えのキングの投資日記

日本株投資日誌

11/10(金) マーケットは強含むも海外投資家の本気が伺えない状況か⁉

11月9日(木)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

11/8(水)米株市況



【Fear and Greed Index】



【個別】

www.nikkei.com


花王(4452)が急伸しています。


同社が、8日発表した2023年1〜9月期連結決算国際会計基準)は、純利益前年同期比44%減325億円で着地しています。

中国での紙おむつ生産停止などの構造改革費用が響いたものの、7〜9月期でみると利益水準は想定以上として、好感する買いが入っているようです。


構造改革費用などを除く「コア営業利益」は、幅広い商品での値上げ浸透が奏功し、7〜9月期前年同期比56%増363億円で着地しています。

野村証券の大花裕司リサーチアナリストは8日付リポートで「7〜9月期のコア営業利益は野村予想(311億円)を上回り、ややポジティブ」との見方を示し、「25年12月期以降に年300億円の収益改善効果を見込んでおり、今後はこの金額の蓋然性に注目したい」と述べています。


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TOWA(6315)が急反発し、一時ストップ高になるまで買われています。


同社は8日引け後に、2024年3月期第2四半期累計連結決算を発表しています。

営業利益前年同期比59.3%減23億8,800万円となり、従来予想の18億5,000万円から上振れました。


高付加価値製品の売り上げ増に伴い、粗利益率が改善したことが利益を押し上げたとしています。

株価は10/19の5,900円を上抜けていて、新しいステージに入っていく動きです。


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タイガースポリマー(4231)が、場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、8日引け後に決算を発表しています。


2024年3月期第2四半期累計連結経常利益前年同期比3.4倍25.9億円に急拡大しています。

併せて通期の同利益を従来予想の23億円から27億円へと60.9%上方修正し、増益率23.1%増から98.0%増へと拡大しています。

円安に加え、材料費や労務費、物流費などが想定より抑えられたことが寄与したようです。



また、業績好調に伴い今期の年間配当を従来計画の20円から35円へと大幅増額修正しています。

営業利益が7期ぶり最高益更新の見通しとなったことが好感され、株価に弾みがついています。

勢いがどこまで続くか注目されます。


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ニッピ(7932)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は8日引け後に決算を発表しました。

2024年3月期第2四半期累計連結経常利益前年同期比54.6%増19.1億円に拡大し、減益予想から一転して増益で着地しています。

併せて通期同利益を従来予想の15億円から30億円へと2.0倍上方修正しています。


インバウンド需要の回復を背景に、健康食品用ぺプタイドやカプセル用ゼラチンが好調に推移し、化粧品関連事業や皮革関連事業なども計画を上回る業績となりました。

業績の成長性を期待する買いが大きく向かい、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。


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シュッピン(3179)がマドを開けて大幅続伸しています。


同社は8日引け後に、2024年3月期第2四半期累計単体決算を発表しています。

売上高前年同期比6.8%増233億8,100万円経常利益同0.8%減16億3,200万円で着地しています。

7-9月期経常利益同4%増となっています。

そして、同時に公表した10月度の売上高前年同月比25.0%増の45億7,200万円と大幅増になっています。

カメラ事業と時計事業がともに2ケタの成長となるなど大きく伸長し、時計事業ではEC売上高が伸びて販売単価も上昇したようです。

株価はこの流れで一気に8月15日の戻り高値1,284円を捉えると景色が変わってくるものと思います。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅反発!

昨日のマド埋めからの陽線となり、上昇する5日線(32,384円)から上放れる強い動きになっています。

kabutan.jp


明日はSQで、引け後に発表されたソフトバンクグループ(9984)の決算が赤字拡大になっていることを考慮すれば、明日の値動きは荒くなる可能性もありそうですが、引き続き、5日線をキープできるかどうかが、目先の注目点になりそうです。


【本日のトピック】

www.bloomberg.co.jp


さて、注目された米国債入札も順調な結果になり、長期金利も約3週間ぶりの低水準になっています。


8日のナスダックも、わずかながら上昇し9連騰S&P5008連騰になっています。

 


しかしながら、NAAIM指数をみると、機関投資家の手口は低調なままであることがわかります。

機関投資家は様子見姿勢を崩しておらず、彼らが買いに転じることになれば年末ラリーも期待できると思います。



日経平均が約1,000円急反発した10/30-11/2週に海外投資家は現先合計で+2213億円現物+577億円/先物+1636億円)になっていて、3週ぶりに買い越しになっています。

しかしながら、
過去の上昇局面と比較して金額は低調にとどまり、日本株への関心が盛り上がっていないことが伺えます。

 

