7月1日(月)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別株】
https://www.takashimaya.co.jp/
高島屋(8233)が7連騰となり、年初来高値を更新しています。
同社が、6月28日に2025年2月期(今期)の連結純利益が前期比20%増の380億円になりそうだと発表しました。
従来予想(8%増の340億円)から上方修正し、市場予想のQUICKコンセンサス350億円(5社、5月24日時点)も上回っています。
インバウンド需要が想定を上回り、国内百貨店の売り上げが伸びています。
本日は、同社同様に上方修正の発表をしたJ.フロントリテイリング(3086)や7/12に1Q決算発表予定の松屋(8237)も大幅高となり、8月上旬に1Q決算発表予定の三越伊勢丹HD(3099)、H2Oリテイリング(8242)も確りと買われています。
野村証券の山岡久紘リサーチアナリストは6月28日付のリポートで、国内百貨店の業績は好印象とした一方で「国内百貨店業の商品利益率などはやや保守的に計画されている印象も受ける」と指摘し、そのうえで「グループ全体としての中長期での成長確度が一段と高まるかが今後の注目点」と語っています。
https://www.naganokeiki.co.jp/
長野計器(7715)が急反発し、ストップ高まで買われています。
先週末引け後に、いちよし証券が同社のレーティングを新規に「A」、フェアバリューを「5,400円」と格付けしています。
同証券は、同社を本国内を中心とする半導体工場建設の恩恵も享受し得る企業として中期的な成長を予想しています。
半導体製造装置市場の持続的な拡大に加えて、新規顧客の開拓が進む可能性など圧力センサは中期的な収益成長に寄与すると見ているようです。
株価は、この勢いがどこまで続くか注目されます。
ペルセウスプロテオミクス(4882)がストップ高まで買われています。
同社は先週末引け後に、開発中の抗トランスフェリン受容体1抗体「PPMX-T003」の真性多血症患者による第I相試験が終了したことを発表しました。
安全性を懸念するような重篤な有害事象の報告はなく、今期業績への影響や2025年3月末までという導出計画にも変更はないとしています。
最近はバイオ株の強さが目立っており、関連銘柄の材料には好反応し易い状況です。
株価は、まだ上値余地が残されていそうな印象です。
https://www.robotpayment.co.jp/
ROBOT PAYMENT(4374)が急騰しています。
同社は本日寄り付き前に、請求・債権管理クラウド「請求管理ロボ」および顧客管理・自動課金クラウド「サブスクペイ」のサービス価格を7月から改定すると発表しました。
安定したサービス提供と法改正などへの対応を目的としたサーバー増強、システム改修、クレジットカード決済の不正利用対策などを継続的に実施し、利用者へより良いサービスを提供するためとしています。
株価は5日線を足場に一気に上放れており、上値余地は残されていそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は小幅続伸!
ローソク足は、3日連続の陰線となり、上値の重さを感じさせますが、ザラ場高値、安値共に先週末水準を上回り、上昇する5日線(39,479.18円)上もキープしています。
短期上昇トレンドは継続していますが、明日以降、4万円トライが見られるのか、5日線を割り込み調整色を高めるのか注目されるところです。
【本日のトピック】
さて、7/8、7/10のETFの決算を控えて、今週半ばあたりから日本株の相場は調整含みになる可能性があることは、昨日のブログにも書いた通りです。
しかしながら、先週も月末リバランス売り等があったにも関わらず、売買代金は高水準を維持し、週足は大陽線を形成しました。
持合い離れを演じ、短期上昇トレンドを形成してきています。
先週の動きが海外投資家のスタンス変更によるものかを確認するには、木曜日の投資主体別動向発表を待つしかありませんが、もし、ここもと減少がちであった海外投資家が買い越しスタンスに転じているのであれば、今後の日本株相場に光明がさすことになるでしょう。
フランスでは、マクロン大統領が解散・総選挙を決めた後、欧州債務危機以降での最悪の国債下落が発生し、約2,000億㌦(約32兆2,000億円)相当の株式時価総額が消失したようです。
ここからは妄想でしかありませんが、もし、欧州を飛び出した資金が日本株に振り向けられたのであれば、先週の日本株の強さにも合点がいきます。
海外投資家の日本株買いが復活しているのであれば、ETF決算のイベントが通過してしまえば、意外高になる可能性もあるのではないかと思います。