11月19日(火)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別銘柄】
パナソニックホールディングス(6752)が続伸し、年初来高値を更新しています。
18日の米株式市場では、電気自動車(EV)大手、テスラが一時8%強上昇しました。
米ブルームバーグ通信が同日、トランプ次期大統領の政権移行チームが自動運転車に関する規制緩和を検討していると報じています。
報道によると、トランプ次期政権は自動運転に関し、米連邦規制の整備を計画しており、これまで、州ごとに承認を得る必要があった自動運転車の展開を国の承認を得られれば全米で自動運転タクシーを展開できるようにする方針とのことです。
テスラが2025年にサービス開始を目指す自動運転タクシーの実用化に追い風となるとの期待が高まり、テスラ向けEV電池を手掛ける同社株にも買いが入ったようです。
米大統領選でトランプ氏の当選が決まって以降、テスラ株につれ高する形で、同社株は今月に入り2割ほど上昇しています。
市場では「今回の報道はテスラの経営を後押しする規制緩和などが今後も相次ぐとの期待を高めた」(国内運用会社のストラテジスト)との声が出ているようです。
また、Kudan(4425)も大幅反発しています。
同社は完全自動運転の実現に必須と言われている自己位置推定技術を保有しており、今年2月にはEU研究機関による自動運転プロジェクト「ERASMO」への技術提供を行っています。
また、7月には、日系大手自動車メーカーにこの技術を提供したと発表しています。
同社株も、米国の自動運転規制緩和関連として注目されそうです。
https://www.zensho.co.jp/
ゼンショーホールディングス(7550)が5日続伸し、年初来高値を連日で更新しています。
同社の傘下の牛丼チェーンであるすき家が18日、主力の牛丼などのメニューを22日から値上げすると発表しました。
牛丼「並盛」は20円引き上げて450円になります。
牛丼の値上げは4月以来、約7カ月ぶりで、値上げによる採算改善が期待されているようです。
また、モルガン・スタンレーMUFG証券は18日付のリポートで、同社株の目標株価を従来の8700円から9700円に見直ししています。
担当の新井勝己株式アナリストは米国を中心とする持ち帰りずし事業が急拡大しているほか、「はま寿司」の中国出店加速で、外食事業における海外比率は約30〜40%程度になっていると推定しています。
「日本の外食企業で最も海外で利益を稼ぐ企業になっている」と指摘し、投資判断は3段階で最上位の「オーバーウエート」を据え置いています。
エルテス(3967)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は、18日、創業20周年記念株主優待の実施を発表しました。
2025年2月末日を基準日として、保有株数800株以上の株主にQUOカード20,000円分を贈呈します。
創業20周年記念株主優待は今回限りですが、今後も株主への利益還元を重要な課題と位置付け、配当や株主優待、自社株買いなどの株主還元施策を継続的に検討する方針を示しています。
株価は75日線を超過し、一段高も期待できそうです。
【テクニカル分析】
日経平均は反発!
ローソク足は、クロージングオークションの一段高で、かろうじて陽線を形成しています。
6営業日ぶりの陽線ですが、200日線(38,550.92円)に頭を抑えられる形での、十字線を形成しており上値の重さを感じさせます。
ロシアのプーチン大統領が、核兵器の使用条件を定める「核ドクトリン」を改訂したと、ブルームバーグが報じており、にわかに地政学リスクが高まったのが要因のようです。
明日は、75日線(37,909.09円)の攻防になる可能性が出てきていますが、同ラインを明確に割り込むと、三尊天井のネックライン割れに繋がるため注意が必要です。
恐らく、この手の地政学的リスクは織り込むのも早いと思うのですが・・・
【本日のトピック】
さて、18日に発表になった7〜9月期の機械受注は、設備投資の先行指標とされる民需(船舶・電力を除く、季節調整済み)は前期比1.3%減となり、2四半期連続のマイナスとなりました。
7〜9月期の市場予測の中央値、0.2%増を下回る結果となっています。
10~12月期の見通し調査では大幅増加が見込まれていますが外需が5.0%減と大きく減少する見通しです。
これは、中国経済の減速が影響していると言われ、これから、トランプ次期大統領の対中強硬策がでてくるとなれば、日本も立ち位置を変えていかなくてはならないと思います。
正直、日本単体では、なかなか相場浮上の材料が見当たらないと思っていたのですが・・・
19時すぎにビッグニュースが飛び込んできました。
セブン&アイ(3382)株を創業家側が8兆円以上の資金を調達しMBOを年内に実行するとNHKが報じています。
PTSでは20%以上上昇し、売買停止になったようです。
8兆円とするならば、MBO価格は3,000円くらいと思います。
今回のMBOは、日本史上最大の買収劇になります。
これで、マーケットに8兆円以上の株式購入予備資金ができることになります。
膠着状態のマーケットに光明が差してきたのではないでしょうか?
年末高の起爆剤になってほしいものです。