エムスリー(2413)日足

一部グロース株に、復活の兆しが見えるのですが、海外投資家の本気が見えないうちは、ロットを落して打診買いに留めておいたほうが無難なのかもしれません。



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11/9(木) 景気後退判断は「サーム・ルール」が有効⁉

 

11月8日(水)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

11/7(火)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

www.nikkei.com


任天堂(7974)が大幅反発になり、2年5カ月ぶりの高値を付けています。


同社は、7日に2024年3月期(今期)連結営業利益前期比1%減5,000億円になりそうだと発表し、従来予想(11%減の4,500億円)を上方修正しています。

新作ゲームソフトへの期待が高く、会社計画にはさらに上振れ余地があるとの見方から買いが入っているようです。



同社は、5月発売のゼルダの伝説のヒットが寄与し、ソフト販売計画を1億8500万本と従来計画の1億8000万本から引き上げています。


なお、このソフト販売計画には、10月20日発売のスーパーマリオブラザーズ ワンダー」反映していないようです。

東洋証券の安田秀樹シニアアナリストは「上方修正後の会社計画はなおも保守的で、営業利益は5300億円程度まで上振れする余地がある」と指摘しています。


www.nikkei.com


マツダ(7261)が、一時15%を超える大幅上昇になっています。


同社は7日引け後に、2024年3月期第2四半期累計連結決算に併せ、通期の業績予想を見直し、最終利益の見通しを1,300億円から前期比19.0%増1,700億円に引き上げています。


為替の円安に加え、多目的スポーツ車SUV)の新型車の販売増が寄与するようです。


営業利益の従来予想からの増額要因は「為替」798億円、出荷台数の増加などで「台数・構成」223億円になっています。

マーケティング費用などの増加は減額要因だったものの、モルガン・スタンレーMUFG証券の垣内真司株式アナリストは7日付のリポートで「為替のみに依存しない増額はポジティブ」と評価しています。


www.nikkei.com


中越パルプ工業(3877)が大幅高になっています。

8日の日本経済新聞では、同社の、2023年4〜9月期連結営業利益前年同期比2倍30億円程度になったようだと報じています。

原料の木材チップや燃料の重油の価格高騰を織り込んだ紙製品などの値上げが寄与して利益を押し上げたとしています。

通期業績については上方修正する公算が大きいとも書かれていて、本日の見直し買いに繋がったようです。


一方、同社は同報道に対して、「概ね報道された内容に近い数字を見込んでおりますが現在精査中です。」としています。

同社は9日14時半に2Q決算を発表する予定となっていますが、事前にこれだけ買われれば出尽くしになる恐れもあり、上方修正と一緒に株主還元強化の発表があるかどうかが鍵になりそうです。


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フレクト(4414)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は7日引け後に決算を発表しています。

2024年3月期第2四半期累計経常利益前年同期比5.4倍の2.4億円に急拡大し、通期計画の5.4億円に対する進捗率は前年同期17.6%を上回る44.2%に達しています。

クラウドインテグレーションサービスで新規顧客の獲得と既存顧客の取引拡大を同時に実現し、過去最高の業績となったようです。

ドライバー働き方改革クラウドCariotサービスの契約数が323件と過去最高を更新したことも大幅増益に寄与したとのことです。

同社の成長性を評価する動きが優勢で、4,000円大台復帰も視野に捉えたと見られます。


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ヘリオステクノホールディングス(6927)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。


同社は7日引け後に決算を発表しています。

2024年3月期第2四半期累計連結経常利益前年同期比85.3%減0.8億円に大きく落ち込みましたが、従来の4.4億円の赤字予想から一転黒字で着地しています。

併せて通期の同利益を従来予想の7.2億円から11.5億円へと59.7%上方修正しています。

ランプ事業及び製造装置事業で出荷の前倒しや早期納入が実現していることに加え、利益面では販管費の削減が寄与するとしています。


また、業績好調に伴い期末一括配当を従来計画の8円から25円へと大幅増額修正しています。

株価は底値圏で推移していたことで割安感も強く、大きく買いが向かいました。

株価は75日線も突破し、新展開入りを示唆しています。




テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は続落!

ローソク足は陰線を引き、高値と安値も連日切り下がっていますが、終値では5日線(32,139円)75日線(32,147円)上をキープしています。

本日の安値で、直近構成された「三空踏み上げ」の最後のマド埋めが完了しています。

「上放れタスキ」のセオリー通りなら、明日は切り返す場面と思うのですが・・

明日は短期目線での正念場になりそうです。



【本日のトピック】

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さて、注目された米3年国債入札「無難」と受け止められたこともあり、米国債券の利回りは軒並み下落しました。

