同社は北米の主要顧客に対する2023年のスポンジチタンの販売価格交渉において、前年比20%値上げで決着したと報じられています。

また、国内展伸材メーカーとは、2022年後半の未決着期間分において、前年比40%強の値上げを見込んでいるとも報じられています。

いずれも、予想を超える価格での決着になることが好感されたようです。

同業の大阪チタニウム(5726)にも連想買いが入り、同社同様大幅高になっています。

www.nikkei.com

ENECHANGE(4169)が大幅高になっています。

日経新聞に、東京都が2年後には新築マンションへのEV充電器設置を義務付けし、2023年度は中古マンション向けの補助上限を2倍強に引き上げる方針が報じられています。

2030年には都内マンションに設置済みのEV充電器6万基となり、2021年の150倍に増やす計画で、都内マンション4万~5万棟が補助対象となる見込みです。

EV充電器関連として、同社の他、モリテックスチール(5986)東光高岳(6617)などが大幅高になっています。

本日の材料で継続物色されるかは微妙ですが、EV充電器関連はマークしておいたほうがよさそうです。

kabutan.jp


ダイワ通信(7116)ストップ高まで買われています。

 

同社は、回転寿司コンベア機国内トップの石野製作所と共同して、回転寿司店における迷惑行為検知を目的としたAIシステム開発に着手すると発表しています。

画像認識機能や行動分析機能を用いて迷惑行為を瞬時に検知、管理者へ通知するシステムを想定していて、さまざまな形態の飲食店にも導入できるよう汎用性を持たせていく方針のようです。

株価は上場来高値2080円トライが視野に入ってきている様子です。

kabutan.jp

 

 

文章読み上げソフトを手掛けるエーアイ(4388)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。

同社はChatGPTオルツ社の「LHTM-2」を活用したサービス提供の実証実験を開始すると発表しています。

長年蓄積された音声・言語データChatGPT、LHTM-2を組み合わせることで、AIおよび各人が聞きたい声によるセリフや文書作成、記事自動生成や多言語同時翻訳など、法人が利用可能なAIサービスを構築するとのことです。

株価は昨年12月以来安値圏での推移を余儀なくされていましたが、今後の値動きが注目されます。

kabutan.jp


フッ素化合物大手のステラケミファ(4109)が大幅高になり年初来高値を更新しています。

www.nikkei.com


政府は韓国向け輸出管理の厳格化解除にむけて調整に入ったと報じられています。

2019年7月に政府は軍事転用リスクのある素材を韓国に輸出する際の優遇策の見直しを決めていますが、経産省は、以前の状態に戻すべく2国間協議をやっていく方針を発表しています。

同社の扱うフッ化水素も厳格化の対象になっていましたが、厳格化解除を期待した思惑で買われたようです。

本日、大商いで一時、3000円を回復する動きもありましたが長い上ヒゲを形成しています。

早期に高値を更新する動きになるか注目です。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は続伸!


足形は、窓明け後陽線が2本並ぶ、「上放れ並び赤」を形成しています。

上昇末期が近いものの、明日上寄りするようなら、更なる上昇につながる足形です。

後述するように、日本株メジャーSQ日銀政策決定会合を迎える金曜日がターニングポイントになる可能性が高いと思っていますが、仮に一旦売られる局面があったとしても、意外と押し目は浅く、窓埋めの27900円程度で止まるかもしれません。

押し目買いに徹するのが正解ではないかと思います。


【本日のトピック】

 


さて、3/6の米株市況は、まちまちの動きとなり、様子見という状況でした。


今週は、今晩のパウエル議長の議会証言、10日の雇用統計FRBの姿勢を占うイベントがありますので、ここもとのインフレ基調の経済指標を受けた、FRBタカ派転換を警戒し、動きが取れないというところだと思います。

jp.wsj.com


ところが、WSJによると、求人サイトの求人広告が減少してきていることから、労働市場の減速の兆しがみられるという観測が掲載されています。

www.google.com


弱気ストラジストの筆頭格であるモルガン・スタンレーマイケル・ウィルソン氏も、米株は中長期的には、尚、弱気であるものの、まだしばらくは上昇が続くと短期的な強気に転じていることが報じられています。


恐らく、パウエル議長も、前回のFOMC時より、極端な乖離のあるタカ派発言はしないのではないかと思います。

ターミナルレートも、すでに5.45%まで織り込んできていて、多少のタカ派発言では動じないものと思われます。

t.co

 

