えのキングの投資日記

日本株投資日誌

3/3(金) 見方が分かれる米株市場! 3/4のISM非製造業指数がターニングポイントか?

3月2日(木)


【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄759/値下がり銘柄989
騰落レシオ(25日)110.03%
空売り比率 46.2%
売買代金
東証プライム 2兆6817億円
東証スタンダード 1415億円
東証グロース 1127億円

3/1(月)米株市況


恐怖指数

 

Fear & Greed Index


Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN

 



【業種】


【個別】

kabutan.jp

大阪チタニウムテクノロジーズ(5726)が8日ぶりに急反発しています。

同社が進めていた高炉メーカーとのスポンジチタンの国内価格交渉において、23年度は前年度比で30%程度値上することで決着したと報じられています。

来期業績に対するポジティブな影響と好感され買いが集まったようです。

同業の東邦チタニウム(5727)も連想で買われ、大幅高になっています。

kabutan.jp



リネットジャパングループ(3556)ストップ高まで買われています。

www.youtube.com


同社はペット共生型の障害者向けグループホーム事業などを運営するアニスピホールディングスの株式取得と子会社化を発表しています。

今後は、福祉事業とリサイクル事業の双方のエナジー創出に向けた戦略的買収として位置づけ、同業他社や福祉周辺事業のM&Aも積極的に推進する方針とのことです。

xn--r8jzdvima84a.com


パーキンソン病専門有料老人ホームを手掛けるサンウェルズ(9229)終末期医療を提供するアンビスホールディングス(7071)など付加価値をつけた高齢施設は成長産業になっています。

今後の同社の業績に注目したいと思います。


www.nikkei.com

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AI inside(4488)ストップ高まで買われています。

サイドバーでクエリ検索

同社は東北大学と宇宙空間での使用を想定した省電力の次世代AIの共同研究を始めると発表しています。

月面や宇宙で運用するロボットは電力消費を抑えた高効率な稼働が求められるため、同社技術を活用し、厳しい環境下でも高い精度を発揮する次世代AIプラットフォームの実現に繋げるとのことです。



当面業績には繋がりませんが、宇宙関連ビジネスは拡大傾向であり、引き続き材料視されるか注目です。

kabutan.jp


Keeper技研(6036)が急騰し、大幅続伸になっています。

 

 

同社は、2月の既存店売上を発表し、前年同月比27.1%増の大幅な伸びを継続させています。

 

同社は、2023年6月期の営業利益を前期比26.3%増53億6300万円を予想し、5期連続での最高益を見込んでいます。

足元も好調に推移していることが確認され、株価も昨年高値の4345円が意識される展開になりそうです。

kabutan.jp


Chat work(4448)が急騰しています。


SBI証券が、同社の投資判断を「買い」継続とし、目標株価940円→1360円に引き上げています。


同証券は、同社の課金ID数の純増数が想定を上回る伸びになっていることをとりあげ、フリープランを経由しないダイレクト課金層が増加したと推測しています。

今後課金IDの伸びは継続するとしていて、株価の一段高も期待できそうです。


テクニカル分析

 


日経平均は小幅反落!


ギャップアップからスタートし、一時27617円まで上昇するも、その後は上値は重く、マイナス圏で推移しました。
終値では25日線(27487円)を死守するも、引き続きレンジ相場が継続している状況です。

 

海外投資家売買動向

 

日経平均がわずかに続落した2/20の週、海外投資家は現先合計で▲9億円(現物▲2264億円/先物+2255億円)売り越しましたが、少額なため姿勢転換したかは不明です。

最大の売り手は15週間連続で売り越しになっている信託銀行です。

年金のリバランスが要因と考えられ、まだしばらく継続すると考えたほうがよさそうです。

27800円を越えるためには、高値を買い上がる投資家が必要で、海外投資家頼みという状況は続きそうです。


【本日のトピック】

 

www.google.com


さて、昨日発表になった米ISM製造業景況感指数は、ほぼ、予想通りの数値になりました。


米株市場は、一進一退と言う状況で、グロース株が、やや売られたという状況です。


反面、債券市場は長期国債4%を超えてきました。
レッドゾーンと言われる4.1%を超える勢いです。

www.google.com


ミネアポリス連銀カシュカリ総裁アトランタ連銀ボスティック総裁は、米国のインフレに鈍化がみられないため、政策金利を一段と引き上げて、来年にかけて高水準に維持する必要があることを主張しています。