これを受けて、ナスダック2021年11月以来8連騰になり、S&P5002021年11月以来の7連騰になっています。

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引き続き、米株市場は「適度な景気減速による金利低下」を好感していますが、上記の米国クレジットカード延滞率が12年ぶりの高水準になったという記事のように、米国の景気悪化を示唆するニュースが多く散見されるようになってきています。

www.google.com


そのような中で、ⅩなどSNSでは「サーム・ルール」が話題になっています。


サームルールでは「失業率の3ヵ月平均が過去12ヵ月の最低値から0.5ポイント上昇した時」に景気後退と判断されます。

最近では01年、08年、20年にシグナルが発動して、いずれも景気後退となっています。

現在のサームルール指標は0.33なので、景気後退シグナルの0.5まではまだ少し余裕がある状態です。

https://t.co/B9NZ4GlZqX

t.co


今しばらくは、株価も上昇が続くと思いますが、こうした指標も参考にしながら判断するのも有効と思います。

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11/8(水) グロース株の逆襲が始まるか⁉

11月7日(火)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

11/6(月)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

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松屋フーズホールディングス(9887)が10連騰になり、連日で年初来高値を更新しています。


同社は、6日、2024年3月期(今期)連結純利益前期比75%増22億円になるとの見通しを発表しています。

従来予想(68%減の4億円)から一転して増益への上方修正とあって、好感した買いを集めているようです。

auカブコム証券の河合達憲チーフストラテジストは新型コロナウイルス禍で売り上げが苦戦していた時期にコスト削減などが進み、売り上げの伸びが利益に反映されやすくなった」と指摘し、株価は20年に付けた上場来高値(5130円、株式分割考慮ベース)を目指す展開が期待できるとしています。


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高田工業所(1966)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、6日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)連結決算発表にあわせて、通期業績予想の見直しを発表しています。

最終利益の見通しを10億円から15億円(前期比8.9%減)に引き上げていて、好感されたようです。

また、同社は、ふくおかフィナンシャルグループ(8354)傘下の福岡銀行保有するB種株の全てを2024年3月末までに取得して消却することで、同行と基本合意したと発表しています。

取得価額の総額は15億円で、臨時株主総会での承認を前提としています。

業績の回復基調が鮮明となってきたことが好感されていて、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。


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ティラド(7236)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。


同社は6日引け後に決算を発表しています。

2024年3月期第2四半期累計連結経常利益前年同期比35.7%増26.1億円に拡大し、従来の6.7%減益予想から一転して増益で着地しています。

併せて通期の同利益を従来予想の27億円から38億円へと40.7%上方修正しています。

また、業績好調に伴い今期の年間配当を従来計画の20円から160円へと大幅増額修正しています。

これに伴い配当利回りは前日終値換算で7.2%に跳ね上がることになり、ポジティブサプライズにつながりました。

更に発行済み株式数1.79%相当の12万株自社株を消却することも併せて発表していて投機資金の流入に拍車をかけています。

株価は1月の高値水準に達していて、年初来高値更新も視野に捉えたと見られます。


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イルグルム(3690)が急騰し、一時ストップ高になるまで買われています。


同社は6日引け後に、取得総数20万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.18%)・取得総額1億円を上限とする自社株買いの実施を発表しています。

また、100株以上を保有する株主に1,000円分のAmazonギフト券を年2回贈呈する株主優待制度を導入することも発表しています。

年間配当予想も前期比50銭増配7円90銭にするこを公表しています。


2024年9月期の業績見通しは、インキュベーションやEC構築・運用支援領域での売り上げ拡大を見込む半面、成長に向けた投資も継続する方針のため、増収減益になる予想になっていますが、積極的な株主還元が好感されたようです。


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サンウッド(8903)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。


同社は6日引け後に、京王電鉄(9008)完全子会社化を目的にTOBを実施すると発表しています。

TOB価格は1株1,250円になります。

京王は現在、同社株の21.13%を所有していますが、これまでの資本・業務提携に基く連携を更に進めたいとの考えのようです。

なお、TOB成立後に同社株は上場廃止となる予定です。

株価は明日も1,250円にサヤ寄せする動きになりそうです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅反落!


酒田五法の「三空踏み上げ」から、セオリー通り大幅安になりましたが、本日は押し目買いの好機を示す「上放れタスキ」を形成しています。

本日のローソク足は陰線になっていますが、75日線(32,125円)を下回る場面はなく、昨日ゴールデンクロスを形成した5日線(31,878円)25日線(31,501円)がともに上向きをキープしています。

短期的な上昇圧力は温存されているものと思われ、押し目は積極的に狙いたいところです。


【本日のトピック】

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さて、アトランタ連銀ボスティック総裁は、金融政策当局者には金利変更を急がずに経済の動向を見守る時間の余裕があるとの認識を示しています。

同氏は「金融当局はこの緩やかで着実な姿勢を続けるというのが、今の私の見通しだ」と発言し、インフレ率を政策当局の目標である2%まで低下させるのに、金融政策は十分に景気抑制的だと述べています。

