えのキングの投資日記

日本株投資日誌

6/25(水)日本株需給は良好! やはり懸念材料は石破政権⁉

6月24日(火)



【相場概況】



【売買代金】



【米株市況】



【個別銘柄】

kabutan.jp

https://www.rhythm.co.jp/


リズム(7769)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、23日、未定としていた20
26年3月期業績予想を公表しました。

2026年3月期の業績予想は連結経常利益前期比55.2%増18億円に拡大する見通しで、2026年3月期第2四半期累計の業績予想も連結経常利益前年同期比59.0%増10億円に拡大する見通しです。

また、従来未定としていた期末一括配当151.75円実施する方針です。


15,000円相当となる株主優待の導入も発表しました。

23日終値をベースとした配当・優待利回りは、100株保有株主で8.8%の水準となります。


大幅増益見通しや株主還元拡充策を好感視する買いが向かい、株価は4,000円大台復帰となりましたが、年初来高値4,440円突破が期待されるところです。


kabutan.jp

https://www.nipponchuzo.co.jp/

日本鋳造(5609)が急反発し、一時ストップ高になるまで買われました。

www.nikkei.com


本日付の日経新聞朝刊にて、同社が「純度の高い鉄を材料として3Dプリンターで積層造形する技術を開発した」と報じられました。

最大99%の純度で機械向け部品などを製造できる技術で、2025年にも量産を始める方針です。

高価なアルミやチタンを代替でき、製造コストは3割程低減できるとしています。

また、新技術開発に関する国際特許も取得しているようで、今後の展開力に期待する買いが向かいました。

ただ、株価は、過熱感も台頭したことで上値は重く、慎重に動きを見たい処です。


kabutan.jp

https://www.kuramoto.co.jp/


倉元製作所(5216)が大幅続伸しています。


同社は、23日引け後に、子会社のアイウイズロボティクスが手掛ける業務用清掃ロボットが大手コンビニ「ファミリーマート」への導入台数が6月末までに累計1,100店舗となる見込みと発表しました。

業績寄与を期待する動きが優勢となり、急騰習性に期待する短期筋の買いを呼びこんでいるようです。

同社株は昨年2月下旬から6月中旬にかけて約4カ月で株価を8倍化させる大化け相場を展開した経緯があるだけに思惑も高まりやすいようです。


【本日のトピック】

 

www.bloomberg.co.jp


さて、米国株式市場の大引け後に、トランプ米大統領イスラエルとイランが停戦に合意したと発表しました。

もっとも、マーケットは今回の紛争が中東プロレスにすぎないと早々に見切っていたようで、WTI原油先物は前日から大きく下落していました。

原油価格上昇により米インフレ再燃、利下げが遠のきスタグフレーション突入というバッドシナリオは、とりあえず回避できた様子です。

www.bloomberg.co.jp


この状況下で、ボウマン米連邦準備理事会(FRB)副議長が状況次第で早ければ7月に利下げを支持する可能性があるとも述べています。

www.bloomberg.co.jp


20日には、ウォラーFRB理事が同様の発言を行っています。

米10年債利回り 日足チャート 2025年1月7日~6月23日


FRB要人によるハト派発言により、米10年債利回りは低下しています。


関税の影響を多くの企業は値上げせず、企業努力で吸収しています。

それだけに、次の決算は厳しい状況が想定されますが、7月にFRBが利下げを実施すれば、マーケットの悪化を食い止めることができるかもしれませんね。

www.nikkei.com


海外投資家は、SQ後も日本株を買い越し、11週連続での買い越しになっています。

主体が欧州系であることからオイルマネーが割安な日本株に資金を入れているとも囁かれています。

t.co


これから月末にかけて日本株の需給はよくなることが想定されます。

総額10兆円規模になる配当の再投資が期待できますし、6月権利落ち先物買いも期待できます。

t.co

懸念されるのは、やはり石破政権です。

関税停止期限である7/9が迫る中、石破首相はトランプ大統領が出席するNATO会議にいかないとのことです。

たぶん、トランプ大統領に会うのが嫌なのでしょう。

mainichi.jp


赤沢大臣は、交渉が五里霧中で交渉の仕方を日鉄会長に教えを乞うたとのことですが・・

 

都議選惨敗で辞任会見かと思えば、石破首相の夢を語る会見だったようです。

マーケットの懸念材料を取り除くには、参議院選挙しかなさそうです。

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6/24(火) プロから学ぶTOB候補銘柄⁉

6月23日(月)



