えのキングの投資日記

日本株投資日誌

7/29(金) 日本株は為替の動きに注意!

 

7月28日(木)

【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄数1203/値下がり銘柄550
騰落レシオ(25日) 137.75%
空売り比率 48.1%
売買代金 東証プライム 3兆2742億円
     東証スタンダード 779億円
     東証グロース 1077億円

恐怖指数

日経平均 S&P500 日経VI VIX

Fear & Greed Index

恐怖と貪欲指数 - 投資家心理|ティッカー (cnn.com)

【業種】


【個別】

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4-6の純利益が23%減になるも、増収を確保し、コンセンサスを上回ったエムスリー(2413)14%近い上昇になっています。

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2期連続で最高益を更新し、1000億円を上限とする自社株買いを発表した信越化学(4063)が大幅高になっています。

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東京電力管内柏崎刈羽原発の再稼働を経済団体が申し入れしたとの報道から、原発再稼働の思惑東電HD(9501)が大幅高になり、中部電力(9502)東北電力(9506)など電力株が全面高になっています。

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1Qの営業利益前年同期比2.9倍になった三菱自動車(7211)11%近い上昇になり、年初来高値を更新しています。

原油を手掛かりにINPEX(1605)が買われ、1Qの営業益が倍増になった東邦ガス(9533)10%を超える上昇になっています。

6/15の、このブログでも紹介した東光高岳(6617)1Qの営業益56.9%増13億8800万円通期計画44億円に対し、進捗率31.5%になる発表をし、年初来高値を更新する大幅上昇になっています。

骨粗鬆症関節リウマチなど代謝疾患の予防になる破骨細胞分化抑制剤に関して特許査定を受領したと発表したアイビー化粧品(4918)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。

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反面、ゲーム事業の反動や投資育成事業の減益が響き、3Q累計(10-6月)の営業益が27.9%減559億円になったと発表したサイバーエージェント(4751)6%近い下落になっています。

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原材料高が原因で、今期利益予想の下方修正を発表したカゴメ(2811)が大幅続落になっています。

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半導体不足上海ロックダウンの影響で、通期最終損益の下方修正を発表した小糸製作所(7276)8%を超える大幅下落になっています。

長期金利低下を受けて、三菱UFJ(8306)三井住友(8316)など銀行株軟調になり、為替の円高を受けて、トヨタ(7203)デンソー(6902)など自動車関連も売られています。

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上海ロックダウンの影響で1Qの営業益59%減大幅下方修正を発表した三菱電機(6503)が、後場から6%近い急落になっています。

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1Qが大幅減益になった弁護士ドットコム(6027)12%近い大幅続落に沈んでいます。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は2日続伸!

大幅ギャップアップからスタートし、5日線(27760円)を上抜き、一時28000円を回復しましたが、そこから頭打ちになり、動きの乏しいレンジの動きを示す「陰のコマ線」を形成しています。

日経平均と騰落レシオ(25日)

日経VIと日経平均 4月と6月に20を切ったあたりから日経平均も急落しています


騰落レシオ(25日)137.76%まで上昇してきていて過熱感が出ていることや、日経VI20を割っていることからも、いったん調整に入ってもおかしくない水準ではあるものの、200日線(27561円程度の調整に留まることができれば、再度28000円トライも望めると思います。

三尊天井


3/25高値28338円6/9高値28389円を上抜き、「三尊天井」を否定できるかが、当面のポイントになりそうです。

【本日のトピック】

さて、ご存じの通り、昨日のFOMCは、大方の予想通り0.75%の利上げとなりました。

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S&P500 ヒートマップ

心配された、マイクロソフトグーグルの決算も、コンセンサスを、やや下回るも、先行きについて楽観的な見通しを示したからか、大幅上昇になっています。

FOMC後、パウエル議長「利上げペースを緩めることが適切になる可能性が高い」と発言し、ナスダックを中心に米株は大幅上昇になりました。

FED Watch

現時点では、9月0.5%の利上げ、その後は0.25%の利上げを数回こなし、政策金利の天井「3.25%-3.50%」になるというのが、中心的な見通しになっています。


米国のインフレが収まったというのは時期早々と思いますが、とりあえず、8/25~27ジャクソンホール会議あたりまでは、米株はしっかりの動きになるのではないかと思います。

一方で、日本株にとって、懸念材料になり得るのが為替の動きです。

パウエル議長の会見後から、米長期国債利回りは低下し、為替は円高になってきています。

購買力平価ドル円の乖離

IMF購買力平価と比較すると、現状はプラザ合意直前28%をはるかに超える異常な乖離になっていることがわかります。

米国金利が頭打ちになってくるならば、為替の流れに逆回転が起こりうることも頭に入れておいたほうがいいと思います。

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