同氏は、米金融政策当局者の中ではハト派に属する人物で6月から利上げ見送りを主張しています。

同氏は過去の積極利上げが景気を減速させ、徐々に物価圧力を和らげるとの見方を示していて、「リセッション(景気後退)に至ることなく」インフレ率を目標に近づけることは可能だと考えているとも述べています。


米国では、本日の3年国債の入札を皮切りに、10年30年の国債入札も順次おこなわれます。

仮に応札が活況で、金利低下ということになれば、グロース株の一段高に繋がるかもしれません。


日本でも、本日、日経平均が大幅安になる中、マザーズの後継指数であるグロース250は、しっかりの動きでした。

https://corporate.m3.com/


グロース株の筆頭格であるエムスリー(2413)あたりが切り返すのであれば、グロース株の逆襲が始まるのかもしれません。

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11/7(火) 米国リセッション入りを察知するためには・・

11月6日(月)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

11/3(金) 米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

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【個別】

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住友電気工業(5802)が急伸しています。


同社は、2日、2024年3月期(今期)連結営業利益前期比13%増2,000億円になる見通しだと発表しています。

従来予想から200億円上方修正し、過去最高益となる見込みとなり、アナリスト予想1836億円(10月30日時点のQUICKコンセンサス、10社平均)も上回っています。


半導体の部品供給不足の緩和に伴う自動車生産の回復で、主力の車部品の販売が伸びているほか、円安・ドル高の進行も利益を押し上げています。

SMBC日興証券の山口敦氏は2日付のリポートで、ワイヤハーネス(組み電線)の生産性改善やデータセンター向けの光デバイスに底入れの兆しがある点を指摘しています。


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KDDI(9433)が大幅反発しています。


同社が、2日発表した2023年4〜9月期連結決算国際会計基準)では、純利益前年同期比4%増3,686億円で着地しています。

アナリスト予想3,434億円(10月31日時点のQUICKコンセンサス、6社平均)を上回る堅調な決算を好感した買いが入ったようです。


デジタルトランスフォーメーション(DX)やあらゆるモノがネットにつながる「IoT」を含む法人事業が伸び、個人向けのモバイル通信料収入の減少を補っています。

野村証券の増野大作リサーチアナリストは3日付のリポートで、直近の7〜9月期は電力再販事業の損益改善に加え、携帯電話のARPU(1契約あたりの月間平均収入)のトレンドが上向いていることなどから、決算を「ポジティブな内容」と評価しています。

また、先週末は京セラによる保有株売却懸念なども強まる状況となりましたが、説明会などを受けて、自社株買いなどでの対応期待が高まる形になっているようです。


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免疫生物研究所(4570)が6連騰になり、ストップ高まで買われています。

 


同社は先週末2日引け後に、2024年3月期第2四半期累計連結決算を発表しています。

売上高前年同期比24.7%増3億6,500万円経常損益前年同期の1億2,900万円の赤字から3,000万円の黒字に転換しています。

4~9月期は抗体関連事業で主力製品のELISAキットの売上高が国内外ともに大幅に増加しています。

為替差益の発生や税金コストの大幅な減少も黒字化に寄与しています。

7-9月期も経常黒字となっていて、目先の株価は590円処の戻り売りをこなせれば一気に景色が変わってくると思われます。


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アルメディオ(7859)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は先週末2日引け後に決算を発表しています。

2024年3月期第2四半期累計連結経常利益前年同期比2.6倍10.5億円に急拡大しており、通期の同利益も従来予想の6億円から26億円へと4.3倍上方修正しています。

中国において太陽光発電パネル製造用の拡散炉用ヒーターモジュールの受注が、急激に伸長したことが上振れの主因とのことです。


収益水準の急拡大がサプライズとなり、買いが殺到しましたが、2025年3月期の業績に関しては反落を見込んでいることや株価も上値の節目水準に達していることを考慮すると慎重に動きを見たい処です。


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AIAIグループ(6557)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は先週末2日引け後に決算を発表しています。

2024年3月期第2四半期累計連結経常損益1億5,400万円の黒字に浮上して着地していて、通期の同利益を従来予想の3億5,000万円から7億円へと2.0倍上方修正しています。


更に、子会社のAIAI Child Careが、発達に課題のある子のための児童発達支援・保育所等訪問支援事業所「AIAI PLUS新百合ヶ丘(仮称)」を2024年4月、川崎市麻生区に開設することを発表しています。

今後も業績拡大の期待が高まっていて、株価も目先は1,000円大台乗せも意識される動きになるものと思います。



テクニカル分析


日経平均は、4日大幅続伸!