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現状、米株の見通しには見方が分かれます。

2/20のブログでも書きましたが、過去のインフレ局面と違って、米国の消費は、コロナ補助金の影響でキャッシュが潤沢なため、金利が上昇しても消費が落ちていません。

コロナ補助金が枯渇するのは、早くとも年末と言われています。

www.google.com

セールスフォース・ドットコム(CRM)の株価は、予想を超える強気見通しが好感され、時間外で16%近い上昇になっています。

つまり、米株強気派は、金利が上昇しても、景気が落ちないのであれば、その間、株の一段高があってしかるべしという見方です。

反面、S&P500の配当利回り約1.7%です。政策金利5%を超えていく中、リスクのある株式から債券に資金シフトしていく流れがあってもおかしくありません。

FRBがインフレを容認せず、金利が高水準で高止まりするのであれば、遅かれ早かれ株は下落せざるを得ないというのが弱気派の見方と思います。


米株も日本株同様、かなり煮詰まってきています。

おそらく、トレンドが形成された方向に大きく動くと思われます。

ターニングポイントになるのは、3/4 0:00発表の、消費動向をうらなうISM非製造業景況感指数3/7パウエル証言3/10雇用統計と思われます。

いましばらく、見極めが必要な状況が続くと思われます。

 

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3/1(水)割安高配当株物色が継続か⁉ 内外テック(3374)大倉工業(4221)竹本容器(4248)

2月28日(火)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄806/値下がり銘柄973
騰落レシオ(25日) 117.96%
空売り比率 41.7%
売買代金
東証プライム 3兆3819億円
東証スタンダード 1120億円
東証グロース 1577億円

2/27(月)米株市況


恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】


【個別】

www.nikkei.com

 

オリエンタルランド(4661)が大幅高になっています。

 


GS投資判断「中立」→「買い」目標株価18900円→27400円に引き上げています。

「想定以上にディズニープレミアムアクセス(体験や入場の時刻・時間を有料で指定するサービス)の利用が伸び、一人あたり売上高の継続的な力強い成長が期待できる」とのことです。


www.nikkei.com

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ゆうちょ銀行(7182)が反発しています。

日本郵政(6178)が同社株の株式売り出しを正式に発表しています。

議決権ベースの出資比率を89%→60%程度に引き下げ、プライム市場基準をクリアする狙いです。

売却額は1兆円を超える予定で、700億円は同社が自社株買いで取得します。


既に観測記事が報じられていたため、空売りも相当数呼び込んでいて、悪材料出尽くしとしての買戻しや、つなぎ的な買いを入れてきたという見方があります。

本日からは売り禁の規制がかけられましたが、明日以降は再び弱含みの展開になるとの見方もあります。

kabutan.jp


スターティアホールディングス(3393)が大幅続伸し、昨年来高値を更新しています。

パワポが一瞬でWebサイトに! サイト作成無制限のホームページ作成ツール、 クラウドサーカスより提供開始|News

 

同社は子会社のクラウドサーカスが、パワーポイントファイルで簡単にWebサイトが作成できるツールの提供を開始したと発表しています。

Webマーケティング人材を持たない中小企業などへの拡販が期待できるとのことで買いを集めたようです。

同社は先週も、配当性向前倒しでの増配発表をしていて、通期業績見通しの再上方修正も期待されています。

小型の貸借銘柄で空売りを呼び込むことができれば一段高も期待できるとの声もあります。

kabutan.jp

 

マイクロアド(9553)ストップ高まで買われ、上場来高値を更新しています。

サイドバーでクエリ検索

同社の台湾現地法人マイクロアド台湾と越境EC支援を手掛けるスターフィールドと提携したことを発表しています。

マイクロアド台湾が行ってきた越境EC支援サービスとスターフィールドのサービスを組み合わせることで、越境EC事業の拡大ステージに応じた適切なサービスを提供し、リスクを最小限に抑えた事業立ち上げが可能になるとのことです。