それに対し、日本株は、やはり10日の黒田体制最後の日銀政策決定会合は警戒すべきと思います。

本日の日経新聞によると、物価高の影響で1月の実質賃金は4.1%減となり、1月としては過去最大の下落になったことが報じられています。

 


にも拘わらず、増税を指向する岸田内閣は、まったくの無策で、日銀にプレッシャーをかけるかもしれません。



3月決算の影響を避けるために、3月の金融緩和修正はないと見る向きもありますが、地方銀行は、12月超長期債1900億円買い越しに対し、1月は3000億円の売り越し長期債にいたっては12月1500億円売り越しに対し、1月は一気に1兆円弱の売り越しを執行しています。

金融機関が円金利リスクを急速に落としていることが明らかになってきていて、日銀としても、決算に与える影響は軽微と判断し、金融政策修正のサプライズを打つ可能性はあり得ると思います。

植田新総裁に、金融政策の方向性をじっくり見極めるための時間稼ぎをプレゼントするために、黒田総裁が最後の仕事として、YCCの修正に踏み切るということも考えられるのではないでしょうか?

サプライズで日本株が下落した場合は絶好の買い場になるという見方は変えていませんが、今週は週末までは警戒が必要と思います。

 

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3/6(月) 流れが変わってきた日本株!サプライズは絶好の買い場か⁉

3月3日(金)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1479/値下がり銘柄279
騰落レシオ(25日) 117.31%
空売り比率 44.1%
売買代金
東証プライム 3兆2500億円
東証スタンダード 1024億円
東証グロース 1528億円

3/2(木) 米株市況

3/3(金) 米株市況

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】


【個別】

www.nikkei.com


ファーストリテイリング(9983)が大幅高になり、1銘柄で日経平均約108円引き上げています。

同社は、2月の国内既存店売上を発表し、売上前年同月比21.3%増になったことが好感されたようです。

2月後半から気温が暖かくなり、春物商品が伸びたのが要因のようですが、本日はABCマート(2670)サックスバー(9990)アダストリア(2685)など、多くの小売株が月次を材料に物色されています。

 

kabutan.jp

Pluszero(5132)ストップ高まで買われ、上場来高値を更新しています。

youtu.be

 

同社は1月に中期経営計画を発表して以来、株価が高騰し、2月から委託保証金率70%以上(内現金40%以上)信用規制がかけられ上値の重い動きになっていました。

3/1増担保規制が解除になったことにより、上放れてきています。

jp.reuters.com


また、米国でC3・AI(AI)の四半期決算が市場予想を上回り、33%を超える急騰になり、この流れも同社株の急騰に拍車をかけた様子です。

同社株の他、AppierGroup(4180)ユーザーローカル(3984)エクサウィザーズ(4259)などAI関連銘柄が物色される動きが見られます。

 

kabutan.jp

生体認証等を活用したオンライン本人確認サービスを展開するELEMENTS(5246)が続伸し、上場来高値を更新しています。


東証増担保規制(委託保証金率70%内現金40%)3/3から解除していて、売買が活発化する思惑から買いが入った様子です。

同社の公募価格は160円で既に8倍以上になっています。


同社はダウンラウンド上場です。


上場前の出資者の中には、分割などを考慮して1株1360円で出資している向きもあるようです。

本日、初めて、この水準を超える局面があり、面目躍如となったところですが、引き続き買いが続くのか注目です。

 

kabutan.jp

 

ピアズ(7066)ストップ高まで買われています。


同社は子会社のQualiagramが、自社開発のAIロールプレイング「mimik」で、バーチャル顧客を作成し店舗やコールセンターでの接客ロールプレイングが可能となる新機能の実証実験を開始したと発表しています。

同社が蓄積した接客ビッグデータChatGPTを組み合わせ、新人スタッフなどの利用者は、よりリアルな顧客を相手に接客をしている環境で研修が可能となり、利用企業は研修の質向上とコスト低減が可能になるとのことです。

株価は上昇基調に乗ってきていて、勢いがどこまで継続するか注目です。

 

kabutan.jp

 

サイボウズ(4776)が大幅高になり、昨年来高値を更新しています。

 


同社が発表した定時株主総会の招集通知で、元芸人で著名投資家井村俊哉氏が昨年12月時点で大株主に居ることが明らかになっています。

同氏は99万2000株(2.16%)保有しており、思惑的に短期資金の物色材料になったようです。

 

 

同氏の過去の発言から、三井松島(1518)を売却した資金での買い付けが想定されます。

すでに、同氏が買い付けしてから2倍化している可能性があり、利益確定売りを出してきてもおかしくないと見る向きもあります。


つくづく、あやかりたいものです・・・

 


テクニカル分析

 


日経平均は大幅反発!