節目の32,500円や10月13日の戻り高値(32,533円)を突破しています。


ローソク足はマド空けを伴って陽線を描き、株価下方では5日線(31,563円)が上昇を開始した25日線(31,484円)を下から上に抜いて短期ゴールデンクロスGC)を示現しています。

25日線との乖離率は3.89%と過熱ラインの5%に届いていませんが、本日までの4連騰による上げ幅は2011.52円と大きく、酒田五法の「三空踏み上げ」を形成していることから、いったんは反動安があることも想定すべきと思います。


【本日のトピック】

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さて、11/3に発表になった、10月米ISM非製造業指51.8と市場予想の53.0を下回る結果となりました。

このことも、前日のブログで取り上げた雇用統計と共に、債券市場の急激なショートカバーを呼び込んだ要因と思われます。


ただ、それでも今回の51.8景気後退の目安といわれる50を上回っていて、「リセッション入りにもならない適度な弱さ」であったことが株価の大幅高に繋がったものと思われます。


当然、リセッション入りが示唆されるような環境になれば株価は下落します。

そして、その時には短期債と長期債の「逆イールド」も解消されるでしょう。

株価は、しばらくは適温状態で戻りを試すものと思いますが、いずれ米国景気もリセッション入りは避けられないものと思います。

景気の先行指標と言われるISM指数債券の逆イールドはチェックしておいたほうがよさそうです。

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11/6(月) 年末ラリーの流れが出てきた日米市場⁉

11月2日(木)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

11/2(木)米株市況

11/3(金) 米株市況


恐怖指数



【Fear and Greed Index】

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【個別】

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京セラ(6971)が急伸し年初来高値を更新しています。


同社が、1日発表した2023年4〜9月期連結決算(国際会計基準で、営業利益前年同期比29%減540億円で着地しています。


半導体需要の回復遅れで減収減益となったようですが、7〜9月期営業利益283億円4〜6月期257億円からは増加しています。

株式相場全体が強気に傾いている地合いも追い風に、業績の底入れを期待した買いが優勢になっているようです。


2024年3月期(今期)営業利益予想前期比7%減1200億円と、従来の1470億円から引き下げていますが、嫌気した売りは目立っていません。

市場では「今回の下方修正で、おおむね悪材料は出尽くしたとの見方が強まっているようだ」(証券ジャパンの大谷正之調査情報部部長)との声が聞かれています。

 


また、同社は決算説明会の質疑応答の中で、政策保有株式であるKDDI(9433)株の活用策を検討していることを明らかにしています。

KDDI株の活用策に対する期待が高まり、機関投資家を中心に買いが集まったと見る向きもあるようです。


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サイバーエージェント(4751)が大幅高で3日続伸しています。


同社が1日発表した2024年9月期(今期)見通しは、営業利益300億円前期比22.2%増になっていますが380億円程度の市場コンセンサスを大きく下回っています。

ウマ娘 プリティーダービー」の人気が一服するなか、ゲーム事業では大幅な営業減益となっています。

しかしながら、同社株は前回の決算発表以降売られてきたこともあり、ある程度は織り込み済みで、アク抜け的な動きに繋がっているようです。

また、説明資料によれば、ゲーム事業では9月から提供開始したスマートフォン向けゲームFINAL FANTASY VII EVER CRISIS」が国内・海外と想定以上の滑り出しとのことです。


更にメディア事業では連結グループ化した子会社の貢献もあって7-9月期売上高は大きく伸びており、営業利益0.6億円の赤字に留まり、黒字化間近となっています。

これらが好感されて先行き期待から本日は買戻しや見直し買いに繋がっている様子です。


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オルガノ(6368)が8日続伸になり、年初来高値を更新しています。


同社は、1日に上半期決算を発表、営業利益78.6億円前年同期比20.7%増となり、10月25日の修正計画水準で着地しています。

業績の数字自体は既に2Q・通期共に上方修正済みだけにサプライズはありませんでした。

しかし、受注高2Q累計で前年同期比2.7%減となっているものの、7-9月期で見れば前年同期比61.6%増前四半期比では126.7%増となっています。

受注が急回復している格好となっており、先行き期待が強まった様子です。



また、この決算を受けゴールドマン・サックス証券が同社株の投資判断「買い」継続とし、目標株価6,500円まで引き上げたことも本日は買い安心感に繋がっている様子です。

同社の好調な受注高を受け、やはり半導体向け純水製造装置手掛ける野村マイクロ・サイエンス(6254)も大幅高となっています。



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デクセリアルズ(4980)が続急伸し、年初来高値を更新しています。


同社は1日引け後に、2024年3月期第2四半期累計の連結決算を発表しています。

営業利益前年同期比23.2%減150億4,500万円になったものの、7-9月期では前四半期(4-6月期)に比べ2.1倍101億8,000万円となりました。

7-9月期は在庫調整の完了と季節性要因が寄与したとしています。

目先の株価は2022年6月高値4,445円がターゲットになってきそうです。


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マイクロアド(9553)が急反発し、ストップ高まで買われています。

