えのキングの投資日記

日本株投資日誌

4/12(月)

4/9日経平均29768.06円 

      +59.08(+0.20%)でした。

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日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数は値上がり1293/値下がり792
売買代金は2億7555億円でした。SQとはいえ、ここ2~3日やや売買代金が増えてきたように思います。
日経VIは17.05 -0.36(-2.07%)
VIXは16.69 -0.26(-1.53%) 低下傾向が続きます。
業種別では、精密機器海運その他金融などが上昇しており、反面 鉱業鉄鋼非鉄金属などが下落しています。
個別では、傘下企業が米ネットフリックスと映画の独占配信契約をしたソニー(6758)が大幅高。
レーザーテック(6920)が上場来高値を更新。
NTT(9432)NTTデータ(9613)もしっかりの動きです。
ちなみに、以前このブログで紹介したNTTデータですが、「選択」という雑誌で、NTTの総務省接待でTOBが宙に浮いたという記事が出た様子です。しかしながら、私はファンダメンタルでも十分買えると考えており、なかなか、安くなりませんが、安くなれば買い増しの作戦でいこうと思っています。
その他、ブシロード(7803)コーエーテクモ(3635)バンダイナムコHD(7832)などゲーム関連がしっかり。
決算が好感されたコジマ(7513)クリークアンドリバー(4763)USENNEXT(9418)なども急騰しています。
反面、決算明けの値動きが注目されたファーストリテイリング(9983)は3%を超える大幅安。日経平均の寄与度の高いソフトバンクG(9984)東京エレク(8035)も売り込まれる展開でした。
その他、セブン&アイ(3382)ローソン(2651)は決算を嫌気されて大幅安。
ツインバード工業(6897)は前期大幅増益で増配も出したものの、織り込み済みで7%以上の下落に沈みました。

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日経平均 日足 

日経平均は一時、30000円トライをするものの、後場に入り急速に押し戻され、小幅高。SQ値の29909.73円を下回り、頭の重い展開でした。
直近高値を結んだ赤い抵抗線を上抜けることができるかが、上昇基調を取り戻すカギになりそうです。

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日経平均 一目均衡表 MACD

上記は日経平均一目均衡表ですが、遅行線が横ばいながらローソク足の上にきており、三役好転をしめしています。MACDもゼロライン以上で推移し、シグナルのうえをMACDがキープ、ヒストグラムも陽転を維持しており、すぐに急落がくるという形にはなっていません。

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上記は先週の主な先物手口ですが、相場のけん引役になるABNアムロ、ゴールドマン、JPモルガン先物を買ってきていることがわかります。(ゴールドマンは週残高は減っていますが、週末1368枚買ってきており、再び買い勢力に復帰しています。

私は、VIXの急騰等には注意は必要と思いながら、来週は上値トライ 場合によっては、抵抗線抜けがあるのではないかと感じています。

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安川電機 業績

さて、一部若い営業マンも、このブログを読んでくれているみたいなので、本日は、これから本格化する決算について書きたいと思います。
「株は思惑で買って事実で売る」
という言葉がありますが、株価の値動きは決算をめぐって一定のサイクルがあります。
今は、年4回の決算がありますが、一般的に、決算発表前の2か月間は、業績に対する思惑とか商品が売れているなどの思惑で売買されます。そして決算で事実を知ることになるとその1か月間は決算に基づく割安 割高などバリュエーションなどの事実で売買されます。
そして、そのあとは、また2か月間ほど思惑で売買されるといった具合です。
したがって、決算発表前に思惑で株価が急騰していた場合などは、決算をまたがず、いったん売却するというのも常套手段になります。
少なくとも、お客様が保有している銘柄の決算がいつか知らないなんていうのは論外です。

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安川電機 日足

週末に決算発表になった安川電機の場合は、信用の需給もあり、ややむずかしいところがあるのですが、新聞の見出しを見ると回復が鮮明であるように書いています。

しかしながら、実際の数字はコンセンサスにやや届いていません。
決して、悪い数字ではないのですが、株価がすでに決算期待の思惑で上場来高値に迫るとこにきていますので、高値を追っていくには、ややインパクト不足のように感じます。

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上記は安川電機の2022年の業績予想を決算短信から抜き出したものです。
ここには、会社が想定する市場環境についての見通しが書かれており、先行きは明るいことがうかがえます。(米ドルは110円想定)

お客様が保有している銘柄はもちろん、これからの経済の動向を知るうえで、日本電産とか東京エレクとかトヨタとか各産業の代表となるような銘柄の決算には目を通すべきと思います。