えのキングの投資日記

日本株投資日誌

4/3(月) リネットジャパン(3556)に注目‼

3月31日(金)

 


【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1279/値下がり銘柄477
騰落レシオ(25日)121.72%
空売り比率 47.1%
売買代金
東証プライム 3兆7422億円
東証スタンダード 913億円
東証グロース 1810億円

3/30(木)米株市況

3/31(金)米株市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN


【業種】


【個別】

www.nikkei.com

三井物産(8031)7%を超える大幅上昇になっています。

3/31の日経新聞は、「大手商社が株主還元の拡充を継続する方針」であると報じています。

そして、同社は2026年3月期まで3年間のキャッシュフローに対する総還元性向を現状の33%から引き上げる検討を始めたとのことです。

また、5月に発表される2026年3月期までの中期経営計画で、140円を下限とする来期配当は上積みする方針とも報じていて、見直し買いに繋がったようです。

同じく、三菱商事(8058)伊藤忠(8001)丸紅(8002)なども、還元余地があり、還元を強化してくる可能性が報じられており、本日の商社株物色につながった様子です。

 

www.nikkei.com



東京都競馬(9672)が急騰しています。

30日の大量保有報告書によると、アクティビストで知られる香港の投資ファンドであるオアシスマネジメントが同社株を8.38%保有していることが公表されています。

オアシスマネジメントは同社株を1月に5%足らず(141万8700株)まで買い進み、今回、3/28に市場外で1株3495円で、99万2000株(3.45%)取得し、大量保有報告書をだしてきたものと推定されます。

保有目的はポートフォリオ投資及び重要提案行為となっていて、近いうちに何らかのアクションを起こしてくる可能性がありそうとの観測も出ています。


kabutan.jp


ライフドリンクカンパニー(2585)が急騰し、ストップ高買い気配で終了しています。

同社は2026年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表しています。

2026年の最終年度に売上420億円2023年3月期予想296億円)、営業利益50億円同30億円)見込んでいます。

2024年3月期に御殿場工場の立ち上げ準備を行うほか、今年1月に子会社化を完了したニットービバレッジとのシナジー効果を見込んでいるようです。

株価は、目先3/9につけた高値3265円を突破できるかが注目になりそうです。

kabutan.jp


事務機器大手のくろがね工作所(7997)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。

 


同社は2023年11月期の最終損益を従来予想の0.6億円の赤字から、一転12.1億円の黒字に転換することを発表しています。


同社は、京都に保有する土地、建物を売却する方針を発表し、16.1億円の固定資産売却益を計上する方針です。

株価は、昨年8月以来の75日線突破になっていて、株価がどこまで上昇していくのか注目されます。

 

kabutan.jp

反面、半導体関連で最初の決算発表となり、注目されていたマルマエ(6264)が急落しています。


同社は2023年8月期上半期決算を発表し、営業利益9億2700万円、前年同期比21.1%減になることを発表しています。


特に、12-2月期2Qでの営業利益2億5800万円前年同期比55.3%減の大幅減益に転じています。

半導体需要の鈍化に伴う半導体分野の受注減少の影響、及び棚卸資産の評価損増加が影響した様子です。

また、12-2月期の受注残も一段と低下しています。

株価はこれらを嫌気し、大幅下落に沈みました。

 

しかしながら、半導体分野の事業環境については、6月以降緩やかな改善を見込んでいるようです。

www.google.com


このことは、先日発表になったマイクロンの決算見通しにも共通することで、半導体関連の夜明けは近づいているのかもしれません。

www.nikkei.com

 

一方で、3/31日経新聞半導体装置23品目規制 中国への輸出、先端品難しく」という記事を速報として掲載しました。

3/31(金)半導体関連 5分足


この記事にも掲載された、東京エレクトロン(8035)SCREEN(7735)ニコン(7731)等は、記事が発表された11時過ぎから、一時大きく売り込まれる局面もありました。

半導体市況は、回復が見込めるものの、実際に輸出規制となれば、それなりに影響が出てくる可能性も排除できません。

半導体関連の動向は、日本株の行方にも大きく影響するため、今後の推移には注意が必要です。

 


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は大幅反発!

