えのキングの投資日記

日本株投資日誌

6/22(水) 反発局面を迎える米株市場

6月21日(火)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1719/値下がり銘柄92
騰落レシオ(25日) 95.57%
空売り比率 43.6%
売買代金 東証プライム 2兆6190億円
     東証スタンダード 816億円
     東証グロース 1007億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】
東京エレクトロン(8035)レーザーテック(6920)アドバンテスト(6857)など半導体関連は、序盤売られる局面があったものの、切り返し大幅高になっています。

前日下落した防衛関連も、昨日の下落を全戻しとまではいきませんが、IHI(7013)川崎重工(7012)三菱重工(7011)などが大幅高になっています。

リチウムイオンセパレーター(絶縁材)メーカーダブルスコープ(6619)売買代金4位になる大商いをこなしながら10%を超える上昇になっています。

www.nikkei.com


日経新聞「洋上風力バトル」の記事が思惑を呼び、レノバ(9519)16%近い急騰になり、報道ステーションにおいて、同社が提供する電気料金複数見積り提示サービスが紹介されたことを材料にENECHANGE(4169)ストップ高まで買われています。

反面、ファーストリテイリング(9983)KDDI(9433)が逆行安になっています。

山崎製パン(2212)ハウス食品(2810)森永乳業(2264)など食品関連軟調になり、スギHD(7649)ウエルシアHD(3141)などドラッグストア関連も下落しています。

しまむら(8227)4%を超える下落になり、ニトリ(9843)花王(4452)など日用品関連軟調になっています。

前日ストップ高になった窪田製薬HD(4596)は大幅高からスタートしたものの、突如まとまった売りが出てマイナスで終わっています。
第25回新株予約権が本日だけで、151万3300株も行使されており、行使期間の7/13までは警戒感が続きそうです。

テクニカル分析

日経平均 日足 25日線乖離率

日経平均は3営業日ぶりに大幅反発!

大幅ギャップアップからスタートし、心理的節目26000円、下降する5日線(26147円)をキャッチアップしてきています。

終盤にかけて売りに押され、長めの上ヒゲを形成しているところが、やや気になるところではありますが、明日以降下げ渋る動きになると思われる5日線下値サポートとして根固めできるかがポイントになりそうです。

【本日のトピック】
さて、本日は米国市場を点検してみます。

FED watch 7月

上記はFEDWatch7月予想ですが、7月の0.75%利上げは98.1%になっています。

www.google.com


6/18に、FRBのウォラー理事は、7月0.75%の利上げを支持するとコメントしていますが、マーケットは、すでに、7月の0.75%利上げを織り込んできていると言えると思います。
ちなみに、ウォラー理事は、リセッション懸念については、「やや行き過ぎ」とコメントしています。

FED Watch 9月

9月FED Watchを見ると、0.5%の利上げの可能性が59.6%になっています。

FED Watch 11月

次の11月FED Watch0.5%の利上げが52.1%になっています。

FED Watch 12月

そして、12月FED Watch0.25%の利上げが47.8%になっています。

つまり、最大予測値をみれば、年内 7月 0.75% → 9月 0.5% →11月 0.5% → 12月 0.25%の利上げを織り込んできていると言えそうです。

FED Watch 1月

CMEの FedWatch ツール: FOMCへカウントダウン (cmegroup.com)

 

ちなみに、来年1月FED Watch0.25%の利上げが38.8%になっていますが、0%利上げ予想も33.2%になっています。

つまり、利上げ局面は、年内で峠を越える見通しということです。

問題は、利上げではコントロールできないエネルギー価格ですが、ここ最近は落ち着いてきていることがわかります。

今週のスケジュールで注目すべきは、今晩の5月中古住宅販売パウエル議長の上院 下院での議会証言、週末の5月新築住宅販売になります。

www.bloomberg.co.jp

住宅販売については、ローン金利上昇のため、住宅価格が値下りする予想が出ているぐらいですから、鈍化する可能性が高いと思いますし、パウエル議長証言も、先日のFOMC証言をなぞるものになりそうです。

したがって、マーケットは、すでに急ピッチの利上げを織り込んでいる状況ですので、エネルギー価格上昇がないかぎり、インフレ沈静化の経済指標がでることにより、強含む可能性があるのではないかと思います。

リセッション懸念はつきまといますが、7月中旬の決算発表がとりざたされるまでは、顕在化することはないでしょう。

日本市場は、本日反発しました。
上記は、半導体関連のチャートですが、多くの銘柄が、景気悪化懸念年初来安値を更新していました。半導体関連は、景気動向にもっとも敏感なセクターです。

本日は、ほとんどの銘柄が反発していますが、明日以降も反発するのであれば、とりあえず景気悪化懸念を払しょくしての反発ということになると思います。

www.nikkei.com

 

本日の日経新聞によると、最近の株安を演出したヘッジファンドは、日本株を、ほぼ売り切っているとのことです。

エネルギー価格の上昇がないのであれば、とりあえず米株も日本株も反発局面を迎えるのではと思うのですがいかがでしょう。