8月30日(金)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別銘柄】
東京電力ホールディングス(9501)が反発しています。
30日付の日本経済新聞朝刊が、東電HDが「2027年度までに送電網の増強に4700億円を投じ、大型変電所を新増設する」と報じました。
電力需要の拡大が見込まれるなかで送電網の整備増強を通じた収益拡大期待から買いが集まっているようです。
人工知能(AI)などの普及でデータセンターの開発が進んで電力需要は高まる見通しで、直近5年間と比べて3倍に増やす計画です。
市場では「電力消費の増加が見込まれるものの、発電能力を高めるのは原発再稼働の問題などもあり容易ではない。それだけに送電網のインフラ整備で事業成長が進むとの市場期待は高い」(国内証券)という声もあります。
本日は、同社株のほかに、電力インフラに強みがある電線メーカーのSWCC(5808)、東電系の変電所関連事業も手掛ける東光高岳(6617)、関電工(1942)、ダイヘン(6622)、ETSホールディングス(1789)の他、送電線大手の古河電気工業(5801)、住友電気工業(5802)、フジクラ(5803)なども物色されています。
https://www.amiya.co.jp/
網屋(4258)が続急伸し、上場来高値を更新しています。
同社は、29日、ジェイテクトマシンシステムに対し、カンタンSIEM「ALog」/「ALog MDR」を導入したことを発表しました。
これによりジェイテクトマシンシステムは、サイバー攻撃/内部不正の自動検知体制を確立し、トヨタグループのセキュリティガイドライン対応を達成しています。
今回の「ALog」/「ALog MDR」導入は、ATSG対応としてサイバー攻撃/内部不正の自動検知体制を整備することが目的となっていました。
新システムの導入検討にあたって重要視したポイントが、ログ分析の深度で、「ALog」のAIによる分析機能と「ALog MDR」のアナリストによる分析を掛け合わせることで、一気通貫して複合的に異常を検知できる体制を評価したことが、導入の決め手となったようです。
株価は青天井圏を一段高する可能性が出てきています。
小林製薬(4967)が大幅反発しています。
30日の文春オンラインにて「“物言う株主”から創業家が脅かされ…小林製薬・猛毒会長(84)が目論む「MBOで非上場化」《紅麹サプリで死者100人》」との記事が報じられており、これを受けMBOへの思惑から買われた模様です。
香港の投資ファンドであるオアシス・マネジメントが同社株を5.20%取得しており、今後はオアシスによる創業家へのガバナンス圧力が高まることが予想されますが、こうした中で、市場では小林家によるMBOが噂されていると伝えています。
株価は、単なる思惑だけに、続く物色にはなり難いと思われますが、MBO期待は根強く物色される傾向があり、下支え要因にはなり続けそうだとの見方もあるようです。
TOWA(6316)が大幅反発しています。
同社は29日引け後に、9月30日を基準日として1株から3株へと株式分割すると発表しました。
投資単位当たりの金額を引き下げることでより投資し易い環境を整え、投資家層の拡大と株式の流動性の向上を図ることを目的としています。
これを好感視する動きで株価は意識されていた25日線を突破し、上値を追う展開に期待が持てそうです。
なお、本日はエヌビディア株下落も米SOX指数は底堅く推移しており、国内半導体関連も総じて堅調な動きとなっていることも支援しているものと思われます。
【テクニカル分析】
日経平均は反発!
ローソク足は4本連続の陽線となり、終値とザラ場高値はともに8月5日ボトムとする暴落後の高値を付けて8月相場を終えています。
月末特有の売買があったとは言え、売買代金が5兆円超えと急増しており75日線(38,649.68円)に肉薄しています。
下向きであった25日線(37,124.13円)も上向き転換が観測され持合い離れの体制が整ってきたことが伺えます。
ナイトセッションの日経平均先物は、39,060円 +350円で戻ってきています。
上記は海外投資家の現物と先物の売買フローですが、7月~8月にかけて、怒涛の売りを仕掛けていることがわかります。
特に、CTAを中心とした短期筋が先物を約3兆円近く売り仕掛けていることがわかります。
ところが、8月第3週(8/19~8/23)の投資主体別売買動向(現物+先物)を見ると、海外投資家は先物を約4,000億円近く買戻してきていることがわかります。
そして、8/30のオプション総取引代金を見ると、コールがプットを上回る通常ではない形になっていることがわかります。
(通常、持合い相場では、ヘッジ需要でプットの取引が多い)
9/13のメジャーSQにむけて、CTA等の短期筋が2兆円強の先物を買い戻してくる可能性もあり、持合い離れを見せてきている日経平均が一気に40,000円回復という動きを見せても不思議ではなくなってきたと思います。
来週は、自民党総裁選の候補者が出そろいます。
各候補者の具体的政策が披露され始めると、相場の刺激材料になり、思わぬ上昇につながることもあるかもしれません。
私は、決戦投票に勝ち残るのは高市早苗氏と小泉進次郎氏と思いますが、アベノミクスの継承者である高市氏が総裁になればもちろん相場にプラスになると思いますが、小泉氏が総裁になっても、実質政策は、長く安倍政権で官房長官を務めた菅氏が采配すると思いますので、とりあえずマイナスにはならないような気がします。
国民の声を代弁してくれてありがとうございます。
— 五十嵐勉 (@ttmikrs) 2024年8月30日
河野太郎氏に「誹謗中傷という言葉を盾に権力振りかざす恐れ」フジ女子アナに称賛「救世主現る」「会心の一撃」(デイリースポーツ)https://t.co/bJqtntjQZAhttps://t.co/oOxTKheuNG pic.twitter.com/7ZbTDNvssc
まかり間違って、デマ太郎が総裁になるようなことがあれば、即刻株は売ることをおススメします。