えのキングの投資日記

日本株投資日誌

8/12(木)

8月11日 相場概況

f:id:ENOKINGkun:20210811162702p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210811162814p:plain

日経平均 寄与度ランキング

東証一部の騰落銘柄数は値上がり1498/値下がり621
騰落レシオ(25日) 87.42
売買代金 東証一部 2兆6453億円
     マザーズ 1403億円

f:id:ENOKINGkun:20210811163439p:plain

日経平均 S&P500 日経VI VIX

日経VI 19.57 ±0(0.00%)
VIX  16.82 +0.10(+0.60%)
8/11 16:17現在

業種 ゴム製品
海運鉄鋼などが大きく上昇。
   情報・通信サービス精密機器の3業者が下落。

個別 米国で景気敏感株が物色されたことを材料に海運株が上昇しました。川崎汽船(9107)9%近い上昇になったほか、明治海運(9115)NSユナイテッド海運(9110)など中堅どころも大幅高になっています。

鉄鋼株も強く、日本製鉄(5401)神戸鋼(5406)JFEHD(5411)が大幅上昇になり、米長期金利上昇を材料に三菱UFJ(8306)三井住友(8316)など銀行株も幅広く買われています。

1Qが大幅増益になった第一生命(8750)や上方修正を発表したブリヂストン(5108)が大幅上昇になり、今期大幅増益計画を発表したKeeper技研(6036)ストップ高まで買われています。

反面、注目されたソフトバンクG(9984)は1Qの経常をコンセンサス以上の数字を出しながら、自社株買いMBOのコメントがなかったことから失望を呼び下落、年初来安値を更新しています。

米ナスダックが不調であったことから、レーザーテック(6920)SUMCO(3436)アドバンテスト(6857)など半導体関連が売られています。

グロース株には逆風が吹いており、弁護士ドットコム(6027)や、BASE(4477)フリー(4478)などマザーズの主力どころが売り込まれ、決算を材料にMTG(7806)ベイシス(4068)も急落しています。

f:id:ENOKINGkun:20210811172646p:plain

日経平均 日足 MACD

日経平均は4日続伸!
ほぼ、1か月ぶりに28000円を回復し、200日線(27971円)25日線(27975円)終値ベースで上抜いてきています。

f:id:ENOKINGkun:20210811173927p:plain

週足ベースでは、先週「陰の陽はらみ」を形成しており、分岐点となる足形を形成しています。
このまま、25日線上を維持して、下値抵抗線として機能することが出来れば、75日線(28516円)100日線(28852円)を目指す動きになる可能性はあるものの、25日線を割り込んでしまうことになれば、2点底、あるいは底割れの動きになることもあり得ると思われ注意が必要です。

f:id:ENOKINGkun:20210811175411p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210811175525p:plain

エアトリ(6191)

f:id:ENOKINGkun:20210811175742p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210811175836p:plain

オープンドア(3926)

f:id:ENOKINGkun:20210811180009p:plain

f:id:ENOKINGkun:20210811180117p:plain

アドベンチャー(6030)

さて、本日のソフトバンクGを筆頭に、個人が多く保有するグロース株は厳しい局面を迎えています。上方修正を出しても織り込み済みとのことで売り込まれる銘柄が散見され、中には追証に追われて退場を余儀なくされる人も出てきているようです。
そのような環境のなか、以前このブログで「インバウンド関連」として紹介したエアトリ(6191)オープンドア(3926)アドベンチャー(6030)などは、ここ数日反転し、かま首を持ち上げる動きに変わってきています。

相変わらず、デルタ株の新規感染者数は増えていますし、重傷者数も増加傾向です。
なぜ、こうした「アフターコロナ関連」が買われる動きになっているのでしょうか?

f:id:ENOKINGkun:20210811181638p:plain

考えられるのは、上記産経新聞に掲載された「新型コロナ厳格措置見直し」の報道と思われます。
感染症には、感染力や致死率をもとに1~5類と「新型インフルエンザ等」の主に6つの類型があるそうです。
現在、新型コロナは「新型インフル等」に分類され、自治体は結核など2類相当、あるいはそれ以上の厳格な対応を余儀なくされているようです。
厚生省はこの措置を見直す方針と伝えられ、緩和されれば、受け入れることのできる医療機関も飛躍的に増えるとのことです。
恐らく、マーケットはこのあたりを敏感に感じ取り、「アフターコロナ関連」に資金がまわり始めているということではないかと思います。

f:id:ENOKINGkun:20210811183409p:plain

以前紹介した銘柄のほかにも、上記のように、前回大きな上昇を記録した銘柄が再び物色される可能性があるのではないかと思いますのでチェックしておいてもいいと思います。