11月7日(金)
【相場概況】

【売買代金】

【米株市況】

11/7(金)米株市況
【個別銘柄】
kabutan.jp

https://recruit-holdings.com/ja/
リクルートホールディングス(6098)がマドを開けて続急騰しています。

同社は、6日の取引終了後、2026年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算の発表にあわせて、通期業績予想を上方修正しました。
売上高予想を3兆5,200億円から3兆5,985億円(前期比1.2%増)、最終利益予想を4,280億円から4,483億円(同9.8%増)に引き上げています。
主力のHRテクノロジー事業は欧州及びその他における売上高を前回予想から拡大するうえ、円ベースで減収の見通しとしていた米国について平均単価の上昇による増収を見込んでいます。

これを受けて、ゴールドマン・サックス証券は投資判断を「買い」を継続、目標株価を10,600円まで引き上げています。
モルガン・スタンレーMUFG証券では、目標株価は10,000円と現時点では修正していませんが、実績と上方修正、共にポジティブサプライズと指摘し、「HRテックは想定を超える成長率加速で上方修正に貢献しており、急速な株価回復を予想する」としています。
今後も、アナリストによる目標株価引き上げが相次いで出てくる可能性がありそうです。
kabutan.jp

https://www.furuyametals.co.jp/
フルヤ金属(7826)が、大幅続伸になり、一時ストップ高になるまで買われました。

同社は、6日、2026年6月期の連結業績予想を発表しました。
売上高を550億円から前期比11.5%増の640億円、営業利益を75億円から同4.8%増の100億円、純利益を48億円から同7.2%減の60億円に上方修正しています。
データセンター需要を主因に電子部門、薄膜部門が順調に推移することが見込まれていることに加えて、サプライチェーン支援部門などで予想を上回る見通しになったことが要因としています。

また、業績好調につき、期末一括配当予想を60円から75円へ引き上げています。
株価は全体のアゲインストもあってか高寄り後大きく押し戻されて終えており、週明けの値動きが注目されます。
kabutan.jp

https://www.delta-flypharma.co.jp/
Delta-Fly Pharma(4598)がストップ高まで買われています。

同社は、6日引け後に、「DFP-10917」関連のパイプラインについて、臨床試験の進捗状況を公表しました。
末期急性骨髄性白血病(AML)患者を対象に米国で実施中のDFP-10917単剤の臨床第3相比較試験中間解析は、データクリーニング作業に時間を要していましたが、同試験に参加した施設で実施した効果判定に関わるデータとMD Andersonがんセンターで実施した骨髄検査の中央判定結果が揃ったとのことです。
臨床データ入力と中間解析が解析され次第、DSMB(安全性独立委員会)に提出し、臨床効果が評価される予定としています。
また、DFP-10917とベネトクラクス(VEN)の臨床第1相・第2相試験の第2相部分について、第2段階目標の症例登録の完了が見込める状況となったとのことで、次段階に向けて可能であれば、関心を寄せているグローバル大手製薬会社と連携し、臨床第 3 相比較試験をグローバルで展開する考えとしています。
株価は、ストップ高の一本値で差し引き499万株超の買い物を残しており、5日を底にした戻り相場は継続していきそうです。
【本日のトピック】
www.nikkei.com


さて、週末は総じてアゲインストな相場になりましたが、その中で、一躍異彩高を演じたのが日東紡(3110)です。
同社株は、気配値を制限値幅の上限(ストップ高水準)となる前日比1,500円(18.11%)高の9,780円まで切り上げており、上場来高値を更新しています。

同社は、6日、2026年3月期(今期)の連結純利益が前期比2.9倍の375億円になりそうだと発表し、従来予想(130億円)から大幅に上方修正しています。
市場予想平均のQUICKコンセンサス138億円(10月14日時点、7社)も大きく上回り、好感した買いが集まったようです。
本日は、実は「AI業界の巨人」と言われる日東紡(3110)をフォーカスしてみたいと思います。

同社の沿革は、明治31年に設立された郡山絹糸紡績株式会社です。
現在も、本部こそ東京の麹町にありますが、本社は福島県福島市に所在しています。

同社は、業界では、「なんでも繊維にしてみよう!」のフレーズで知られる会社ですが、2023年に社長に就任された多田弘行氏は、7代目の社長ということになります。
多田氏は、創立100周年の節目で社長に就任したようです。

そんな同社の現在の主力は衣料用繊維ではなく、ガラス繊維(グラスファイバー)であり、これこそが、AIデータセンターに欠かせない素材となっています。

自動車のバンパー、バスタブ、プリント基板など幅広い分野で使われ、同社はガラス繊維を軸に事業を多角化してきました。
したがって、現在の東証区分では「ガラス・土石」セクターに属しています。

では、なぜ同社が「AI業界の巨人」と言われるか?
その答えはプリント配線基板向けスペシャルガラスにあります。

プリント基板とは、半導体などの電子部品が固定される緑色の板状部分で、その中核素材としてガラスクロスが使われます。
同社は、このガラス繊維(ヤーン)やガラスクロスを供給しており、サプライチェーンの川上に位置します。

当然AI半導体にもガラスクロスが用いられます。
ただ通信料が膨大で、高温になるAIデータセンター向けプリント基板では
・低誘電ガラス(電気ロスを抑える)
・低熱膨張ガラス(熱による歪みを抑える)
が求められます。
同社が開発した特殊ガラス繊維である、NEガラスは「電気信号を邪魔しない高速道路」を実現しており、同じく同社が開発したTガラスは「熱で歪まない骨組み」を提供しています。
これがあるからこそ、AI時代の半導体は安定して動作できると言っても過言ではありません。

AI半導体がつくられるサプライチェーンを川上から川下まで見てみると、概ね上記の1→2→3→4→5という流れでAI半導体がつくられることになります。
現在のAIブームにおいて、ボトルネック(制約)になりやすいのは、TSMCがほぼ独占しているCoWoSパッケージング工程と、それを支える高度な基板材料の供給能力です。
同社のスペシャルガラスが不足すれば、NVIDIAがいくらチップを作りたくても、それを載せる基板が作れず、最終製品が出荷できなくなります。
これが、同社が「AI業界の巨人」と言われるゆえんです。

そして、同社は、1980年代からすでに低誘電ガラスの開発に着手しており、数十年分のノウハウの蓄積があります。
これが強力な参入障壁となり、高い利益率を維持する源泉となっています。
旺盛な需要に対して供給はひっ迫、まさに「作れば売れる」状態になっています。
2023年あたりから売上も急増してきていることがわかります。

ただ、目先はAI・半導体に逆風が吹き始めています。
SOX指数は25日線を割り込み、最高値から-9%となりました。
今週はAI半導体関連にとって正念場を迎えることになりそうです。
週末こそストップ高まで買われた同社株ですが、大幅上方修正した純利益のうち、341億円は住友不動産に八重洲の土地と地上権を売った特別利益が計上されています。
中長期では成長期待は不変であるものの、短期的には株価の揺り戻しもあるかもしれません。
じっくり押し目を狙う銘柄としてマークしたいところです。


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