【相場概況】



【売買代金】



【米株市況】

6/20(金)米株市況



【個別銘柄】

www.nikkei.com

https://www.sapporoholdings.jp/


サッポロホールディングス(2501)が急伸しています。

www.nikkei.com


同社の
不動産事業の売却を巡り、日本経済新聞電子版が22日に「早ければ11月にも最終的な買い手が固まる見通しとなった」と報じました。

2次入札の締め切りは8月を予定し、資金力のある投資ファンドの他、三菱地所(8802)東急不動産HD(3289)などが参加する模様です。

投資不動産の全体価値は昨年末時点の時価ベースで4,029億円とも見られ、構造改革の進展などが期待される動きとなりました。

西村証券の瀧山裕二チーフストラテジストは「譲渡額は4000億円規模との報道もあったが、応札数の多さから価格がつり上がるとの思惑が強まった」との見方を示しています。

同社は売却で得た資金を、売上高の7割超を支える酒類に投じる方針です。

ただ、「ビールなど酒類を買収するにしても、出物が少ない」(市場関係者)と指摘する声もあり、瀧山氏は株価の先行きについて、不動産売却で得た資金の用途を見極める必要があるとみているようです。


www.nikkei.com

https://www.hogy.co.jp/


ホギメディカル(3593)が急伸しています。


同社は、20日に開いた定時株主総会で、アクティビスト(物言う株主)として知られる投資ファンドダルトン・インベストメンツ最高投資責任者(CIO)を務めるジェームズ・ローゼンワルド氏取締役に選任する株主提案の議案が可決されました。

会社側は反対の立場をとっていましたが、これによって、ダルトンが経営に直接参画することになります。

議決を受けて「今後は独立社外取締役(監査等委員)とは異なる立場から、経営監督の一層の強化に尽力してもらえると期待している」とのコメントを出しています。

ダルトンはほかの株主と同社株を26.4%(5日時点)共同保有しており、事実上の筆頭株主になっています。

しんきんアセットマネジメント投信の藤原直樹シニアファンドマネージャー「ホギメデは自己資本利益率ROE)の向上などが課題で、ダルトンから社外取締役が加わることで株主還元やキャッシュ(資金)創出などの期待が膨らんでいるようだ」と指摘しています。


kabutan.jp

https://www.deliv.co.jp/

デリバリーコンサルティング(9240)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、20日引け後に、アクセンチュアとの販売代理店パートナーシップ契約の締結を発表しました。

アクセンチュアは、「テクノロジーと人間の創意工夫で、まだ見ぬ未来を実現する」をパーパスに掲げ、生成AIを中心に据えた全社変革の豊富な知見を有する総合コンサルティング企業です。

今回の契約によりアクセンチュア保有するソフトウェアの一部を日本国内で販売する正規代理店として共同で市場拡大を目指し、一層多様な業界・業種の顧客へのDX推進に貢献するとしています。

同社は、同件が2025年7月期業績に与える影響は軽微としていますが、業績寄与期待感から買いが優勢です。

目先は5月26日の年初来高値485円が意識される動きになりそうです。


【本日のトピック】

 


さて、東京証券取引所が2023年に「PBR1倍割れ企業へ改善要求」を出したことから、親子上場を解消するTOBを実施する会社が増えています。

2025年5月だけでも NTTデータ鳥居薬品住信SBIネット銀行 など、TOB・完全子会社化が相次いでおり、中でも、五月こと片山晃氏住信SBIネット銀行一撃で70億円は圧巻でした。


当然次はあやかりたいと思いますが、ここはひとつプロが選定する銘柄を参考にするのも一考かと思います。

上記はファイブスター投資顧問が運用している資本効率向上ファンド(愛称:TOBハンター)です。

2025年2月に設定になり、設定来リターンは+6.11%、年率に直せば+26.77%ですのでかなり効率的ですね。


同ファンドの組み入れ上位10傑は上記の通りです。

組み入れ銘柄をみると

1、住友電設(1949)


・PBR 1.87倍
配当利回り 2.57% 配当性向40%前後
・親会社の住友電工(5802)が50%保有 

親子上場解消可能性あり


2、ブレインパッド(3655)


・PBR 4.53倍
配当利回り 0.59%(利益は全て成長投資に)
・独立系でTOBの可能性は低い

ビッグデータ解析で21期連続増収、営業利益率11%以上
ROE 17.43%で極めて高収益


3、菱友システムズ(4685)


・PBR 2.42倍
配当利回り 2.34%
三菱重工(7011)が31.1%保有

防衛・宇宙関連事業を担うため、グループ内統合あるか?


