3月15日(水)
【相場概況】
東証プライムの値上がり銘柄1498/値下がり銘柄307
騰落レシオ(25日)115.19%
空売り比率 45.5%
売買代金
東証プライム 2兆9621億円
東証スタンダード 1049億円
東証グロース 1320億円
【恐怖指数】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種】
【個別】
【テクニカル分析】
本日は下記のようなニュースが出てますので割愛します。
とりあえず嵐が去るのを待つしかなさそうです。
【本日のトピック】
アクシージア(4936)
さて、本日は以前も取り上げたアクシージア(4936)を取り上げます。
以前、10月のブログで1291円の時、取り上げて、一時1780円まで高騰する場面もありましたが、その後は失速し、3/14は1140円まで下落する局面もありました。
下落した要因として考えられるのは
①売出し株
同社は1/31に、2/17に東証プライムへ昇格することを発表すると同時に、265万株の売り出しをおこなうことを発表しました。
株価は需給悪化を警戒した売りが出て大幅下落になりました。
ただ、あくまで大株主が市場に放出する売出しであり、一株当たり利益が毀損する新株発行ではありません。
そして、東証プライム昇格を目指すうえで上場基準の流通株式比率35%をクリアするための売り出しであり、すでに創業者の保有株放出が検討されていることは、四季報の秋号にも記載されていました。
そのため、私自身は、持ち株を少しだけ残し、いったん売却しています。
ちなみに、売り出し価格は1235円です。(大和で少しだけもらいました。)
そして、その後、M&Gインベストや野村証券が大株主に躍り出てきていますし、プライム上場で、投信等の買いが期待できることを考えれば、需給悪はあまり気にしなくていいレベルと思います。
②2Q決算
同社は3/13に2023年7月期2Q決算を発表しています。
2Q累計では売上、利益とも最高益を更新しています。
しかしながら、通期計画の進捗率が48.2%になり、11-1月期の経常利益が減益になったことが嫌気されたのか、決算発表翌日の株価は、一時1140円になるまで売り込まれました。
ただ、同社は7月決算ですが、もともと8~1月期の上期より2~7月期の下期のほうが売上がたちやすい下期偏重の会社です。
同社の売上の91.3%は中国です。
中国では、有名なEC商業イベントとして
11/11 独身の日
3/8 女性の日
6/18 618商戦
がありますが、同社の決算で2~7月の下期に2回のイベントをこなすことになりますので、相対的に下期偏重になるようです。
前回の下期も、5月に中国のロックダウンが明けて 618商戦に間に合ったことで、大幅上方修正になっていますので、今回はさらに期待が持てると思います。
そして、2Qの経常利益の鈍化の要因としては、為替差損が7184万円発生しているからと考えられます。
内訳は不明ですが、一過性のものと思われます。
そして、2Qは売上総利益率(粗利)は伸びています。
しかしながら、販売管理費も約9億円増加しています。
販売管理費は同社の戦略として、新製品の発売等、積極的にコストをかけていることがうかがえます。
そして、「AGドリンク」という、利益率の高い商品が成長しているようです。
同社は、昨年から上記の株主優待を実施するとともに、今回、はじめての配当を出すことを発表しています。
配当性向は30%前後を目安にするとのことですので、利益が伸びれば増配も期待できます。
少しづつ買い下がるのが有効と思います。