引け後、同社は増担保規制がかけられましたが、株価上昇の継続がみられるか注目です。

www.nikkei.com

kabutan.jp


反面、アルプスアルパイン(6770)5%を超える下落になっています。


大和証券投資判断「2」→「3」に引き下げ、目標株価1500円→1450円に引き下げています。

同証券は車載向け製品の回復は、業績全体を引き上げる牽引役にはならないとし、会社計画の営業利益500億円は未達になり、470億円程度になると予想しているようです。

また、大量保有報告書で、アクティビストのシティインデックスイレブンス保有株比率6.14%→4.87%まで低下していることが明らかになっています。

シティインデックスイレブンスは最初に1/31大量保有報告書を提出し、株価は大きく上昇しました。

その後2/6にも追加の保有の報告書を提出していますが、昨日の報告書によると2/1から株を売り始め、売却を進めている最中に追加保有の報告書をだしたことがわかっています。

村上系のファンドは、まれに、このようなえげつないことをやりますので、安易に便乗するのは危険との見方もあります。

一方で、株価が下げれば、買い増ししてくるとの観測もあるようです。

テクニカル分析

 


日経平均は小幅上昇!

ギャップアップからスタートするも、上値は重く、25日線(27474円)をわずかに割り込む陰線で終了しています。


ボリンジャーバンドを見ると、スクイーズが、かなり進行しており煮詰まってきています。

3月相場は、上下どちらかに大きく離れることが想定され、ボラティリティが高い局面がありそうです。


【本日のトピック】

さて、ここにきて、日本株の底堅さが目立ってきています。


為替が円安になってきているのも大きな要因と思いますが、国内勢が売り向かう中、海外投資家の買い越しが継続しているのも要因です。

 


日経平均が膠着状態の中、新高値銘柄数は増加傾向です。

 


NT倍率をみても、現状の主役はTOPIXであり割安株物色の流れです。


放置されてきた【PBR1倍割れ企業】に東証がメス−−日本市場はどう変わるのか? - 記事詳細|Infoseekニュース
日本市場の33セクターのうち、実に17業種がPBR1倍割れになっています。

恐らく、米国は徐々に利上げ長期化の流れが色濃くなり、消去法的に海外投資家も日本の割安高配当株に資金を移してきているものと思われます。

www.nikkei.com

www.nikkei.com

そして、東証が上場企業に、「PBR(株価純資産倍率)1倍割れ是正」を要請し、低PBRを理由に資産売却や株主還元を要求するアクティビストも増えてきています。

 

さらには、来年から拡充・恒久化されるNISAも投資対象は中長期保有を目的とする割安高配当株が主流になるでしょう。

NISA買いを見越した割安高配当株の先回り買いも始まっているのかもしれません。

まさに「森を見るより木を見る相場」であり、割安高配当株物色は当面続くと思います。

割安高配当銘柄も数多くありますが、本日は以下に、私が注目する銘柄を載せますので、よろしければ参考にしてください。

内外テック(3374)PER5.9倍 PBR0.91倍 配当4.3%

今期最高益予想半導体製造装置部品商社です。
東京エレクトロンが主な取引先です。
3月決算で、年間配当が一括で支払われます。

②大倉工業(4221)PER6.7倍 PBR0.43倍 配当4.3%

https://www.okr-ind.co.jp/

合成樹脂フィルム大手
液晶向け光学フィルムなど新規材料部門が柱に成長してきています。

③竹本容器(4248)PER11.4倍 PBR0.94倍 配当4.26%

https://www.takemotopkg.com/

今期V字回復化粧品・食品のプラスチック容器メーカーです。
インドで化粧品市況が活況になっており、業績に寄与しそうです。

以上参考にしてみてください。

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2/28(火) IMAGICA GROUP(6879)に注目!