 


同社は、人材採用向けサービス「conel(コネル)人材採用パッケージ」の提供を開始すると発表しています。


これは、子会社のcoryが提供する企業のLINE公式アカウントを活用したマーケティングサービス「conel」と、マイクロアドマーケティングプラットフォーム構築サービス「UNIVERSE」保有するビジネスデータを連携させたもののようです。

LINEアカウントへの友だち集客、チャットボット機能を活用した企業認知向上施策やユーザーのエントリー誘導までを一気通貫でサポートするとのことです。

本日の大幅高で株価は2ヵ月半ぶりに25日線超に浮上していて、トレンド転換が見込まれそうです。

 

テクニカル分析

 


日経平均は3日続伸!

前日に突破したばかりの25日線(31,451円)を上放れ、ローソク足は2日連続でマドを空けて上昇しています。

日経平均 週足 MACD


週足ローソク足でも、今週の大陽線が前週の陰線を覆う「陰の陽包み」を形成していて、中期トレンドにおいても地合い改善が進んでいることが伺えます。


2日のナイトセッションの日経先物32,330円 +450円まで上昇し、文化の日日経平均CFD32,713円 +300円とさらに大幅高になっています。

www.google.com


10月の米雇用統計は、雇用者数が前月比15万人増となり、市場予想18万人増を下回る結果になりました。

失業率は予想外の3.9%へと上昇し、約2年ぶりの高水準になっています。

 

 

米国10年国債利回り


これにより、ショートポジションが極端に積み上がっていた米国債先物の買戻しが一斉に出たため、長期国債利回りが、一時4.5%を割り込むまで下落しました。



米国決算発表が進んでいますが、S&P500社の内、376社の発表が終わった時点では、前年同期比ベースで増収増益見込みです。

売り上げは微増ですが、業績は約5%の増益となっています。

先週までの金利上昇により、株の魅力が帳消しにされてきたのが、金利下落により株の見直し買いに繋がったようです。

ナスダック 100


ナスダック100も下落トレンドからの転換となる15,150を貫通する勢いです。

米実質金利推移

実質金利2%~2.5%のレンジで安定推移してくれれば、米国株は調整を挟んだがゆえに、逆に年末に向けて上昇するものと思われます。


11/6の日経平均は、ギャップアップからスタートするのが、ほぼ確実なため、場合によっては、目先「三空踏み上げ」となり、上昇一巡後は調整に入るかもしれません。

しかしながら、前述の【個別】で取り上げた京セラ(6971)サイバーエージェント(4751)のように、足元は悪くても業績回復期待で買われる上昇トレンド時特有の物色のされ方をされる銘柄も出てきています。

年末ラリーの流れが出てきているものと思います。

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11/2(木) まだまだ予断を許さない米株市況

11月1日(水)



【相場概況】

 



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

10/31(火)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

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トヨタ自動車(7203)が大幅続伸しています。

円相場が1ドル=151円台まで円安・ドル高が進み、海外収益の上振れ期待から買いが優勢となっています。


また、同社は午後1時55分に決算発表を行い、2024年3月期の連結業績予想の増額修正を発表しています。

営業収益は、従来予想の38兆円から43兆円(前期比15.7%増)に、純利益2兆5,800億円から3兆9,500億円(前期比61.1%増)に見直されました。

市場では純利益は3兆5,800億円前後への見直しを予想する見方が多く、想定以上の上方修正が好感されたようです。

なお、今期の想定為替レートは1ドル=141円(従来125円)に修正されています。


また、6,000万株(発行済み株式数の0.44%)、1,000億円を上限とする自社株買いも発表しています。

取得期間は11月2日から2024年4月30日までになっています。


更には、1株当たり30円(前年同期比5円増)の中間配当も実施するとしています。

www.nikkei.com


トヨタは10月31日、米ノースカロライナ州で建設中の電池工場に約80億ドル(1兆2000億円)を追加投資すると発表しています。

同社の電気自動車(EV)の世界販売台数は今期見通しの20万台から、2026年に150万台に増やす計画です。

市場では「EV戦略の進展も支援材料」アイザワ証券の横山泰史アナリスト)との声もあるようです。


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レーザーテック(6920)が4,600億円を超える大商いをこなしながら大幅高になっています。


同社が、31日発表した2023年7〜9月期の連結決算は、純利益前年同期比14%増7
7億円で着地しています。


7〜9月期は採算性の低い装置の売り上げを計上し、利益率が低下していますが、会社は低採算装置の収益計上は完了したと説明しています。

SMBC日興証券の担当アナリスト、花屋武氏は「今後の収益改善の確度が高まった」と指摘しています。


7〜9月期の受注高前年同期比36%減407億円に留まっています。

同社は24年6月期(今期)の後半に向けて受注が回復すると説明していて、今のところ特段の悪材料視はされていない様子です。


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日本たばこ産業(2914)が大幅続伸し、年初来高値を更新しています。


