6月1日(木)
【相場概況】
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【売買代金】
【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【業種】
【個別】
菱洋エレクトロ(8068)がストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。
同社は、2024年1月期第1四半期の連結決算発表に併せ、通期業績予想の上方修正を発表しています。
売上高は1,200億円から前期比1.5%減の1,280億円、当期純利益は55億円から同2.5倍の75億円に見通しを引き上げています。
また、これまで120円としていた年間配当予想は40円増額し、前期比50円増配の160円に見直しています。
ICT・ソリューション分野が堅調に推移した2~4月期の業績を通期の予想に反映し、リョーサン(8140)が持ち分法適用関連会社となったことに伴う負ののれん発生益が暫定値を上回る見込みとなったことも寄与するようです。
本日の株価大幅高で景色が一変していて、3,700円処を目指すことになりそうです。
新光電気工業(6967)が一時ストップ高になるまで買われ、年初来高値を更新しています。
ブルームバーグが、同社親会社の富士通(6702)が売却を探っている同社株について、米系投資ファンドのKKRやベインキャピタル、アポログローバルの他、政府系ファンドの産業革新投資機構や大日本印刷(7912)などが応札に関心を持っていることが分かったと報じたことがキッカケです。
報道によると、富士通は新光電工の株式を全て売却する方向で、すでに財務アドバイザーを指名したとのことです。
また、富士通は全保有株を売却する選択肢の他、TOBによる発行済み株式全ての取得を含めた提案を受け付ける方向で調整しているとも伝わっています。
ただ、交渉は、まだ初期段階で、富士通が株式を当面保有し続ける可能性もあるようです。
同社は半導体の材料や半導体製造装置向けの製品を手掛けているため、経済安全保障の観点からも交渉相手を慎重に検討する方針のようです。
それだけに不透明感は強いと言え、買いも続かず上げ幅を縮小しています。
明日以降の動向が注目されます。
はてな(3930)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は2023年7月期の通期業績予想の上方修正を発表しています。
通期の経常利益を従来予想の1.4億円から2.2億円へと51.0%上方修正しています。
人員採用が順調に推移し、業務委託などの外注費が従来の想定を下回る見込みのようです。
また、6万株(0.60億円)を上限として自社株買いを実施することも開示しています。
株価は75日線を上抜けてきていて、新展開入りになりそうです。
メディアシーク(4824)が一時ストップ高になるまで買われ、年初来高値を更新しています。
同社は、ソフトバンク(9434)傘下のSBペイメントサービス、およびスクロール(8005)傘下のキャッチボールと協業し、継続課金(サブスク)サービス対応のクレジット決済サービス「エスコレ」の提供を開始したと発表しています。
同社は、「エスコレ」の特長として、管理サイトでサブスクサービスの管理に必要な顧客・商品・申し込み情報の更新、請求・売上管理を一元化できること、クレジットカード決済が承認されなかった場合、自動で後払い契約に移行し、代金回収漏れリスクを低減できることを挙げています。
株価はやや過熱状態にありますが、明日以降の値動きが注目されます。
テクノホライゾン(6629)が、一時ストップ高になるまで買われ、年初来高値を更新しています。
同社は、子会社アポロ精工が次世代のレーザー自動はんだ付けロボット「J-CAT STAR GATE」、IH自動はんだ付けロボット「J-CAT WAVE」をそれぞれ発売すると発表しています。
また、このほかにも、航空機整備現場へのウェアラブルカメラ導入協力を発表していて、これら複数の材料を手掛かりに物色が活発化したようです。
株価は年初来高値を更新しましたが、上値の節目として意識される水準に達したことで売りも膨らみ、上げ幅を縮小させています。
目先は現水準を保てるか否かが焦点となりそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は反発!
上昇を続ける5日線(31102円)を1日で奪還し、昨日の高値(31142円)も超えてきています。
日経平均が33年振りの高値を付けた後、下落に転じた先週、海外投資家は+5946億円(現物+3817億円/先物+2129億円)買い越ししています。
足の速い先物投資家が一時売り転する一方で現物投資家は買い続けた可能性が高いものと思われます。
ブルームバーグによると、日本を投資対象とする米国籍の株式上場投資信託(ETF)であるウィズダムツリーのDXJに、5月は約2億4200万ドルが流入したようです。
米国人にとって「為替ヘッジあり」のETFということになりますので、これだけで330億円以上の円売りドル買いのヘッジポジションがとられたということになります。
海外投資家の日本株買いが継続するかぎり、多少の日柄調整はあっても、上昇トレンドは継続されると思います。
目先は、直近高値の31,560円を上抜き、上記平行チャネルを形成していくのか、跳ね返されるのかが注目されるところです。
この人が、こう言ってるので、案外強いのかも・・・⁉