4、コスモスイニシア(8844)


・PBR 0.91倍
配当利回り 2.86%
大和ハウス工業(1925)が38.1%保有

資本効率向上で完全子会社化あるか?


5、シグマクシス・ホールディングス(6088)


・PBR 7.43倍
配当利回り 2.05%
伊藤忠商事(8001)が9.2%保有

成長株で戦略的買収あるか?


6、ジャパンエンジンコーポレーション(6016)


・PBR 4.32倍
配当利回り 1.12%
三菱重工(7011)14.8%、名村造船(7014)10%保有

業界再編時統合もあるか?


7、黒崎播磨(5352)


・PBR 1.11倍
配当利回り 3.67%
・日本製鉄(5401)42.8%保有

村上ファンド系の野村絢氏も関与
親子上場解消に圧力かかる?


8、JMDC(4483)


・PBR 3.24倍
配当利回り 無配
・2023年 オムロン(6645)がTOBで54.2%保有

医療ビッグデーターで急成長 シナジー効果最大化に向けて完全子会社化あるか?


9、ピーエス・コンストラクション(1871)


・PBR 1.42倍
配当利回り 4.54%
大成建設(1801)が50.1%保有

建設業界では親子上場解消が相次ぐ。配当も高くじっくり持つのもありか?


10、東洋建設(1890)


・PBR 1.79%
配当利回り 6.14%
任天堂創業家のYFOが28%保有 

 

TOB防衛策として実施された高配当(配当性向99%)が継続中 将来的な再編余地ありか?


比較的割安銘柄だけではなく、成長株もバランスよく組み入れていることがわかります。

黒崎播磨(5352)ピーエス・コンストラクション(1871)あたりを現物で配当もらいながらじっくり持つか、タイミングをみながら成長株投資としてブレインパッド(3655)シグマクシスホールディングス(6088)を狙ってみるのもおもしろいかもしれないですね。

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6/23(月)遠くの戦争より石破政権のほうがダメージ大⁉

6月20日(金)



【相場概況】



【売買代金】



【米株市況】

6/20(金)米株市況



【個別銘柄】

www.nikkei.com

https://www.okamurashokuhin.co.jp/


オカムラ食品工業(2938)が大幅続伸し、年初来高値を更新しています。


同社は19日引け後に、連結子会社のMusholmが、RBAの株式51%を取得して子会社化すると発表しました。

RBAはラトビア共和国サーモントラウトの養殖事業を行うことを目的として設立された会社で、順調に進めばラトビア政府から水揚げ量1万トンに相当する養殖ライセンスの付与が見込まれています。

同社はは現在、日本とデンマークでサーモントラウトの養殖をしていますが、北欧など養殖先進国では新規の養殖ライセンスの獲得が難しく、養殖量はグループ全体で年間7,000トン台と伸び悩んでいます。

同社は今回の子会社化で大幅に養殖量を増やすことを計画しています。

同社の橋本裕昭常務取締役兼最高財務責任者CFO)は日経QUICKニュースの取材に「海外での養殖事業拡大に向けて引き続きライセンス獲得を目指したい」と話しています。


kabutan.jp

https://nulab.com/ja/

ヌーラボ(5033)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は
プロジェクト管理ツールを軸としたクラウドサービスを手掛けており、2026年3月期の営業利益は成長投資負担やサーバーコストの増加などで営業大幅減益見通しにあるものの、トップラインの2ケタ成長は維持される見込みで成長期待は失われていません。

そうしたなか、19日取引終了後、ABEJA(5574)と生成AIを活用したタスク管理支援機能の共同開発を開始したことを発表しました。

タスク管理支援機能を今秋に実装する予定とし、同社ではプロジェクト・タスク管理ツール「Backlog」における活用を視野に入れた検討を進めています。

株価は1,000円大台を回復し、75日線も突破しています。

目先この勢いがどこまで続くか注目されます。

 

kabutan.jp

https://convano.com/


コンヴァノ(6574)ストップ高買い気配になっています。


同社は、19日、2026年3月期連結最終利益を従来予想の3.34億円から6.54億円へと95.8%上方修正し、増益率4.3倍から8.4倍へと拡大することを発表しています。

