8月22日(木)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別銘柄】
JT(2914)が反発しています。
同社は、21日、米同業のベクター・グループを買収すると発表しました。
ベクターは米国4位のたばこメーカーで、23年12月期に約1億8300万ドルの純利益を稼ぐなど、収益は安定しています。
買収額は約3780億円で、2024年12月期(今期)中に全株式を取得する予定です。
今回の買収により、同社の米国市場シェアは2.3%から約8.0%へと拡大する見通しです。
市場では「米国のたばこ販売単価は高く、相対的に高い利益率が見込まれる」(国内証券)との見方がでており、同社の海外販売比率は高いが、為替が安定しない新興国での販売も多いため、米企業の買収で国際通貨の米ドルでの収入が得られることを前向きに評価する声も聞かれます。
https://www.sbirheoshifumi.rheos.jp/
SBIレオスひふみ(165A)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は、21日引け後に、配当修正を発表しました。
従来未定としていた2025年3月期の配当予想について中間・期末各27円20銭の計54円40銭(前期実績36円)に大幅増配しています。
今後、DOEが10%以上となるように年間の配当金を設定するとしています。
あわせて、9月30日を基準日に1株を8株に分割すると発表しました。
期末配当は株式分割の後に実施されることになり、分割を考慮すると3円40銭となります。
株価は、これらを好感視する買いが向かっており、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。
https://www.sharing-tech.co.jp/
以前このブログでも紹介したシェアリングテクノロジー(3989)が、一時ストップ高になるまで買われ、年初来高値を更新しています。
21日に提出された大量保有報告書によると、英国のアクティビストファンドで知られるアセット・バリュー・インベスターズ・リミテッドが同社株を5.20%保有していることが明らかになっています。
保有目的は「純投資・重要提案行為等を行うため」としています。
同ファンドは先日には、アツギ(3529)や新家工(7305)を新たに大量取得したことが明らかになっており、7月にはテクノスジャパン(3666)、6月には青山財産ネットワークス(8929)を新たに大量取得しています。
小型株中心に積極的に買っており、買い増す動きも多いことから、好材料視されている模様です。
まぐまぐ(4059)が大幅続伸になり、ストップ高になるまで買われています。
同社は、21日引け後に、1secと協業し、新ファンサイトプラットフォーム「MagOne」を開始すると発表しました。
MagOneはクリエイターのための新たな情報発信基地、次世代のファンコミュニティーサイトとして利用できる新サービスです。
AI技術とビッグデータを活用したスポンサー企業とのマッチング、NFTなどのブロックチェーン技術を使った新しいファンコミュニティーの形成、ECサイトでのオリジナルグッズの販売など、クリエイターの活動の幅が広がる支援を行うとしています。
株価は業容拡大を好感視する動きで、新展開入りも期待できそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は反発!
ローソク足は3本の陽線が並ぶ「赤三兵」を形成し、買い需要が旺盛であることが伺えます。
一方、本日は「陽のコマ」を形成し、相場転換の可能性もある「赤三平思案星」となっています。
日柄調整が継続していると思われ、価格帯の厚い75日線(38,640.10円)を上抜けるような動きが見られるまでは方向性が定まらない展開が続くと思われます。
流れが変わるとすれば、23日9時30分と13時におこなわれる閉会中審査での植田総裁の意見聴取でしょう。
ここでは、直近の株価の変動を踏まえた意見が総裁より初めて出てくる見通しですが、ハトかタカで大きく市場の織り込みが変わる可能性があります。
日銀は、日銀の国債買い入れ減少→国債供給過多→海外投資家に国債販売→保有率を高めるため金利上昇という構図を描いているため中期的には金利上昇を目論んでいることは間違いありません。
しかしながら、自身のタカ派発言が令和のブラックマンデーを呼び込んでしまったことや、岸田首相の後継総裁が誰になり、どのようなスタンスの金融政策を打ちだすか見通せないだけに、「急ぐ必要はない」とハト派発言をする可能性も高いのではないかと思います。
そうなれば、これまでの円高が是正され、日経平均も上昇トレンドに転換する可能性が高くなります。
23日はジャクソンホール会議でのパウエル議長講演も予定されており、マーケットがどの様な反応を示すのか注目されます。