12月2日(月)
本日より少し簡素化します。
【相場概況】
【売買代金】
【米株市況】
【個別銘柄】
https://www.round1-group.co.jp/
ラウンドワン(4680)が3日続伸しています。
同社は、11月29日、発行済み株式総数(自社株式を除く)の7.4%に相当する2,000万株、金額で100億円を上限とする自社株買いを発表しています。
自社株の取得期限は12月2日から2025年4月30日で、経営環境の変化に対応した機動的な資本戦略を遂行するためとしています。
同社は国内と、米国を中心に出店を進めている海外でクレーンゲームの需要が強く、増収基調が続いています。
岩井コスモ証券の清水範一シニアアナリストは「堅調な米消費や国内のインバウンド(訪日外国人)需要を背景に今後も業績の伸びが期待できそうだ」と語っています。
11月29日に新規上場したグロービング(277A)がストップ高まで買われています。
同社は、コンサルティング事業や各種SaaSを提供するクラウドプロダクト事業を手掛ける企業ですが、主幹事の1社である大和証券がレーティングは未付与ですが、レポートを出し業績予想を示しています。
同証券では経常利益で2025年5月期が21.9億円(前期比+479.4%)、2026年5月期が40.5億円(同+84.9%)と見込んでいるようです。
今期は会社計画を踏襲した数字ですが、来期も大幅増益になるとの予想で、EPSは今期255円予想から来期は450円超と予想しています。
株価は、改めて高成長期待が意識されたようで見直し買いに繋がったようです。
サンケン電気(6707)が大幅反発しています。
同社は11月29日引け後に、発行済み株式数の24.8%に当たる600万株、300億円を上限とする自己株式の取得実施を発表しました。
取得期間は12月2日から2025年9月30日までとし、株主還元の充実と資本効率の向上により更なる企業価値向上を図ることを目的としてます。
同社は、7月に持ち分法適用関連会社アレグロ・マイクロシステムズ(ALGM)株式の一部売却に伴う手取金の使途として概算300億円の自社株買いを実施予定であると発表していました。
正式発表受けてあらためて見直しの動きが強まる形になりました。
株価は75日線を伺う展開となっており、同レベルを明確に突破することができれば、再度7,000円大台復帰も意識されるものと思われます。
https://zuu.co.jp/
ZUU(4387)がストップ高まで買われています。
同社は、11月29日の取引終了後、不動産小口化事業「Aシェア」を展開するACNホールディングス(大阪市中央区)と資本・業務提携契約を締結したと発表しました。
両社はこれまで、ZUUがACN子会社のACN不動産に対して集客支援業務を提供するなどしてきたが、今回、「Aシェア」商品に対するより積極的なマーケティング支援を目的として資本・業務提携に至ったとのことです。
これに伴いACNは同日付で、ZUU発行済み株数の5.0%に相当する23万7,500株を東京証券取引所の立会外取引(ToSTNeT-1)を通じて取得するとともに、今後1年程度の期間をかけて、発行済み株数の4.0%に相当する19万株を市場買い付けを通じて追加取得する予定とのことです。
株価は75日線を超過してきており、新展開入りが期待できそうです。
【本日のトピック】
さて、日銀の追加利上げの可能性が高くなったことは、昨日のブログでも書きました。
28日の日経新聞のインタビュー(30日の深夜2:00に報じられる)では、追加利上げの時期について「データがオントラック(想定通り)に推移しているという意味では近づいているといえる」と語り、12月か1月の追加利上げが濃厚であることを伺えさせました。
その後、29日に発表になった都区部CPIの予想を大きく上回る数字が発表になり、本日発表になった7-9月期の企業の設備投資も前年同期比+8.1%と前回+7.4%から伸び率が拡大しています。
新発2年国債の利回りは2008年以来の0.625%まで上昇し、金利スワップ市場で12月会合の利上げの織り込みは60%台後半に高まっています。
私個人的には12月18、19日に開かれる日銀政策決定会合での追加利上げはあると考えています。
恐らく、12月に追加利上げが行われれば、マーケットは下落するでしょう。
年末が近づき売買高が少ない中、「利上げ」ワードに反応したアルゴの先物売りで、相場は動揺するかもしれません。
一方で、トランプ次期大統領に次期財務長官に指名されたベッセント氏は、安倍元首相の「3本の矢」になぞらえて、「財務赤字3%削減」「日量300万バレルの原油増産」「GDP成長率3%実現」の「3-3-3」政策を提言しています。
その中で、もっとも実現可能性が高いのが原油の増産です。
それを見越してか、原油価格は下落傾向です。
ウクライナ紛争も停戦が近そうです。
(もっとも、政府はガソリン減税を1年先送りするようですが・・・ほんと石破はアカンな!!)
原油価格が低下するのであれば、日本のCPIも一段落するのではないかと思います。
もしそうなれば、日銀の利上げは12月で打ち止めになる可能性があると思います。
12月利上げ時にマーケットが下落するようなら、そこは絶好の買い場になるのかもしれません。