過去最高益予想を更に上乗せしています。

ネイル事業で、データドリブンなマーケティング強化が顧客基盤の拡大と単価向上の両面で想定を上回る成果を生んでいることに加えて、リピート施策や広告費の最適化による既存顧客数の増加とSNS・デジタル広告の活用などによる新規顧客数の増加を見込むことが要因です。

また、連結子会社シンクスヘルスケアで5~6月にかけて契約院数が想定よりも順調に増加し取扱高も拡大したことや、同じく連結子会社虎ノ門キャピタルによる任意組合型ファンドのエグジットが具体化してきたことなどの影響を織り込んだようです。


また、中期経営計画で定めた2027年3月期の業績計画について、売上高100億円から150億円営業利益10億円から30億円へと上方修正しています。

2026年3月期業績予想の上方修正に伴い、「シナリオ達成の確度が高まった局面でこそ、より挑戦的な目標を掲げることが企業価値最大化に資する」との方針のもと数値目標を引き上げたようです。

調整局面にあった株価は戻りを試す展開になり、目先は年初来高値7,460円ブレイクが期待されます。


【本日のトピック】

 


さて、トランプ大統領は、22日、「イランの3つの核施設への攻撃を完了した」SNSに投稿しました。

 

爆撃した全てのB-2爆撃機は既に帰還済みのようです。


サンデーダウは反落!


サンデー原油も80㌦乗せまで急騰しています。

今後は原油価格の推移が注目されます。

原油価格が100㌦を超えるような高騰になれば、米国もインフレ再燃が現実的なものになり、利下げが遠のく可能性が出てきます。

当然株価にはマイナスに作用するでしょうし、スタグフレーションに陥る可能性も否定できないでしょう。


ただ、一方でトランプにとっては、急速にシーア派が弱体化する中、弱ったイランをたたけばイランの体制変換を促すことができるとの勝算に基づいての攻撃と思われます。

ハメネイ体制が崩壊して、かっての王政体制に戻る、もしくは民主化が進むことになれば、イランの国際社会復帰の道が開かれることになるでしょう。

トランプはウクライナ休戦にてこずっており、イランを叩いて、中東和平の道を開くことにより、ノーベル平和賞受賞を受賞することを狙っているのかもしれません。

イラン原油が国際ルートに流れることになれば、原油価格下落につながる可能性もあると思います。


www.google.com


SNSでは、第三次世界大戦勃発かと揶揄するポストもみられますが、中国やロシアがダンマリを決め込んでいる以上、第三次世界大戦にはなりようがありません。

news.yahoo.co.jp


ホルムズ海峡封鎖もさわがれていますが、機雷封鎖やミサイルによる威嚇は短時間しか効果がないと言われています。

機雷除去には、米軍だけではなく多国籍部隊も協力すると見られており、こうした部隊を攻撃すれば、イランはイスラエルだけでなく、多国籍部隊と戦う状態になります。

その結末はイラク戦争サダム・フセインが証明しています。

 

すでに、イランには戦闘機もなく日本製のタンカーを改造した空母しかないと見る向きもあります。

イランが米国に対抗できるのはテロ行為しかなく、これ以上の大きな紛争にはならないと思います。

休み明けのマーケットは「おはギャー!」からスタートするかもしれませんが、冷静に買い場を探るのが有効と考えます。

今回も「遠くの戦争は買い」という格言が当てはまると思います。

www.nikkei.com


石破政権は、核開発を進めるイランを擁護するともとられるイスラエルの軍事行動は許しがたい」と発言し、G7で総スカンを食らいました。

G7では180度転換し、自衛権をアピールしましたが、党首会談では
「外相が発したものが日本政府の立場だ。G7はG7だ。」と開き直っています。

www.nikkei.com


媚中反米政権下では、日米交渉などまとまるはずもなく、このことのほうが、日本株にとって、よっぽど大きなダメージになるのかもしれません。

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6/19(木)19日は「おはギャー!」にならないよう祈りたい。

6月18日(水)