2月27日(月)

【相場概況】

 

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1213/値下がり銘柄556
騰落レシオ(25日)126.39%
空売り比率 42.4%
売買代金
東証プライム 2兆2986億円
東証スタンダード 1051億円
東証グロース 1715億円

2/24(金)米株市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】

 


【個別】

 

kabutan.jp



ファナック(6954)が大幅高になっています。


野村証券が同社の投資判断ニュートラル」→「バイ」に格上げし、目標株価20700円→26000円に引き上げています。

同証券では、FA受注は2023年1-3月期が大底と見ていて、今後は上昇局面が期待できる点を評価しています。

営業利益は2024年3月期1620億円予想に対し、2025年3月期2060億円を見込んでいます。

自動化需要、地政学リスク対応、カーボンニュートラルが次のサイクルの利益成長を牽引すると予想しているようです。


同様に同証券は安川電機(6506)THK(6481)も格上げしています。

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ラサ商事(3023)が大幅反発し、上場来高値を更新しています。


同社は2023年3月期の通期予想の上方修正を発表しています。
営業利益23億円→28億円とし、年間配当も配当性向40%を基準としていることから、58円→68円に増配しています。


同社は、好業績で高配当、財務体質もよく低PBRということもあり、買い安心感があるとする向きもあるようです。

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ヤマウホールディングス(5284)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、配当方針を財務の健全性を前提としながらも、連結配当性向30%程度とすることを発表し、期末一括配当30円→58円に大幅増配しています。

配当利回りは、ストップ高した株価を基準としても、尚5.63%になり、買いが殺到したようです。

株価は昨年来高値を更新し、どこまで勢いが続くのか注目されます。

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モバイル端末ゲームを手掛けるオルトプラス(3672)ストップ高まで買われています。

同社はブロックチェーン人狼ゲーム」プロジェクトに開発パートナーとして参画すると発表しています。

人狼ゲーム」「ソーシャル・ディダクションゲーム」に分類され、世界中に愛好者がいるゲームのようです。

株価は底値圏から動意づくことになり、732万株もの買いを残しています。

思わぬ株価になる可能性もありそうです。

kabutan.jp

サイエンスアーツ(4412)ストップ高まで買われています。



同社は自社のライブコミュニケーションプラットフォーム「Buddycom」とリアルネットワークスのAI顔認証「SAFR」との連携機能を4/3から試験供給すると発表しています。

 


これにより、警備や鉄道、小売など安全の確保が必要な現場でAIを活用したセキュリティをサポートするとのことです。

株価は、目先75日線(929円)を越えられるかがポイントになりそうです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は小幅反落!


上向きの25日線(27453円)は下抜くも、75日線(27299円)がサポートとなる、小幅の陽線で終わっています。


「陽の陽はらみ」を形成してきていて、上値は、やや重いという状況です。

引き続き膠着状態が続く可能性もありますが、3月に入れば、どちらかに離れる可能性が高いと思われます。


今週も、米国では重要な経済指標の発表が目白押しになっています。

基本は「戻り売り」のスタンスと思われますが、指標の結果いかんで、大きく振れるボラタイルな動きになる可能性も十分あります。

少し、ポジションを落として、見極める展開と思われます。


【本日のトピック】

IMAGICA GROUP(6879)