同社は、31日、2023年12月期(今期)の連結純利益国際会計基準)が前期比5%増4,640億円になりそうだと発表しています。

従来予想を70億円上方修正していて、好感した買いが入ったようです。

英国など海外でのたばこの値上げが奏功し、純利益見通しはアナリスト予想平均の4,519億円(10月24日時点のQUICKコンセンサス、9社)を上回っています。


国内では加熱式たばこの「プルーム・エックス」が競争激化のなかでもシェアが拡大しています。

11月21日には同製品の次世代モデルが発売になるため、ある外資証券のアナリストからは「一段のシェア向上につながる可能性が高く、継続的な伸長は評価ポイントだ」との声が聞かれています。


kabutan.jp


スタンレー電気(6923)が続急伸しています。


同社が発表した、2024年3月期第2四半期累計連結経常利益は前年同期比0.7%増201億円となり、従来の27.7%減益予想から一転して増益で着地しています。

同時に今期の年間配当を従来計画の52円から54円へと増額修正しています。

 


また、取得総数500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の3.04%)、取得総額100億円を上限とする自社株買いの実施も発表しています。

株主還元姿勢と業況を評価した買いを集めていて、目先は3,000円大台復帰も意識される動きになりそうです。


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日本電子(6951)が8営業日ぶりに急反発しています。


同社は、
2024年3月期第2四半期累計の連結業績に関し増額修正することを発表しています。

売上高650億円から前年同期比5.8%増685億円に、最終利益は計画の30億円から同1.0%増73億円に上振れして着地しています。


減益予想から一転、9月中間期は最終増益の形となっています。

為替レートが想定よりも円安で推移したほか、原価改善も寄与したようです。

株価は、直近2週間ほど下落を強いられてきましたが、下落前高値の5,056円を伺う動きになりそうです。



テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅続伸!

 


ローソク足はマドを空けて上昇し、上向きに転じた5日線(30,950円)を上放れ、25日線(31,468円)をも奪還しています。

陽の丸坊主に近い形状を描いていて、強い買い意欲を窺わせます。

短期上昇トレンド入りを示唆していて、目先は25日線超を固める動きになるか注目されます。


【本日のトピック】

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さて、ここにきて、一部のプロ投資家が米国市場に警鐘を鳴らしています。

米運用会社グッゲンハイム・パートナーズのアン・ウォルシュ最高投資責任者(CIO)は米長期国債について「売られすぎ」と指摘したうえで、投資環境は転換点を迎えていると述べています。

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マーケットの魔術師」にも登場する著名投資家のスタン・ドラッケンミラー氏も、米経済への懸念を強めていて、米2年債で「大規模な」強気ポジションを取ったことを明らかにしています。

彼らの相場感に共通するのは、米経済にハードランディングに近いものが起こり、米国債が逃避先として買われることにより金利が下落するというものです。


S&P500は、7月、9月FOMCでのタカ派発言やエヌビディア、テスラ、グーグルなどハイテク大手の決算の影響で下落してきました。

今晩のパウエル議長会見や明日のアップルの決算次第では、一段の下落もあり得ることを警戒しておいたほうがいいのかもしれません。

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11/1(水) 今後は思わぬ円安が大きなリスク要因に!

10月31日(火)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

10/30(月)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

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オリエンタルランド(4661)が一時4.5%超の下落になるも、売り一巡後はプラス圏を維持して引けています。


同社は、30日に2024年3月期(今期)連結純利益前期比30%増の1051億円になりそうだと発表し、従来予想(869億円)からの上方修正を公表しています。

優先入場できる有料の「ディズニー・プレミアアクセス」やTDR40周年関連商品の販売などで客単価が伸びているほか、新型コロナウイルスによる影響が薄れ、海外などからの客数が回復したことも増益に貢献したようです。

しかしながら、アナリスト予想のQUICKコンセンサスの1171億円(28日時点、15社)を下回り、売りが先行する流れになりました。


同社は、同日、25年3月期を最終年度とする中期経営計画を修正し、連結営業利益の目標「1000億円以上」から「1600億円レベル」に引き上げています。

野村証券の担当アナリスト三木成人氏は「(中計の修正も)各種目標は予想内でサプライズ感はない」としながらも「今後はチケット価格改定による単価上昇効果や24年6月開業の新エリアの貢献に注目したい」と指摘しています。

