えのキングの投資日記

日本株投資日誌

12/13(金) 短期投資家はポジションを軽くしておくのも一考か?

12月12日(木)



【相場概況】



【売買代金】



【米株市況】

12/11(水) 米株市況



【個別銘柄】

www.nikkei.com

https://gu3.co.jp/


スマートフォン向けゲームを開発するgumi(3903)
が急伸しています。


同社が、11日発表した2024年5〜10月期の連結決算は、最終損益5億9,900万円の黒字(前年同期は14億円の赤字)で着地しています。

5〜7月期の1億6,700万円の赤字からも損益が改善し、好感する買いを集めたようです。


ゲームの既存タイトルの広告費を減らしたほか、採算が見込めないタイトルの開発中止などで開発費も減少したほか、保有する暗号資産(仮想通貨)の値上がりで、評価益を営業外収益に計上したことも貢献したようです。

SBI証券の鈴木英之投資情報部長はソニーグループ(6758)や任天堂(7974)が上場来高値を更新するなか、ゲームなどコンテンツ企業を再評価する機運が高まっている」と指摘し、gumiの株価は中長期目線でみれば21年の高値(1433円)から7割程度低い水準にあるため、株価の底入れに期待する投資家が多くなっていそうだとの見方も示しています。


kabutan.jp

https://www.gfa.co.jp/


GFA(8783)が急伸し、ストップ高まで買われています。


同社は11日引け後に、スーパーコンピューティングサービスプロバイダーであるシンガポールのOWS社と協創パートナーシップ協定を締結したと発表しました。

両社は共同でプロジェクト実現に向けて協業するとしています。



また、子会社のGFA Capitalでは、マルハンのIPとして利用されている「にゃんまる」をモチーフにしたミームコインの購入を開始することを決定とも発表しています。

これらが材料視されて、株価はストップ高で張り付いたまま終了していますが、明日以降200日線を明確に上放れてくると新展開が期待できそうです。



kabutan.jp

https://www.chiome.co.jp/


カイオム・バイオサイエンス(4583)が急反発しています。

同社は11日引け後に、独自の抗体探索技術「ADLibシステム」を応用した抗体エンジニアリングによる高親和性抗体の作製について、エーザイ(4523)と共同研究契約を締結したと発表しました。

抗体エンジニアリングは、単離した抗体の機能を目的に沿った形で高機能化する工程であり、抗体作製過程においては重要性の高い技術となっています。

ADLibシステムは、標的に対する抗体を取得することのほか、抗体遺伝子に変異を蓄積させる性質を応用した抗体の高機能化をこれまでの研究において実証しています。

目先の株価は11月26日ザラ場に付けた年初来高値304円の更新を目指すことになりそうです。


kabutan.jp

https://www.fukuicompu.co.jp/


福井コンピューターホールディングス(9790)が大幅反発し、年初来高値を更新しています。


東海東京インテリジェンス・ラボが同社の投資判断ニュートラル」から「アウトパフォーム」に格上げ、目標株価2,430円から3,470円に引き上げています。

業績予想を上方修正している他、業績回復に伴うバリュエーションの切り上がりも想定している模様です。

同証券は、2025年3月期の営業利益を、会社計画53.9億円を上回る64.8億円を予想しており、住宅事業の伸びや測量土木事業における3次元対応商材の需要拡大、衆院選出口調査システム関連収益を見込んでいるようです。


【本日のトピック】

www.google.com

さて、注目の11月米CPIは、調査対象の全品目を含む総合CPI、価格変動が激しい食品とエネルギーを除く基調的な物価指標であるコアCPIという主要指標2つがともに市場予想どおりの結果になりました。


住居費の影響を除いたコアサービス項目(通称:スーパーコア)も緩やかに減速しているほか、粘着性のあるインフレ指標で知られる住居費にも鈍化傾向がみえてきたことは大きいでしょう。



この結果を受けて、
市場は来週FOMCでの0.25ポイント利下げ確率を96.7%と織り込んでいます。

それと同時に1月FOMCでの据え置き予想確率も上昇していますので、「12月利下げ&1月据え置き」という組合せが市場のメインシナリオということになります。


この結果、NASDAQはついに20,000㌦の大台にのってきました。

www.google.com


対する日本も、ブルームバーグが関係者への取材として、日本銀行は、消費者物価の上昇に加速感が見られず、海外経済の不確実性が強まっている中で、追加利上げを急ぐ状況にはないと認識している。」と報じています。



日経新聞記者で著名ブロガーでもある後藤達也氏も、12月利上げ確率は30%と分析しています。

これを受けて、本日の日経平均も、一時約2か月ぶりとなる40,000円を回復する局面もありました。


一方で、ブルームバーグは、
急速に円安が進行したり、経済・物価の上振れを示すようなデータが示されるなど、状況次第では利上げの可能性も否定されないとみられる」とも報じています。


日銀追加利上げ後退を受けて、ドル円も再び円安の動きになっています。

これ以上円安が進行するならば、12月利上げ説が再浮上するかもしれません。

そうなれば、現状マーケットは12月利上げはない説に傾いていますので、失望売りは大きくなると思います。

中長期投資家にとっては、目先の日銀政策に左右されることはないでしょうが、短期の投資家は、いったんリスク回避でポジションを軽くしておくのも一考かもしれません。

にほんブログ村 株ブログへにほんブログ村 株ブログ 株式投資情報へ
にほんブログ村 
にほんブログ村