https://www.imagicagroup.co.jp/


さて、本日はIMAGICA GROUP(6879)を紹介します。

同社は、映像制作、コンテンツ事業や映像機器を開発・販売等を展開する会社です。

【事業】


同社の事業は主に


・映像コンテンツ事業
・映像制作サービス事業
・映像システム事業

に分類されますが、24
社のグループ会社で構成されていて、イベント企画からハイスピードカメラ開発まで、映像に関する、ありとあらゆる事業をやっています。

【業績】

kabutan.jp


同社は2/72023年3月期の3Q決算を発表しています。

全セグメントで増収となり、大幅増収増益を確保していますが、当期純利益法人税等の増加により、前年同期比28.3%減17億6300万で着地しています。

しかしながら、通期予想に関しては、特別損益を計上したこともあり、当期純利益は2期ぶりの過去最高益になっています。

【トピック】

株価上昇につながりやすい材料も豊富にありそうです。

同社は、3/27に新規上場する、VTuverグループ「ホロライブ」を運営するカバー(5253)に出資しています。

IRに出資比率と目的を質問しましたが、現時点では答えられないとのことでした。

カバー(5253)はANYCOLOR(5032)と並ぶVTuber2大大手です。

株価が人気づけば、同社株も注目されるかもしれません。

www.nikkei.com


同社は、映像コンテンツ事業に分類されるIMAGICA EEX(イマジカ・イークス)においてメタバース事業も展開しています。

昨年末の日経新聞には、テレビ通販のQVCジャパンが同社技術を使い、メタバース販促イベントを開催したことが掲載されています。


私が注目したいのはフォトニック結晶チップの製造・販売を手掛けるフォトニックラティスです。


フォトニック結晶は、自然界の材料では実現できない光の制御が可能となる技術です。


フォトニックラティスは、フォトニック結晶を製品化している数少ない会社です。

2020年には、フォトニック結晶素子の売上1億円を突破し、装置売上400台を達成しています。


そして、フォトニックラティスは2021年IMAGICA GROUPの連結子会社になっています。

xn--r8jzdvima84a.com


フォトニック結晶と言えばNTT(9432)のIWON構想です。(IWON構想は上記ブログを参照ください。)

IRに確認すると、今のところ、フォトニックスラティスはNTTのIWON構想には携わっていないとのことでしたが、IMAGICA GROUPは昨年末、NTTとの共同研究に着手したと発表しています。

当然、フォトニックラティスのフォトニック結晶の技術を念頭においた研究と見るのが自然でしょう。


【バリュエーション】


株価は安値圏で調整しています。


PER7.7倍 PBR0.84倍配当利回り2.28%です。

【需給】


需給をみると、信用の買い残が少し多いのが調整の要因と思います。

しかしながら、最近はモルガン・スタンレー空売りを少しづつ解消してきていることがわかります。

調整局面で拾って、中期保有すれば面白い展開もあるのではないかと思いますがいかがでしょう?



 

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2/27(月) 警戒必要⁉ 波乱多き日米市場! 

2月24日(金)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1333/値下がり銘柄441
騰落レシオ(25日)127.78%
空売り比率 42.7%

売買代金 
東証プライム 3兆0339億円
東証スタンダード 1006億円
東証グロース 1541億円

2/23(木)米株市況

2/24(金)米株市況

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】


【個別】

www.nikkei.com

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東京エレクトロン(8035)が大幅高になり、1銘柄で日経平均を約109円引き上げています。

米市場で画像処理半導体エヌビディアが、コンセンサスを上回る決算を発表し、SOX指数も3.3%上昇しました。

また、UBSが投資判断ニュートラル」→「バイ」目標株価40000円→60000円に引き上げたのも好感されたようです。

同社以外にも、アドバンテスト(6857)SCREEN(7735)レーザーテック(6920)ディスコ(6146)などが大幅上昇になり、半導体関連はお祭り状態になりました。

半導体市場のサイクルボトムが23年前半となる条件がそろってきたとの見方もあり、直近高値の49050円を超えていけるかが注目になります。

kabutan.jp


スターティアホールディングス(3393)が、場中値つかずのストップ高比例配分になっています。

同社は、2023年3月期の年間配当14円(内記念配3円)→34円へと大幅増額修正することを発表しています。

好調な業績が見込まれ、従来計画の配当性向30%を1年前倒しにするとのことです。

配当利回りストップ高後の株価でも2.99%になり、配当妙味が高まっています。

目先は昨年10月高値の1248円が意識されるところと思います。

kabutan.jp

 

スポーツ用品卸大手のゼット(8135)が大幅続伸になり、昨年来高値を更新しています。

同社は3/8に開幕するWBCワールド・ベースボール・クラシック)の関連株として物色されているようです。

 

3大会ぶりの優勝が期待される日本が活躍する大会が始まれば、盛り上がるのは必至と言われていて、同社やミズノ(8022)あたりも関連株として先回り買いが入っている様子です。