ギャップアップからのスタートとなり、大陽線を形成しています。


ナイトセッションの日経先物28210円 +310円で戻ってきています。

米国株上昇だけでは、説明しにくい上昇になっていて、メジャーSQにむけた、ショートの買戻しが入っているイメージです。

持合い離れからのボラティリティが高い相場が予測され、高値追いには慎重を期すべきとは思いますが、まだ1万枚の建玉を残す28500円のショートコールが焼かれる展開もあるかもしれません。

メジャーSQ前に、日経平均が28500円越えになる可能性も出てきたと思います。

 


【本日のトピック】

 

t.co


さて、注目された2月ISM非製造業景況感指数は、1月の55.2をわずかに下回るも、予想よりは高い数字になり、引き続きサービス業が好調であることが伺えます。

www.google.com

来週の相場見通し(3/6~3/10)|村松 一之(和キャピタル 運用本部部長)|note

しかしながら、前日に、アトランタ連銀ボスティック総裁が、データ次第で政策軌道を修正すべきとしながらも、「夏の半ば、ないし後半までに利上げ停止の可能性がある」と述べたことや、すでにマーケットがターミナルレート水準を5.45%程度まで織り込んでいた」ことから材料視されませんでした。


むしろ、長期国債金利は、レッドゾーンと目される4.2%をこえることはなく下落しています。

 


結果、米株はナスダックを中心に高騰しています。

SOX指数

そして、最近の米株は打たれ強くなってきているともいえると思います。

上記SOX指数の動きを見ればわかると思いますが、2月は米金利が1月の金利低下全戻しになったにも関わらず、同指数は上昇したままです。

金利上昇時に下落する傾向があるハイテク株が底堅くなってきているということです。



上記は米10年の実質金利ですが、依然としてレンジの中で推移しています。

長期金利4.2%を超えてくれば、期待インフレ率があまり上昇しないと仮定すれば、実質金利が1.7%を超えて2%台をトライすることにつながります。

もし、そうなれば、必ずしもバリュエーションが安くない米株は打撃をうけることになるでしょう。

逆に言えば、現状はそのような状況ではないので、金利上昇の中でも米株が強いという一面があるのだと思います。


日本株はレンジをブレイクし、需給面からも上値トライになりやすいことは前述の通りです。

しかしながら、3/93/10黒田総裁最後の金融政策決定会合が開催されます。

エコノミスト予想の9割は現状維持との見通しのようですが、私は何らかの政策変更があってもおかしくないと思いますし、日銀はサプライズを狙ってくるはずです。

為替も円安で、株も高いので、市場に与える影響は小さいと見込んで、YCCの変動幅拡大等を実施する可能性もあるのではないかと思います。

もし、政策変更が行われれば、メジャーSQに向けてのポジション調整も終わっていますので、マーケットは下押すことは避けられないと思います。

しかしながら、消去法的な買いかもしれませんが、外国人投資家は1月に続いて2月も1兆円以上の買い越しになっています。

これは、岸田政権始まって以来初めてのことであり、年金のリバランスの売りを吸収しています。

金法の決算対策売りは峠を越してきていて、少しづつ買い勢力が優勢になってきています。

仮に政策変更があって、株価が下押す局面があれば、そこは絶好の買い場になるのではないでしょうか?

「日銀サプライズ=当面のサプライズ解消」という構図になるのではないかと思います。

 

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3/3(金) 見方が分かれる米株市場! 3/4のISM非製造業指数がターニングポイントか?