【相場概況】



【売買代金】



【米株市況】

6/17(火)米株市況



【個別銘柄】

www.nikkei.com

https://www.nintendo.co.jp/


任天堂(7974)が5日続伸し、上場来高値を更新しています。

Nintendo Switch 2|任天堂

6月5日に発売した新型ゲーム機ニンテンドースイッチ・ツー」の販売の伸びに期待した買いが続き、利益確定売りをこなして上昇しています。

「スイッチ2」は発売後4日間の世界累計販売台数が350万台以上となり、初代スイッチのおよそ2倍の水準で売れています。



タレントの中川翔子がスイッチ2で炎上騒ぎを起こしていますが、いかにスイッチ2が一世を風靡しているか象徴するようなエピソードです。

同社はスイッチ2の2026年3月期の世界販売1,500万台を計画していますが、市場では2,000万台を予想するアナリストも出てきています。

東洋証券の安田秀樹シニアアナリストは6月中に600万台の販売を予想していますが、「25年4〜6月期業績のアナリスト予想が切り上がり、次第に株価に織り込まれてくるだろう」と一段の株価上昇を見込んでいるようです。


www.nikkei.com

https://www.nisshin-oillio.com/

日清オイリオグループ(2602)が急反発しています。


同社は、
17日、100億円を上限に自社株買いを実施すると発表しました。


同社は、2029年3月期までの中期経営計画で200億円を目安に自社株買いを実施する方針を示していますが、今回はその一環のようです。

同社の自社株買いは2021年3月期以来およそ5年ぶりとなりますが、今回は発行済み株式総数(自社株を除く)の7.67%にあたる250万株を取得する大型案件です。(2021年は上限120万株、総額30億円)

 東洋証券の大塚竜太ストラテジストは「株式需給の引き締まり期待で買いが入っている側面が大きい」との見方を示しており、株価の中期トレンドの転換が期待されます。


www.nikkei.com

http://www.igport.co.jp/


IGポート(3791)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、17日引け後に、サンリオ(8136)との資本業務提携契約の締結を発表しました。

サンリオが第三者割当による自己株式処分を引き受けるなどで、発行済み株式の4.98%を取得する予定です。

サンリオが保有する知的財産を使用した映像制作やアニメ配信などの展開、商品化・ゲーム化などを通じたメディアミックス展開を進め、新たな事業機会を創出する方針です。

youtu.be


すでに、同社の子会社がサンリオキャラクターを用いたネットフリックス向けアニメ「My Melody & Kuromi」を制作しており、7月に配信開始が予定されています。

業績への期待感も高く、株価は一段高が期待できそうです。


【本日のトピック】

www.google.com


さて、17日に発表になった米国5月小売売上高は、2か月連続の減少となり、年初来最大の落ち込みを記録しました。

この減少は、関税の影響や個人の家計不安から、年初に買いだめをしていた消費者が、その反動で買い控えに転じたことが背景とみられます。

特に、裁量消費やサービス支出の減少が目立ち、個人消費の鈍化が現実のものとなりつつあります。

www.nikkei.com


トランプ関税については、多くの企業が値上げを実施せず、企業努力で吸収しています。(次の決算が心配

にもかかわらず、消費者が買い控える構図が見えてきたのは非常に気持ちが悪い状況です。

www.nikkei.com

WTI原油 日足

折しも、中東の地政学リスクの激化により、原油価格は再び72ドル台へと浮上してきました。

エネルギー価格の上昇は、可処分所得を削り、今後の小売売上にさらに悪影響を与える可能性があります。

個人消費GDPの約7割を占める米経済の基盤です。

今回の小売売上データは、その基盤に揺らぎが生じ始めているサインとして受け止めるべきと考えます。


FRBウオッチャーのニック記者は、「関税がなければ、インフレの最近の改善により、FRBが今週利下げの準備をしていると考える十分な理由がある。」とポストしています。


18日、27時にはFOMCが開催され、27:30にはパウエル議長の講演があります。

今回のFOMCでは利下げはないと見る向きが大半(あれば、超絶サプライズ!)ですが、パウエル議長の発言がハト派に転じる可能性はあるかもしれません。

日米金利差(10年)とドル円相場

足元では、米金利が低下しても、ドルが買われる動きが見られますので、パウエル議長がハト派に転じたとしても必ずしも円高になるとは限りませんが、19日が米国市場が休場となるため、19日の日本市場はボラが高くなる可能性があるように思います。


ニュースソースは不明ですが、著名投資家のCis氏が中東の核戦争を連想させるようなポストをしているのも気味が悪いです。

19日が「おはギャー!」にならないよう祈りたいところです。

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6/17(火)やはり、じっくりと押し目買いのチャンスを探るのが正解か?