また、3/9の中国戦、3/10の韓国戦はTBSHD(9401)、3/11のチェコ戦、3/12のオーストラリア戦はテレビ朝日HD(9409)で放映予定であり、両社もWBC関連として物色されていると見る向きもあるようです。

kabutan.jp


東京通信(7359)ストップ高まで買われ、上場来高値を更新しています。

事業紹介 | 株式会社東京通信

同社は、持株会社体制への移行に伴い、インターネットメディア事業インターネット広告事業プラットフォーム事業をそれぞれ100%子会社に承継させると発表しています。

グループガバナンスの強化や経営資源配分の最適化などを推進するとのことで、4/1には商号を「東京通信グループ」に変更する予定です。

「AMIZA CITY GINZA」α版 イメージ

https://www.amiza.co.jp/


同社は17日にメタバースプラットフォーム「AMIZA CITY GINZA」のα版が完成したと開示していて、株価はすでに動意づいていましたが、一段高も視野に入ってきたようです。

kabutan.jp



Abalance(3856)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われています。

同社は2024年6月期を最終年度とする中期経営計画の再上方修正を発表し、売上1500億円→2518億円営業利益45億円→158億円に大幅上方修正することを発表しています。


太陽光パネル製造事業を手掛けるベトナムの子会社、VSUN社の業績が極めて好調であることが要因のようです。

同社は2/13に今期業績の上方修正をした際、中期経営計画についても見直しが必要と今回の再上方修正を示唆していました。

しかしながら、発表した数字があまりにも大きかったため、株価は高値圏にあったものの、あらためて買いを集めたようです。

そして、今回の発表の中でも、更なる上方修正の可能性が示唆されているのは驚きです。


そして、同発表がなされた後、明治機械(6334)も大幅高になっています。

 

同社の筆頭株主Abalanceです。

そして、明治機械Abalanceが昨年実施した三者割当の一部を1株2202円で引き受け、13万6200株(議決権割合0.79%)保有しています。

思惑的に買われたようですが、マークしておいてもいいかもしれません。

テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅反発!

ギャップアップからスタートし、前営業日に下抜けた200日線(27271円)75日線(27300円)25日線(27418円)を回復する大陽線になっています。

マド埋めも完了し、アイランドリバーサルを否定しています。


先月後半から、約1か月続いたレンジ(27300円~27800円)に戻った形になっています。


ナイトセッションの日経先物27330円 -50円の小幅安で戻ってきています。


米株に比べ、底固いのは為替の円安が進んできたからと思われます。

www.nikkei.com

 

想定通り、植田次期日銀総裁の所信聴取は「緩和を継続」する無難な対応でした。


このことも、為替が円安になった要因のひとつと思われますが、やはり、次の警戒すべき日程としては、3/9~3/10黒田総裁最後の金融政策決定会合であろうと思います。

マーケットは、金融政策修正が行われるとしても新総裁が就任してからと考えていると思いますが、私はそれだけに一抹の不安がよぎります。

FRBは、事前に高官らがコメントし、マーケットと対話しようとしますが、日銀は事前に市場に織り込ませようとすれば、とたんに投機筋の国債売りを浴びることになります。

それだけに、金融政策修正は、投機筋が思わぬタイミングで実施する必要があります。

・市場と対話するFRB
・市場と対立を辞さない日銀

という意識は持っておいたほうがいいと思います。

【本日のトピック】

www.bloomberg.co.jp


さて、24日に発表になった1月の個人消費支出(PCE)価格指数は市場を大きく上回る伸びになりました。

総合は市場予想が4.9%であったのに対し5.4%、コアは4.3%に対し4.7%の結果になっています。


この結果、利上げが警戒され、長期金利が上昇し、米株市場もナスダック中心に下落しました。


為替も136円台半ばまでドル高円安が進行しています。

www.bloomberg.co.jp


この結果を受けて、タカ派で知られるクリーブランド連銀のメスター総裁「インフレ率押し下げに向け金融当局は政策金利を巡りもう少し行動する必要がある」と発言し、セントルイス連銀のブラード総裁「今すぐ行動して、信頼回復を急ぐべき」とコメントし、更なる利上げの必要性をアナウンスしています。