3月2日(木)


【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄759/値下がり銘柄989
騰落レシオ(25日)110.03%
空売り比率 46.2%
売買代金
東証プライム 2兆6817億円
東証スタンダード 1415億円
東証グロース 1127億円

3/1(月)米株市況


恐怖指数

 

Fear & Greed Index


Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN

 



【業種】


【個別】

kabutan.jp

大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)が8日ぶりに急反発しています。

同社が進めていた高炉メーカーとのスポンジチタンの国内価格交渉において、23年度は前年度比で30%程度値上することで決着したと報じられています。

来期業績に対するポジティブな影響と好感され買いが集まったようです。

同業の東邦チタニウム(5727)も連想で買われ、大幅高になっています。

kabutan.jp



リネットジャパングループ(3556)ストップ高まで買われています。

www.youtube.com


同社はペット共生型の障害者向けグループホーム事業などを運営するアニスピホールディングスの株式取得と子会社化を発表しています。

今後は、福祉事業とリサイクル事業の双方のエナジー創出に向けた戦略的買収として位置づけ、同業他社や福祉周辺事業のM&Aも積極的に推進する方針とのことです。

xn--r8jzdvima84a.com


パーキンソン病専門有料老人ホームを手掛けるサンウェルズ(9229)終末期医療を提供するアンビスホールディングス(7071)など付加価値をつけた高齢施設は成長産業になっています。

今後の同社の業績に注目したいと思います。


www.nikkei.com

kabutan.jp


AI inside(4488)ストップ高まで買われています。

サイドバーでクエリ検索

同社は東北大学と宇宙空間での使用を想定した省電力の次世代AIの共同研究を始めると発表しています。

月面や宇宙で運用するロボットは電力消費を抑えた高効率な稼働が求められるため、同社技術を活用し、厳しい環境下でも高い精度を発揮する次世代AIプラットフォームの実現に繋げるとのことです。



当面業績には繋がりませんが、宇宙関連ビジネスは拡大傾向であり、引き続き材料視されるか注目です。

kabutan.jp


Keeper技研(6036)が急騰し、大幅続伸になっています。

 

 

同社は、2月の既存店売上を発表し、前年同月比27.1%増の大幅な伸びを継続させています。

 

同社は、2023年6月期の営業利益を前期比26.3%増53億6300万円を予想し、5期連続での最高益を見込んでいます。

足元も好調に推移していることが確認され、株価も昨年高値の4345円が意識される展開になりそうです。

kabutan.jp


Chat work(4448)が急騰しています。


SBI証券が、同社の投資判断を「買い」継続とし、目標株価940円→1360円に引き上げています。


同証券は、同社の課金ID数の純増数が想定を上回る伸びになっていることをとりあげ、フリープランを経由しないダイレクト課金層が増加したと推測しています。

今後課金IDの伸びは継続するとしていて、株価の一段高も期待できそうです。


テクニカル分析

 


日経平均は小幅反落!


ギャップアップからスタートし、一時27617円まで上昇するも、その後は上値は重く、マイナス圏で推移しました。
終値では25日線(27487円)を死守するも、引き続きレンジ相場が継続している状況です。

 

海外投資家売買動向

 

日経平均がわずかに続落した2/20の週、海外投資家は現先合計で▲9億円(現物▲2264億円/先物+2255億円)売り越しましたが、少額なため姿勢転換したかは不明です。

最大の売り手は15週間連続で売り越しになっている信託銀行です。

年金のリバランスが要因と考えられ、まだしばらく継続すると考えたほうがよさそうです。

27800円を越えるためには、高値を買い上がる投資家が必要で、海外投資家頼みという状況は続きそうです。


【本日のトピック】

 

www.google.com


さて、昨日発表になった米ISM製造業景況感指数は、ほぼ、予想通りの数値になりました。


米株市場は、一進一退と言う状況で、グロース株が、やや売られたという状況です。


反面、債券市場は長期国債4%を超えてきました。
レッドゾーンと言われる4.1%を超える勢いです。

www.google.com


ミネアポリス連銀カシュカリ総裁アトランタ連銀ボスティック総裁は、米国のインフレに鈍化がみられないため、政策金利を一段と引き上げて、来年にかけて高水準に維持する必要があることを主張しています。

xn--r8jzdvima84a.com


現状、米株の見通しには見方が分かれます。

2/20のブログでも書きましたが、過去のインフレ局面と違って、米国の消費は、コロナ補助金の影響でキャッシュが潤沢なため、金利が上昇しても消費が落ちていません。

コロナ補助金が枯渇するのは、早くとも年末と言われています。

www.google.com

セールスフォース・ドットコム(CRM)の株価は、予想を超える強気見通しが好感され、時間外で16%近い上昇になっています。

つまり、米株強気派は、金利が上昇しても、景気が落ちないのであれば、その間、株の一段高があってしかるべしという見方です。

反面、S&P500の配当利回り約1.7%です。政策金利5%を超えていく中、リスクのある株式から債券に資金シフトしていく流れがあってもおかしくありません。

FRBがインフレを容認せず、金利が高水準で高止まりするのであれば、遅かれ早かれ株は下落せざるを得ないというのが弱気派の見方と思います。


米株も日本株同様、かなり煮詰まってきています。

おそらく、トレンドが形成された方向に大きく動くと思われます。

ターニングポイントになるのは、3/4 0:00発表の、消費動向をうらなうISM非製造業景況感指数3/7パウエル証言3/10雇用統計と思われます。

いましばらく、見極めが必要な状況が続くと思われます。

 

