えのキングの投資日記

日本株投資日誌

4/12(水) 半導体関連は底入れの兆し!

4月11日(火)


【相場概況】

日経平均 寄与度ランキング

東証プライムの値上がり銘柄1385/値下がり銘柄365
騰落レシオ(25日)108.12%
空売り比率 43.7%
売買代金
東証プライム 2兆5260億円
東証スタンダード 1655億円
東証グロース 1399億円

4/10(月)米株市況


恐怖指数

恐怖指数

Fear & Greed Index

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN

 


【業種】

 


【個別】

www.nikkei.com

 


伊藤忠商事(8001)三井物産(8031)三菱商事(8058)丸紅(8002)住友商事(8053)5大商社株が大幅高になっています。

日経新聞が特報として、ウォーレン・バフェットの単独インタビューを報じていて、「追加投資したい」日本株に強気な見方を強調したと報じています。

また、同氏は、5大商社株の保有比率がそろって7.4%に高まったことも打ち明けています。

昨年11月の大量保有報告書では、いずれも6%台であったため、5大商社株の買い増し期待が高まり、買いを集めたようです。

www.nikkei.com


また、日経新聞は、バフェット氏が伊藤忠商事(8001)の岡藤正広会長と会談したことも報じていて、同会長は「日本市場をもう一度見直して投資していこうというのが共通の考え方だと確信を持った」と語ったと報じています。

今回のバフェット氏の投資は、必ずしも商社株とは限らないと見る向きもありますが、同氏は過去に「価格次第で商社株を最大9.9%まで保有比率を高める可能性がある」と発言していることもあり、引き続き商社株の物色が続きそうです。

www.nikkei.com


住友金属鉱山(5713)が大幅高になっています。

日経新聞が、「同社は2028年にも、EV用電池などに使用するレアメタルのリチウムの生産を始める」と報じています。

純度の低い原材料から高効率でリチウムを抽出できる独自の技術開発にメドをつけたとしていて、通常リチウムの抽出に1年程度かかっていたのに対し、新技術は1週間程度で抽出が可能になるとのことです。

同社は新技術をテコに、海外勢がほぼ独占していた原材料の権益確保に動くとされていて、株価の更なる上昇にも期待が集まりそうです。

kabutan.jp

 

SHIFT(3697)が高騰し、年初来高値を更新しています。

 

同社は2023年8月期上半期決算を発表していて、営業利益50.8億円で前年同期比32.8%となり、従来予想の42億円を大きく上回る着地になったことを発表しています。

 


不採算案件の一巡などにより、粗利益率が大幅に改善していることがうかがえ、エンジニアの採用ペースも復調しているようです。

 


通期予想の営業利益予想は94億円、前期比36.0%増で据え置かれていますが、更なる上方修正も期待できそうです。

kabutan.jp


シリコンスタジオ(3907)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は2023年11月期の1Q決算(22年12月~23年2月)を発表し、売上11億5900万円前年同期比19.7%増)、営業利益1億500万円同1180.4%増)で着地したことを発表しています。


営業利益は、通期計画2.1億円に対し、進捗率50.5%に達しています。

 

オンラインゲーム向けサーバー開発・運用が堅調に推移したほか、エンターメント業界での有料職業紹介サービスも好調だった模様です。

株価は底値入りから、位置どころを変えてきていて新展開入りを示唆しています。

kabutan.jp

 

ステムリム(4599)ストップ高まで買われ、上場来高値を更新しています。

 

 

同社は非開示になっていた2023年7月期業績見通しを発表し、営業損益が前年同期19億8000万円の赤字→今期1億4600万円の黒字に浮上する見通しを公表しています。

再生誘導医薬レダセムチドで急性期脳梗塞を対象とする治療薬開発でマイルストーンを達成し、塩野義製薬(4507)から4.5億円受領する見通しとなったことを発表し、今期業績予想に計上する予定です。

また、慢性肝疾患を対象とした医師主導治験においても主要評価項目を達成しています。

株価は上場来高値水準であり、目先は同水準が保てるか注目になりそうです。

テクニカル分析


日経平均は続伸!

 


ギャップアップでスタートし、5日線(27672円)25日線(27716円)を上抜くも、上髭の長いトンカチ(陽線)

を形成しています。

28000円水準は、いかにも上値が重いという状況になっていますが、明日の米CPI発表が、目先のトレンドを決定づけていくことになると思います。

 

 

【本日のトピック】

www.nikkei.com


さて、4/11の日経新聞によると、2023年1~3月の世界のパソコン出荷台数が前年同期比29%減の5690万台になり、5四半期連続の減少となったことが報じられています。

www.nikkei.com


また、台湾TSMCも、3月売上が、4年ぶりの大幅減収になったことが報じられています。


さらには、韓国サムスン電子も、半導体部門が14年ぶりに営業赤字に転落したとも報じられています。

www.bloomberg.co.jp


一方で、サムスンの減産が追い風になったこともあり、米マイクロンエスタンデジタルの株価は8%を超える上昇になっています。

その他、エヌビディア2%高、ラムリサーチ2.7%高、など、米国半導体関連は軒並み上昇しています。

SOX指数

SOX指数も、年始から上昇トレンドを継続しています。

株式は、半年先の動向を織り込んで動くことを考えれば、恐らく半導体市況は最悪期を脱しつつあるのではないかと思います。

上記のように、足元の1~3月期は、半導体は非常に厳しかったことがうかがえますが、半導体関連株は上昇傾向です。

マルマエ(6264)決算説明資料

 

先日決算発表をしたマルマエ(6264)も、12~2月の2Q決算は大きく落ち込むも、事業環境としては、6月以降改善する見通しを発表しています。

 

DXI インデックス


DRAM価格の推移を示すDXIインデックスも上昇してきていて、価格の底入れを示しています。

もちろん、半導体関連は市況に左右されやすい性格をもっていますので、これから、本格的なリセッションを迎えるのであれば、いち早く下落に転じるかもしれません。

しかしながら、DRAM価格のモメンタムを見れば、半導体関連株の優位性は当面守られると思われます。

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