www.bloomberg.co.jp


「米政策金利は、最高6.5%に引き上げる必要があるかもしれない」と論じるエコノミストも出てきています。


しかしながら、長期金利は、なんとか3%台をキープしており、レッドゾーンと言われる4.1%には達していません。

これは、先週5年国債の入札が堅調で、7年国債の入札もまずまずの結果となり、「債券の流動性が低下していない」ことが確認されたことに起因すると思います。

現状は、昨年のような債券の流動性が低下したことによるパニック的な金利上昇局面ではないということです。

債券市場の流動性が低下すれば、金利上昇→株安につながりやすくなります。

米国は、今後「債務上限問題」が控えていて、債券市場の流動性の低下につながる恐れもあります。

「債券市場の流動性は今後もチェックしていく重要ポイントになりそうです。


FEDwatchを見ると、3月の0.5%利上げの確率も27%まで上昇しています。

そして、年内利下げ予想は、かなり後退しています。

市場はFRB見通しに完全に寄り添う形になり、政策金利高どまりも織り込んできていることがわかります。


S&P500も、200日線タッチで長い下ヒゲを引いてきています。

米市場は薄氷を踏む状況ですが、なんとか踏み止まっているというイメージです。

www.google.com


今週は米国で異常気象が話題になっています。

北東部は大雪になり、オレゴン州の南からカリフォルニア州では吹雪の警告が出されています。

ロスアンゼルスの吹雪警報は1989年以来初めてとのことです。

反面、南東部では記録的な暖冬で、ワシントンDCではチューリップが開花しているようです。

この極端な気象変動が、今後の経済指標にどのような影響をもたらすかは不明です。

今後出てくる経済指標が良いものでも、悪いものでも、異常気象による一過性のものであるリスクは高く、マーケットの波乱要因につながる可能性は否定できません。

日米市場ともに、3月は波乱要因も多くあり、ボラティリティも高くなる可能性があると思います。

引き続き、警戒しながら臨む相場になりそうです。

 

 

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2/24(金) マーケットは当面慎重に見定める局面へ

2月22日(水)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄375/値下がり銘柄1393
騰落レシオ(25日)118.54%
空売り比率 44.9%
売買代金
東証プライム 2兆8131億円
東証スタンダード 1054億円
東証グロース 1644億円

2/21(火) 米株市況

2/22(水)米株市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】


【個別】

kabutan.jp

廃材リサイクルを手掛けるフルハシEPO(9221)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。

同社は設立75周年の記念配を実施することを発表し、年間配当40円→50円に増配することを発表しています。

また、3月末を基準日とする1:2の株式分割も発表しています。


また、同社は、大和証券を主幹事とし、80万株の公募増資ならびに12万株を上限としたオーバーアロットメントによる売出しを発表しています。

今回の公募増資は最大18.5%の希薄化になりますが、市場は資金調達による設備投資の拡大が業績拡大につながると見ているようです。

同社は設立が1948年2月(昭和23年)で上場したのが2022年4月で、実に上場まで74年を要しています。

これまでは、時代に廃材リサイクルの業態が受け入れられてこなかったのが、現状は強烈な追い風が吹き始めています。

連結売上高利益率が43.35%脅威の高収益性を実現し、売上高営業利益率も年々伸びていることがわかります。

貸借銘柄ではなく時価総額110億円程度なため、需給面では読みにくい銘柄ですが、時流に乗っていることは間違いなさそうです。

t.co

同銘柄は上記ブログが参考になると思います。


kabutan.jp


ブランディングテクノロジー(7067)が高騰し、昨年来高値を更新しています。

大量保有報告書によると、医療法人社団翔友会理事長の綿引一氏と共同保有者が6.00%保有していることが公表されています。

綿引氏シェアリングテクノロジー(3989)の筆頭株主としても知られており、需給思惑的な買いが入ったようです。

出来高が急増しており、意外高が続くかもしれません。


kabutan.jp


GSIクレオス(8101)が大幅高になり、22年ぶりの高値を更新しています。

www.nhk.or.jp


同社はNHK「ニュースウォッチ9」で紹介され、「急接近 防衛と民間企業」のコーナーで、防衛装備庁からアプローチを受けた企業とされています。

早期に本日高値を奪還すれば、防衛関連として青天井になるかもしれません。

jp.reuters.com


反面、ロイター通信において、日本郵政(6178)ゆうちょ銀行(7182)を売却すると報じられ、ゆうちょ銀行が急落しています。

報道によると売却規模は、ゆうちょ銀行の自社株買い分も含め、1兆2000億円程度となる可能性があるとのことで、かなりの大規模案件になります。

本日は、米長期金利が大幅上昇したにもかかわらず、三菱UFJ(8306)みずほFG(8411)など他金融株も、換金売りを警戒したようで軟調になっています。

ゆうちょ銀行は決定事項ではないことを発表していますが、そもそも、ゆうちょ銀行は日本郵政が約89%の株を保有しており、プライム上場基準の流通株式比率35%をクリアしていません。