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3/1(水)割安高配当株物色が継続か⁉ 内外テック(3374)大倉工業(4221)竹本容器(4248)

2月28日(火)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄806/値下がり銘柄973
騰落レシオ(25日) 117.96%
空売り比率 41.7%
売買代金
東証プライム 3兆3819億円
東証スタンダード 1120億円
東証グロース 1577億円

2/27(月)米株市況


恐怖指数

Fear & Greed Index

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【業種】


【個別】

www.nikkei.com

 

オリエンタルランド(4661)が大幅高になっています。

 


GS投資判断「中立」→「買い」目標株価18900円→27400円に引き上げています。

「想定以上にディズニープレミアムアクセス(体験や入場の時刻・時間を有料で指定するサービス)の利用が伸び、一人あたり売上高の継続的な力強い成長が期待できる」とのことです。


www.nikkei.com

kabutan.jp

ゆうちょ銀行(7182)が反発しています。

日本郵政(6178)が同社株の株式売り出しを正式に発表しています。

議決権ベースの出資比率を89%→60%程度に引き下げ、プライム市場基準をクリアする狙いです。

売却額は1兆円を超える予定で、700億円は同社が自社株買いで取得します。


既に観測記事が報じられていたため、空売りも相当数呼び込んでいて、悪材料出尽くしとしての買戻しや、つなぎ的な買いを入れてきたという見方があります。

本日からは売り禁の規制がかけられましたが、明日以降は再び弱含みの展開になるとの見方もあります。

kabutan.jp


スターティアホールディングス(3393)が大幅続伸し、昨年来高値を更新しています。

パワポが一瞬でWebサイトに! サイト作成無制限のホームページ作成ツール、 クラウドサーカスより提供開始|News

 

同社は子会社のクラウドサーカスが、パワーポイントファイルで簡単にWebサイトが作成できるツールの提供を開始したと発表しています。

Webマーケティング人材を持たない中小企業などへの拡販が期待できるとのことで買いを集めたようです。

同社は先週も、配当性向前倒しでの増配発表をしていて、通期業績見通しの再上方修正も期待されています。

小型の貸借銘柄で空売りを呼び込むことができれば一段高も期待できるとの声もあります。

kabutan.jp

 

マイクロアド(9553)ストップ高まで買われ、上場来高値を更新しています。

サイドバーでクエリ検索

同社の台湾現地法人マイクロアド台湾と越境EC支援を手掛けるスターフィールドと提携したことを発表しています。

マイクロアド台湾が行ってきた越境EC支援サービスとスターフィールドのサービスを組み合わせることで、越境EC事業の拡大ステージに応じた適切なサービスを提供し、リスクを最小限に抑えた事業立ち上げが可能になるとのことです。


引け後、同社は増担保規制がかけられましたが、株価上昇の継続がみられるか注目です。

www.nikkei.com

kabutan.jp


反面、アルプスアルパイン(6770)5%を超える下落になっています。


大和証券投資判断「2」→「3」に引き下げ、目標株価1500円→1450円に引き下げています。

同証券は車載向け製品の回復は、業績全体を引き上げる牽引役にはならないとし、会社計画の営業利益500億円は未達になり、470億円程度になると予想しているようです。

また、大量保有報告書で、アクティビストのシティインデックスイレブンス保有株比率6.14%→4.87%まで低下していることが明らかになっています。

シティインデックスイレブンスは最初に1/31大量保有報告書を提出し、株価は大きく上昇しました。

その後2/6にも追加の保有の報告書を提出していますが、昨日の報告書によると2/1から株を売り始め、売却を進めている最中に追加保有の報告書をだしたことがわかっています。

村上系のファンドは、まれに、このようなえげつないことをやりますので、安易に便乗するのは危険との見方もあります。

一方で、株価が下げれば、買い増ししてくるとの観測もあるようです。

テクニカル分析

 


日経平均は小幅上昇!