6月16日(月)



【相場概況】



【売買代金】



【米株市況】

6/13(金)米株市況



【個別銘柄】

www.nikkei.com

https://www.advantest.com/


アドバンテスト(6857)が急伸しており、同社1銘柄で日経平均217.93円引き上げています。


JPモルガン証券が13日付リポートで目標株価1万500円から1万1000円に引き上げており、材料視した買いを集めたようです。

投資判断は3段階評価で最上位の「オーバーウエート」を維持しています。

担当アナリストの鹿内美欧氏らは、生成人工知能(AI)需要で「複数機能を1つのチップに集約したシステム・オン・チップ(SoC)や広域帯メモリー(HBM)関連の高い需要が続いている」と指摘しており、試験装置の需要増から「今後も業績は高い成長が実現できる」と分析しています。

楽天証券経済研究所の今中能夫チーフアナリストは、「中国でAI向け半導体の内製化が進み、試験装置の需要が伸びれば、アドテストには追い風。改めて今後の業績拡大期待が高まっているようだ」との見方を示しています。


kabutan.jp

https://www.brains-tech.co.jp/


ブレインズテクノロジー(4075)が場中値つかずのストップ高比例配分になり、年初来高値を更新しています。


同社は、13日の取引終了後、2025年7月期第3四半期累計(2024年8月~2025年4月)の単体決算を発表しました。

売上高前年同期比29.6%増9億4,200万円、経常利益同2.5倍1億2,200万円で着地しています。

経常利益は通期計画の進捗率が118.4%となり、すでに超過しています。


ソフトウェアライセンス数が堅調な伸びを示し、複数の大型案件の計上も寄与したようです。


同社の取引先には大手企業が多く、決算期の関係で2~4月期の売上高が大きくなる季節性があるとのことで、通期の業績予想は据え置いています。

株価は、この勢いがどこまで続くか注目されます。


kabutan.jp

https://www.tanseisha.co.jp/

丹青社(9743)が急反発し、年初来高値を更新しています。


同社は、13日、20
26年1月期連結業績予想について売上高980億円から1,000億円(前期比8.9%増)、営業利益60億円から75億円(同45.7%増)へ上方修正すると発表しました。


配当予想60円から70円に引き上げています。

大阪・関西万博関連のプロジェクトで工期や原価上昇リスクを顕在化させずに完了できたことで収益性が改善したようです。

株価は、本日の大幅高で2020年1月以来の高値水準に到達しており、新展開入りが期待できそうです。


【本日のトピック】

www.bloomberg.co.jp


さて、中東の地政学リスクが激化する中、本日の日経平均は大幅高になりました。

WTI原油先物価格 日足チャート 2025年1月3日~6月16日


中東の地政学リスクは、55㌦まで下落していた原油先物の価格を70㌦超まで急騰させました。


原油高を受けて、ドル円はやや円安に動きました。

原油取引はドル建てで行われるため、単純に、原油価格が上昇し増えた額面分、ドル需要が増えることになります。

また、米国はシェール革命により、世界一の原油生産国になっていますが、原油高は米国の原油輸出収益の増加につながるとの思惑を呼ぶことになります。

原油高はドル需要増、ドル高円安に振れやすい相関をもっており、本日の日本株高は円安の流れを好感したようです。

www.nikkei.com


また、今週は16-17日に日銀金融政策決定会合がありますが、すでに日本経済新聞には、26年4月からの国債買い入れ額の減額幅を縮小するというリーク記事が掲載されています。

日銀の引き締め緩和は円安要因ではありますが、実施されるのは26年からなのでドル円にはそれほど大きな影響はないような気がします。

むしろ、会合終了後の植田総裁の会見内容がハト派に傾くようなら、ドル円も円安に反応するかもしれません。


原油高の長期化や日銀の緩和姿勢が材料視されれば、史上最高水準に積み上がった円安マグマ爆発のトリガーになる可能性はあります。

円安が日本株の一段高を演出してくれるかもしれません。

スキュー指数(ブラックスワン指数)

一方で、原油高が長期化されれば米国のインフレを再燃させる可能性があります。

インフレ再燃になれば、米国の利下げは難しくなり金利高を誘発し、株価の上値を抑える要因になります。

ブラックスワン指数と言われるスキュー指数がじわりと上昇してきているのも気になりますね。

note.com


現状、中東の地政学リスクは「遠くの戦争は買い」と見なされているようですが、万一、ホルムズ海峡の封鎖などにつながれば、マーケットは甚大な被害を受けるでしょう。

やはり、しばらくは押し目買いのチャンスをじっくり狙うのが正解のような気がします。

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