7月3日(水)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別株】
霞が関キャピタル(3498)が急反発し、ストップ高まで買われています。
同社が、2日発表した2023年9月〜24年5月期の連結決算は、累計経常利益が前年同期比4.2倍の38.6億円に急拡大し、通期計画の75億円に対する進捗率は前年同期の22.1%を上回る51.5%に達しました。
冷凍食品需要や観光需要を背景に冷凍冷蔵倉庫やホテル関連の案件が伸びたほか、アラブ首長国連邦(UAE)のドバイで手掛ける不動産の売却も進んだようです。
極東証券経済研究所のアナリスト、鈴木大氏は「会社側から中間決算の発表時、下期偏重型で利益の通期目標達成を目指すと説明があったが、言葉通り順調に利益を積み上げている。期待の高い海外案件も収益化が進捗し、市場の再評価が進みそうだ」とみているようです。
直近、レオス・キャピタルワークスが同社株の保有割合を減らしていただけに、警戒していた向きにはサプライズになったかもしれません。
アールプランナー(2983)が場中値つかずのストップ高比例配分まで買われており、年初来高値を更新しています。
同社は、2日の取引終了後、2025年1月期の連結業績予想について、連結経常利益を従来予想の2億円から5.3億円へと2.7倍上方修正し、増益率が27.4%から3.4倍に拡大したことを発表しています。
上期業績の好調に伴い、通期の連結経常利益も従来予想の6.4億円から9.7億円へと51.6%上方修正し、増益率が79.3%から2.7倍に拡大する見通しです。
また、今期の上期配当を従来計画の5円から15円、下期配当も従来計画の10円から15円へと増額修正しています。
引き続き受注高・総受注棟数が好調に推移しており、第1四半期に戸建住宅の販売棟数、とりわけ分譲住宅の販売棟数が大幅に増加したことが要因としています。
また、前期に実施した販売価格の適正化や、一部建築資材の値下がりなどにより売上総利益が改善しており、今後の引き渡しも増加する見通しであることも寄与しているようです。
株価は1,000円大台乗せとなり、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。
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弁護士ドットコム(6027)が大幅上昇しています。
本日はアナリストによる強気レポートが複数出ており、追い風になっているようです。
東海東京証券は同社株の投資判断を新規「OP」、目標株価6,200円でカバレッジを開始しています。
国内SaaS企業で生成AIを収益化できる可能性が最も高い企業は同社であると考えているとのことで、弁護士業務は自然言語を扱う領域が広いため自然言語処理に強みのあるLLM(Chat GPTなどの大規模言語モデル)と親和性が高く、リーガル領域で付加価値のあるサービスを提供できると指摘しています。
同証券は、営業利益予想について2025年3月期は17.64億円(会社計画は17.00億円)、2026年3月期は27.86億円、2027年3月期は38.41億円との見通しを示しています。
また、ジェフリーズ証券も新規「Buy」、目標株価4,100円でカバレッジを開始したことも伝わっています。
株価はマドを開けて上昇していますが、明日以降も継続するか注目されます。
日本冶金工業(5480)が大幅続伸し、年初来高値を更新しています。
大和証券が7月2日付で、同社の投資判断を「3」から「2」に格上げ、目標株価も4,300円から5,600円に引き上げています。
再編が進展した国内ニッケル系ステンレス業界では販売価格をコントロールし易くなっているなど、良好なファンダメンタルズに加えて、PBR水準や総還元利回りなどのバリュエーション指標には割安感が見出せると判断しているようです。
同証券は、2025年3月期の一株当たり総還元額を360円と想定し、総還元利回りは7.8%に相当するとしています。
株価は、割安高配当株として、一段高が期待できそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は大幅続伸!
ローソク足は、マドを開けての陽線となり、3/22の終値ベースでの史上最高値(40,888.43円)に迫る勢いです。
本日の日本経済新聞では、株価が小幅に上下する動きを繰り返す中で、コーヒーカップの下に置かれる受け皿(ソーサー)にも似た形状となる『ソーサー・ボトム』を抜け出して上昇に弾みがついているとの解説がされています。
相場の下降トレンドで「売り」勢力と「買い」勢力の差が徐々に縮まり拮抗していく場面で現れやすく、次第に「買い」勢力が上回ることで曲線を描きながら上昇していく形状で、上昇傾向に転換するサインとされています。
とは言え、市場には3月に史上初の4万円台を達成した時のような熱気は見られませんし、4日の米国は独立記念日の祝日で休場となり、3日は短縮取引となるため、海外勢のフローは限られます。
来週のETFの換金売りが控えていることもあり、史上最高値近辺からは、少し調整含みになる可能性もあると思います。
アメリカの著名投資家ウィリアム・J・オニールが提唱する『カップウィズハンドル』の取って部分の押し目買いが有効になると考えます。