ギャップアップからスタートするも、上値は重く、25日線(27474円)をわずかに割り込む陰線で終了しています。


ボリンジャーバンドを見ると、スクイーズが、かなり進行しており煮詰まってきています。

3月相場は、上下どちらかに大きく離れることが想定され、ボラティリティが高い局面がありそうです。


【本日のトピック】

さて、ここにきて、日本株の底堅さが目立ってきています。


為替が円安になってきているのも大きな要因と思いますが、国内勢が売り向かう中、海外投資家の買い越しが継続しているのも要因です。

 


日経平均が膠着状態の中、新高値銘柄数は増加傾向です。

 


NT倍率をみても、現状の主役はTOPIXであり割安株物色の流れです。


放置されてきた【PBR1倍割れ企業】に東証がメス−−日本市場はどう変わるのか? - 記事詳細|Infoseekニュース
日本市場の33セクターのうち、実に17業種がPBR1倍割れになっています。

恐らく、米国は徐々に利上げ長期化の流れが色濃くなり、消去法的に海外投資家も日本の割安高配当株に資金を移してきているものと思われます。

www.nikkei.com

www.nikkei.com

そして、東証が上場企業に、「PBR(株価純資産倍率)1倍割れ是正」を要請し、低PBRを理由に資産売却や株主還元を要求するアクティビストも増えてきています。

 

さらには、来年から拡充・恒久化されるNISAも投資対象は中長期保有を目的とする割安高配当株が主流になるでしょう。

NISA買いを見越した割安高配当株の先回り買いも始まっているのかもしれません。

まさに「森を見るより木を見る相場」であり、割安高配当株物色は当面続くと思います。

割安高配当銘柄も数多くありますが、本日は以下に、私が注目する銘柄を載せますので、よろしければ参考にしてください。

内外テック(3374)PER5.9倍 PBR0.91倍 配当4.3%

今期最高益予想半導体製造装置部品商社です。
東京エレクトロンが主な取引先です。
3月決算で、年間配当が一括で支払われます。

②大倉工業(4221)PER6.7倍 PBR0.43倍 配当4.3%

https://www.okr-ind.co.jp/

合成樹脂フィルム大手
液晶向け光学フィルムなど新規材料部門が柱に成長してきています。

③竹本容器(4248)PER11.4倍 PBR0.94倍 配当4.26%

https://www.takemotopkg.com/

今期V字回復化粧品・食品のプラスチック容器メーカーです。
インドで化粧品市況が活況になっており、業績に寄与しそうです。

以上参考にしてみてください。

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2/28(火) IMAGICA GROUP(6879)に注目!

2月27日(月)

【相場概況】

 

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1213/値下がり銘柄556
騰落レシオ(25日)126.39%
空売り比率 42.4%
売買代金
東証プライム 2兆2986億円
東証スタンダード 1051億円
東証グロース 1715億円

2/24(金)米株市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】

 


【個別】

 

kabutan.jp



ファナック(6954)が大幅高になっています。


野村証券が同社の投資判断ニュートラル」→「バイ」に格上げし、目標株価20700円→26000円に引き上げています。

同証券では、FA受注は2023年1-3月期が大底と見ていて、今後は上昇局面が期待できる点を評価しています。

営業利益は2024年3月期1620億円予想に対し、2025年3月期2060億円を見込んでいます。

自動化需要、地政学リスク対応、カーボンニュートラルが次のサイクルの利益成長を牽引すると予想しているようです。


同様に同証券は安川電機(6506)THK(6481)も格上げしています。

kabutan.jp


ラサ商事(3023)が大幅反発し、上場来高値を更新しています。


同社は2023年3月期の通期予想の上方修正を発表しています。
営業利益23億円→28億円とし、年間配当も配当性向40%を基準としていることから、58円→68円に増配しています。


同社は、好業績で高配当、財務体質もよく低PBRということもあり、買い安心感があるとする向きもあるようです。

kabutan.jp

 

ヤマウホールディングス(5284)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、配当方針を財務の健全性を前提としながらも、連結配当性向30%程度とすることを発表し、期末一括配当30円→58円に大幅増配しています。