株価は、売り一巡後はプラス圏まで戻していて、上方修正された通期業績は物足りないものの、依然として保守的との見方も多いようで、下げれば買いたい向きも多いようです。


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アンリツ(6754)が急騰し、ストップ高まで買われています。


同社は30日引け後に、2024年3月期連結業績予想について発表しています。

売上高1,155億円から前期比0.5%増1,115億円へ、営業利益137億円から同7.2%減109億円へ下方修正しています。

しかしながら、7-9月期営業利益29.9億円前年同期比24.9%増となり、第1四半期0.6億円の赤字からは急改善し、20億円程度であった市場予想も上回っています。

通信計測機器の受注回復などで利益率が急回復していて、直近の株価下落で下方修正は織り込み済みとの見方が強く、アク抜け感から買われているようです。

本日39万株超の買いを残しており、7月に空けた窓水準に入っていきそうです。



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日本電気硝子(5214)が急反発し、年初来高値を更新しています。


同社は30日引け後に、取得総数800万株(自己株式を除く発行済み株式総数の8.60%)・取得総額200億円を上限とする自社株買いの実施を発表しています。


また、持続的成長と企業価値向上に向けた施策を公表し、2026年12月末までに総額500億円自己株式取得を実施する方針を示しています。

株主還元姿勢を評価した買いを集めています。

本日の大幅高で株価は直近1ヵ月ほど上値抵抗となっていた2,800円処を明確に上放れていて、新しいステージに入った感があります。


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リケンテクノス(4220)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、30日引け後に決算を発表しています。

2024年3月期第2四半期累計連結経常利益前年同期比4.0%増42億円に伸び、従来の25.7%減益予想から一転して増益で着地しています。

併せて、通期同利益を従来予想の78億円から90億円へと15.4%上方修正しています。


また、取得総数850万株(自己株式を除く発行済み株式総数の13.4%)、取得総額70億円を上限とする自社株買いの実施も発表しています。

株価は、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。


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ストライク(6196)が急反発しています。


同社は30日引け後に、2023年9月期決算を発表し、営業利益前期比23%増52億200万円と大幅な伸びを達成し、9期連続の最高益更新となっています。


また、続く2024年9月期前期比35%増70億3,700万円と伸びが加速する見通しです。


更に、2023年9月期年間配当は従来計画に3円増額前期比11円増配となる51円2024年9月期は更に11円増配となる62円を予想しています。

株価は目先、5月高値3,920円を目指すことになりそうです。



テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は反発!

ローソク足は陽線を描いて前日から高値と安値も切り上がり、下降中の5日線(30,883円)上方まで上ヒゲを伸ばしています。

しかしながら、大引けは5日線割れで先週末27日と同じパターンを描いていて、引き続き上値は重い模様です。

ただ、10/4安値30,487円は割り込まず、三角持合いを形成してきています。

三角保ち合いを形成するトレンドラインが収斂するにつれて値動きが小さくなっていて、そろそろどちらかの方向に放れる可能性が高いものと思われます。



【本日のトピック】

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さて、ご存じの通り、日銀はYCC運用を再修正し、指値オペの毎営業日実施を取りやめ、長期金利1%超えを事実上容認する方針を打ち出しました。

日銀は
緩和を続けている姿勢を保つため、YCCの10年金利の誘導目標も「ゼロ%程度」を残してはいるものの1%を上回ることも容認しているわけですから、YCC政策は事実上形骸化したといっても差し支えないと思います。


これを受けて、長期金利0.95%台まで急上昇しましたが、為替は、むしろ円安が進行しています。

t.co


日本の長期金利は、ここ1年上昇してきていますが、米長期金利も上昇していて、日米金利差が、あまり縮小していないことや、夕方、10月に為替が150円をつけたときも介入がされていなかったことが報じられたこともあり、円安に拍車がかかってきています。

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そのような中で、岸田政権は物価対策のために、税収の上振れ分を国民に還元するという文脈で、所得税減税及び給付金で対応することを検討しています。

減税やバラマキ政策は、インフレ促進政策の顔を持つため、物価高対策のためにインフレ政策を採用するという本末転倒なことを実施するつもりのようです。

そして、新NISAも一定割合が海外に向かうことを考えれば円安を助長させることになるかもしれません。

円安は輸出産業のEPSを上昇させる反面、輸入物価上昇を通じて、インフレを加速させるほか、地政学リスクが高い国際情勢の中で、エネルギー確保のためのコスト上昇(国富の流出)となります。

また株式市場においても、ドル建ての日経平均価格を押し下げることになり、日本株のドル建ての時価総額の低下により、MSCIワールド指数などからの日本企業の除外に繋がることになります。

既にこのレベルの円安は、日本にとってポジティブな面よりも、ネガティブな面が大きくなっています。

今後、日本にとって、どこまで進むか分からない円安が大きなリスク要因になるかもしれません。

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