7月22日(月)
【相場概況】
【日経平均寄与度ランキング】
【業種別】
【ヒートマップ】
【売買代金】
プライム売買代金3兆3,000億円台まで低下。
【騰落レシオ】
【空売り比率】
【米株市況】
【恐怖指数】
【Fear and Greed Index】
Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別株】
九州旅客鉄道(9142)が5日続伸し、年初来高値を更新しています。
同社は、19日、2025年4月からの運賃引き上げを国土交通省に申請したと発表しました。
運賃引き上げは1996年以来約29年ぶりとなるとのことです。
値上げ幅は平均約15%で初乗り運賃は現行より30円高い200円となる予定です。
テレワークの浸透などにより、輸送需要が新型コロナウイルス禍前の水準に戻らないと想定されるほか、電気料金や物価高による経費の増加が見込まれます。
車両の設備更新や修繕、職場環境の改善のため値上げを決断したようです。
SMBC日興証券の川嶋宏樹氏は19日付リポートで、同証券では値上げで2027年3月期から年100億円の増収効果を織り込んでいたとしたうえで、申請通りに認可されれば想定よりも1年早く業績に寄与し始めると指摘しています。
B‐R サーティワン アイスクリーム(2268)が、一時ストップ高になるまで買われ、年初来高値を更新しています。
同社は、19日、2024年12月期第2四半期累計の決算を発表し、連結経常利益が、前年同期比81.8%増の15.3億円に拡大し、通期計画の19.6億円に対する進捗率は78.5%に達しています。
店舗オペレーション力や改装によるブランド価値の向上、デジタル強化策などが奏功したほか、他社とのコラボレーションやサーティワンの強みを生かしたフレーバー訴求の新キャンペーン投入、更には商品ラインアップの強化などにより客数が増加し、既存店売上高が34ヵ月連続増となっています。
また、各地で猛暑日を記録したこともあり、猛暑関連の一角としても買いが向かいました。
ただ、株価は、やや過熱感が警戒される水準で注意が必要と思われます。
AIAIグループ(6557)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は19日引け後に、2024年9月30日を基準日として1株から2株へと株式分割の実施を発表しました。
また、2024年9月末時点の株主から株主優待制度を導入すると発表し、毎年3月末および9月末時点で300株以上を保有する株主を対象に一律で各15,000円分(年間合計3万円分)のQUOカードを贈呈します。
更には、 同時に、独立系投資銀行のストームハーバー証券(東京都港区)と業務協力に関する覚書を締結すると発表しました。
両社それぞれが有するリソースの連携やノウハウ及びネットワークの相互活用を行うことで、AIAIグループにおけるM&A戦略を強化し、新たなM&Aスキーム及びM&Aに伴う資金調達スキームなどを考案・構築することを目指すとしています。
株価は75日線(1,175.09円)を突破しており、新展開入りも期待できそうです。
企業のブランディング支援を手掛ける揚羽(9330)がストップ高まで買われています。
同社は、22日、位置情報データを用いたソリューションを提供するブログウォッチャー社と業務提携契約を締結したと発表しました。
ブログウォッチャーは、リクルート(東京都千代田区)と電通(東京都港区)のジョイントベンチャーで、位置情報データに基づいた精度の高いWEB広告配信に強みを持ちます。
今回の業務提携により同社とブログウォッチャーの相互送客に加えて、両社の強みである「採用×マーケティング」によって企業の採用活動支援がより強固になると判断したとしています。
本日の株価は寄り付いても即ストップ高に戻すことを繰り返しており、強い上値追い志向を示しています。
【テクニカル分析】
日経平均は大幅続落!
ギャップダウンからスタートし、寄り付きから25日線(40,033.45円)を割り込む大陰線を形成しています。
下落トレンド時は25日線は下値抵抗線になりにくく、上値抵抗線として機能しやすいことが知られています。
空売り比率が44.1%まで上昇してきましたので、明日はショートカバーが入りやすいところですが、目先戻りは25日線までと意識しておいたほうがいいかもしれません。
下値メドは75日線(39,105.26円)あたりになりそうですが、日経VIが20を超えてきており、思わぬ下落に見舞われる可能性もありますので注意が必要です。
【本日のトピック】
さて、バイデン大統領が正式に大統領選挙から撤退することを発表しました。
後任候補にハリス副大統領を支持することを明らかにしています。
バイデン大統領は、この先のスピーチで撤退したことを忘れて、「私は降りていない。大統領選に勝つ!」と失言したとのことですから、かなり、痴ほうが進んでいるようです。
Live shot at the Democratic party pic.twitter.com/zQQQinU7Xb
— Not Jerome Powell (@alifarhat79) 2024年7月21日
やはり、オバマ元大統領に見捨てられたのがショックだったのでしょうか・・・?
ハリス副大統領が正式に後継候補に指名された場合、民主党は、黒人・女性・南アジア系のハリス氏が人種差別、性差別、政治家としての実績不足という壁を乗り越えて、共和党のトランプ前大統領を打ち負かすというシナリオに賭ける歴史的な博打にでることになります。
現状、バイデン大統領よりは、支持が高いものの、トランプ前大統領に比べれば見劣りするのは否めないところです。
ハリス氏で大統領選を戦うのであれば、目先、誰を副大統領候補に据えるかが注目になりそうです。
可能性は低いものの、トランプ前大統領より人気があると言われている、オバマ元大統領夫人であるミシェルオバマ氏を擁立できれば面白いことになるかもしれません。
本人は大統領候補を頑なに固辞しているようですが、副大統領ならという淡い期待もあるようです。
ミシェルオバマ氏はトランスジェンダーであるという説もあるようですが・・・
いずれにしても、本日のマーケットでトランプトレードの巻き戻しが見られたように、しばらくは先行きの見通しが不透明になり、相場の上値も重くなりそうです。
売買代金も、本日は3.3兆円まで減少しており、相場上昇を牽引してきた海外投資家が慎重姿勢に転じてきたことが伺えます。
値ごろ感で安易に買いに入るのは危険かもしれません。