配当利回りは、ストップ高した株価を基準としても、尚5.63%になり、買いが殺到したようです。

株価は昨年来高値を更新し、どこまで勢いが続くのか注目されます。

kabutan.jp

モバイル端末ゲームを手掛けるオルトプラス(3672)ストップ高まで買われています。

同社はブロックチェーン人狼ゲーム」プロジェクトに開発パートナーとして参画すると発表しています。

人狼ゲーム」「ソーシャル・ディダクションゲーム」に分類され、世界中に愛好者がいるゲームのようです。

株価は底値圏から動意づくことになり、732万株もの買いを残しています。

思わぬ株価になる可能性もありそうです。

kabutan.jp

サイエンスアーツ(4412)ストップ高まで買われています。



同社は自社のライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」とリアルネットワークスのAI顔認証「SAFR」との連携機能を4/3から試験供給すると発表しています。

 


これにより、警備や鉄道、小売など安全の確保が必要な現場でAIを活用したセキュリティをサポートするとのことです。

株価は、目先75日線(929円)を越えられるかがポイントになりそうです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は小幅反落!


上向きの25日線(27453円)は下抜くも、75日線(27299円)がサポートとなる、小幅の陽線で終わっています。


「陽の陽はらみ」を形成してきていて、上値は、やや重いという状況です。

引き続き膠着状態が続く可能性もありますが、3月に入れば、どちらかに離れる可能性が高いと思われます。


今週も、米国では重要な経済指標の発表が目白押しになっています。

基本は「戻り売り」のスタンスと思われますが、指標の結果いかんで、大きく振れるボラタイルな動きになる可能性も十分あります。

少し、ポジションを落として、見極める展開と思われます。


【本日のトピック】

IMAGICA GROUP(6879)

https://www.imagicagroup.co.jp/


さて、本日はIMAGICA GROUP(6879)を紹介します。

同社は、映像制作、コンテンツ事業や映像機器を開発・販売等を展開する会社です。

【事業】


同社の事業は主に


・映像コンテンツ事業
・映像制作サービス事業
・映像システム事業

に分類されますが、24
社のグループ会社で構成されていて、イベント企画からハイスピードカメラ開発まで、映像に関する、ありとあらゆる事業をやっています。

【業績】

kabutan.jp


同社は2/72023年3月期の3Q決算を発表しています。

全セグメントで増収となり、大幅増収増益を確保していますが、当期純利益法人税等の増加により、前年同期比28.3%減17億6300万で着地しています。

しかしながら、通期予想に関しては、特別損益を計上したこともあり、当期純利益は2期ぶりの過去最高益になっています。

【トピック】

株価上昇につながりやすい材料も豊富にありそうです。

同社は、3/27に新規上場する、VTuverグループ「ホロライブ」を運営するカバー(5253)に出資しています。

IRに出資比率と目的を質問しましたが、現時点では答えられないとのことでした。

カバー(5253)はANYCOLOR(5032)と並ぶVTuber2大大手です。

株価が人気づけば、同社株も注目されるかもしれません。

www.nikkei.com


同社は、映像コンテンツ事業に分類されるIMAGICA EEX(イマジカ・イークス)においてメタバース事業も展開しています。

昨年末の日経新聞には、テレビ通販のQVCジャパンが同社技術を使い、メタバース販促イベントを開催したことが掲載されています。


私が注目したいのはフォトニック結晶チップの製造・販売を手掛けるフォトニックラティスです。


フォトニック結晶は、自然界の材料では実現できない光の制御が可能となる技術です。


フォトニックラティスは、フォトニック結晶を製品化している数少ない会社です。

2020年には、フォトニック結晶素子の売上1億円を突破し、装置売上400台を達成しています。


そして、フォトニックラティスは2021年IMAGICA GROUPの連結子会社になっています。

xn--r8jzdvima84a.com


フォトニック結晶と言えばNTT(9432)のIWON構想です。(IWON構想は上記ブログを参照ください。)

IRに確認すると、今のところ、フォトニックスラティスはNTTのIWON構想には携わっていないとのことでしたが、IMAGICA GROUPは昨年末、NTTとの共同研究に着手したと発表しています。

当然、フォトニックラティスのフォトニック結晶の技術を念頭においた研究と見るのが自然でしょう。


【バリュエーション】


株価は安値圏で調整しています。


PER7.7倍 PBR0.84倍配当利回り2.28%です。

【需給】


需給をみると、信用の買い残が少し多いのが調整の要因と思います。

しかしながら、最近はモルガン・スタンレー空売りを少しづつ解消してきていることがわかります。

調整局面で拾って、中期保有すれば面白い展開もあるのではないかと思いますがいかがでしょう?



 

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