えのキングの投資日記

日本株投資日誌

6/23(水)

6月22日 相場概況

日経平均 28884.13円 +873.20(+3.12%)
TOPIX  1959.53Pt  +60.08(+3.16%)
マザーズ 1170.13Pt  +14.36(+1.24%)

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日経平均 寄与度ランキング

本日は日経225全銘柄が値上がりしています。
東証一部の騰落銘柄数は値上がり2107/値下がり69
騰落レシオ(25日)97.89
売買代金 東証一部 2兆7728億円
     マザーズ 1410億円

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日経平均 日経VI VIX

日経VI 20.14 -3.84(-16.01%)
VIX  17.89 -2.81(-13.57%)
6/21

業種 全業種上昇 海運倉庫・運輸ゴム製品
の上昇率が高い。

個別 商船三井(9104)上方修正を発表し、海運大手3社がそろって10%を超える上昇になりました。商船三井とともに川崎汽船(9107)も年初来高値を更新しています。
米国長期金利上昇を受け、三菱UFJ(8306)三井住友(8316)など銀行株が大幅高になり、トヨタ(7203)エーザイ(4523)ファーストリテイリング(9983)など主力株にも強い買いがはいりました。
ソニーG(6758)日立(6501)富士通(6702)など電機株も大幅高しており、個別に材料のあったところでは、上方修正を発表した象印マホービン(7965)アークランドサカモト(9842)が急伸しています。
また、直近上場したEnjin(7370)ストップ高しています。

大半の銘柄が上昇する中、BASE(4477)メルカリ(4385)などマザーズの一角が逆行安になり、KeyHolder(4712)や、NexTone(7094)などエンタメ関連が売られています。
本日上場したIPOは厳しい展開になり、ペイロール(4489)デコルテHD(7372)公募割れからスタートし、その後も初値を超えず終了。ペルセウス(4882)は公募価格を上回ってスタートしたものの、その後は売り込まれ、公募価格を割り込み安値引けで終わっています。

明日上場IPO 初値予想
ドリームベッド(7791) 公募価格 1460円 初値予想1500円
アイドマHD(7373) 公募価格 1930円 初値予想 3500円
アイPF(7345) 公募価格 3120円 初値予想 9000円

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日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅高!
テクニカル上は25日線(28794円)5日線(28833円)上を回復し、ひと安心といいたいところですが、私個人的には、これまでのブログで申し上げてきたように、あくまで想定内のリバウンドです。
需給面でみても、短期筋のABNアムロや吊り上げ屋の野村先物を買っており、いったん吊り上げてからの下落を狙っているように思われます。
6/15の29480円を抜いていくような動きがない限り、下落トレンドの第3派があってもおかしくないと思われ、今週末から来週にかけて下落のターンに入ると思われます。
明日はJPXから裁定残が発表になりますが、相場動向を占ううえでも要注目と思われます。

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金融危機からの出口戦略

さて、昨日のブログでも述べましたが、想定通りニューヨーク連銀のウイリアムズ総裁「雇用とインフレが進展するまで資産買い入れのペースは落とさない」と発言し、市場の利上げ疑念の火消しにまわりました。
恐らく、本日のパウエル議長の議会証言も同様の内容になると思われます。
ただ、これ以上の資産買い入れ継続は、インフレが高まる原因になることは間違いなく、先般のFOMCの利上げ論議は、そのことに危惧の念を抱いた評議員が増えたからにほかありません。
上記は2013年のバーナンキ時代の金融危機からの出口戦略ですが、テーパリングが議論された2013年5月のバーナンキショックから8か月後2014年1月にテーパリングを開始し、テーパリングが2014年10月に終了してから14か月後第一回の利上げ さらに1年後第二回の利上げをおこなっていることがわかります。
つまり、資産買い入れのアクセルを緩めて、利上げのブレーキを踏むのに、かなりの時間を要しているのがわかります。

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上記は金融危機と今回のコロナ危機との出口戦略の違いを示していますが、今回の資産買い入れ額は金融危機の買い入れ額よりはるかに大きいことがわかります。
そして、金融危機の時にはインフレリスクがほとんどなかったのに対し、今回は深刻な影響が出始めています。
2023年までの利上げということになればあと1年半しかないことになり、FRBはかなり難しいかじ取りが必要ということになります。
恐らく、これからも、インフレ状況を横にらみしながら、利上げ論争と火消しが繰り返されるでしょう。
そのたびに、マーケットも乱高下することになると思われます。
物色対象もグロースかバリューかということだけではなく、本当に業績の裏付けのある銘柄のみが買われる業績相場になっていくと思われます。