ギャップアップからスタートし、上髭ながらも陽線で終わっています。


ナイトセッションの日経平均先物28230円 +140円で戻ってきています。

前日の高値(28124円)水準を上抜けてきており、引き続き強い相場が想定されます。

www.nikkei.com


東証PBR1倍割れ企業に、株価水準を引き上げるための具体策の開示を求めることが話題に上がっていますが、前述の三井物産(8031)のように低PBR銘柄が物色される相場が継続すれば、3/9高値28734円が意識される動きになるかもしれません。

 


【本日のトピック】

リネットジャパングループ(3556)

 

https://corp.renet.jp/


さて、本日はリネットジャパングループ(3556)を紹介します。


同社は主にリユース事業」「リサイクル事業」「ソーシャルケア事業」「海外HR事業」の4つの事業を行う会社です。


リユース事業」


「NET OFF」ブランドで展開し、実店舗を持たずに宅配買取・ネット販売をしているのが特徴です。



在庫を商品センターに集めることにより、シリーズ商品をまとめて購入できたり、回転率を上げることを実現しています。

在庫数は150万点も取りそろえ、年間30回転以上入れ替わるようです。

 


特に、前期7月から開始したトレーディングカードの買取が好調のようです。

 

2023年9月期1Q決算資料をみても、リユース事業」の売上は順調に伸びていることがうかがえます。

 


「リサイクル事業」




国の認定事業者として、家庭やオフィスで不要になったパソコン等(小型家電)を回収してリサイクルする事業を全国に展開しています。




日本の家庭の約半数に不要なパソコンが眠っているという統計があるようですが、その不要なパソコンの中に入っているレアメタルなどは天然鉱山で埋蔵されている量よりも多いと言われ、都市鉱山と呼ばれているようです。

【特集】不要なPCを無料回収してくれる2つの方法を比較。リネットジャパンとメーカーによる直接回収、どう違う? - PC Watch (impress.co.jp)

 


https://ssl4.eir-parts.net/doc/3556/tdnet/2254250/00.pdf

 


特に、東京23区の全自治体と連携協定を締結したパソコンの宅配便回収は非常に好調なようです。


回収したパソコンの解体は、知的障害のある方の雇用創造にもつながっているようです。


「ソーシャルケア事業」



知的障害のある方のグループホーム「スマイルあっとほーむ」「就労継続支援B型事業所」を運営しています。

www.youtube.com


実は、私が一番期待しているのがこの「ソーシャルケア事業」です。

 


同社は3/1に障害者向けグループホームを運営するアニピスホールディングス社を買収し子会社化しています。

同社はアニピスホールディングス社を買収したことにより、グループホーム約1200棟・入居可能な障害のある方約5000名まで拡大し、障害者向けグループホーム事業では業界最大手になっています。

xn--r8jzdvima84a.com


以前紹介したパーキンソン病専門の老人ホームを運営するサンウェルズ(9229)は業績が絶好調でPERも117倍まで買われています。


付加価値のついた施設のニーズは非常に高く、利益率も非常に高い事業が多いと思います。

同社のIRにアニピスホールディングス社買収の連結業績に与える影響を質問しましたが、「現在精査中で回答できない」とのことでした。

しかしながら、アニピスホールディングス社売上4年間で約4倍になっていて、同社の決算に大きく貢献することは間違いないと思います。


「海外HR事業」




カンボジア政府と連携し、現地で技能訓練を行った実習生を日本に送り出す事業です。

カンボジア実習生事業は好調である一方で、カンボジア金融事業は撤退方針です。


1Q決算が過去最高の売上を記録しながら、経常利益が大きく減益になったのは、リユース部門のTVCMなど先行投資海外金融事業の撤退及び為替が要因となったものです。

為替について、IRに質問したところ、決算説明資料には前期との差が▲6400万円と表記しているものの、前期1Q決算で約4000万円の為替差益を計上していて、今期は約2300万円の為替差損を計上したことで合計6400万円の増減となったとのことです。

為替レートは12月末時点で1㌦132.71円としていて、1円あたり約200万円の影響になったようです。

そして、カンボジア金融事業は縮小を進めているため、将来的には為替の影響も縮小していくようです。


配当は現状無配ですが、2023年9月期配当開始に向けて連結純資産は改善傾向にあるようです。


株価は、減益決算が嫌気されて、低迷していましたが、アニピスホールディングス社買収を発表した3/1辺りから鎌首を持ち上げ始めています。

個人的には、1Q決算で、膿を出し切り、以降は軌道に乗るのではないかと感じています。


アニピスホールディングス社買収が、収益の大きな柱に成長することも考えられ、なるべく押し目を買って中期保有すれば、思わぬ上昇もあり得ると思っています。

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