今回の売却はプライム上場基準をクリアするための措置であり、信ぴょう性もあると思います。

金融株は植田日銀新総裁体制の金融政策修正への思惑で物色される局面もあると思いますが、思わぬ爆弾も出てきたなというイメージです。

www.nikkei.com



東京ガス(9531)が大幅安になっています。

 


同社は中期経営計画発表と共に、従来5割程度としていた総還元性向を4割程度に引き下げています。

2021年9月には6割程度から5割程度に引き下げていましたが、今回さらに引き下げることになっています。

同社は1/31の上方修正で、株価は上昇していましたが、今回の措置で、その上昇分をそのまま吐き出した形になっています。

しかしながら、総還元性向の変更は2024年3月末配当から適用されるとのことで、今期末は大幅増配が見込まれると見る向きもあります。

加えて、4月には自社株買いも発表されるため、売りは続かないと思われます。

ちなみに、大阪ガス(9532)も値上げの効果で4Qは期待できると見る向きもあり、注目したいところです。


テクニカル分析


日経平均は大幅続落!

ギャップダウンからスタートし、下値支持線として期待された25日線(27376円)75日線(27297円)200日線(27268円)を割り込んできています。

 


約1か月続いたレンジからのマドを開けての下落となり、トレンド転換となるアイランドリバーサルを形成している可能性があります。


2/22のナイトセッションの日経先物27130円 +0円で戻ってきており、下落トレンド入りを否定するものにはなっていません。

格言の「節分天井・彼岸底」にもあるように、しばらくは買い方には不利な状況になるかもしれません。

急落があるかは別にして、「基本は戻り売り」のフレーズに入ったものと思われます。

【本日のトピック】

www.nikkei.com

さて、2/21NYダウ697㌦安になり、今年一番の下落を記録しています。

jp.reuters.com


ホームデポウォルマートなどの決算が悪く小売り関連が売り込まれたということもあるのでしょうが、一番大きな要因としては金利の上昇があげられます。


前日の2年国債の入札が不調に終わり、金利が急上昇し、10年長期国債も、一時3か月ぶりの高水準である3.96%をつけています。

前回のブログで長期金利4.1%を超えていくような局面になれば、米株式市場は急落する可能性が高いこと指摘しましたが、今回の上昇は、あわやと思わせる動きになりました。

www.bloomberg.co.jp


昨日のFOMC議事録は、2/1のパウエル議長の声明に、そったものでありサプライズはありませんでした。


www.bloomberg.co.jp


タカ派で知られるセントルイス連銀ブラード総裁は、早期の5.375%への利上げが必要と主張しましたが、5.375%昨日の7月のピークレートとほぼ同水準で、マーケットが織り込んできています。

ブラード総裁にしてはマイルドな発言であったことから、債券市場も一息ついたというところだと思います。

しかしながら、議事録にもあるように、FRBインフレ率を2%に押し下げることを目標としていて、米株市場にとってのベストシナリオである高いインフレ率を許容する「高圧経済」を指向したものではありません。

米国市場は、まだまだ見極めるステージにあると思います。

www.nikkei.com

日本市場は、方向性が定まらない米国市場と共に、日銀の政策修正のありやなしやでも揺れています。

明日の植田次期総裁の所信聴取では、まだ正式に就任したわけではないので、市場の動揺につながる迂闊な発言はないと思われます。


しかしながら、個人的には、3月の日銀政策決定会合では、黒田総裁が、投機筋のウラをついて、何らかの政策修正をおこない露払いを行う可能性も否定できないと思っています。

いずれにしても、当面慎重に見定める局面と思います。

 

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