5月26日(月)
【相場概況】
【売買代金】
【米株市況】
【個別銘柄】
U-NEXT HOLDINGS(9418)が続伸し上場来高値を更新しています。
大和証券が投資判断は「2(アウトパフォーム)」に据え置くも、目標株価を1667円から2200円に引き上げたことが材料視されたようです。
大和の阪口和輝アナリストは同日付のリポートで、スポーツなど幅広いコンテンツ配信の強みなどから「契約件数増による安定的な利益成長が続く」と評価しており、2025年8月期(今期)の連結営業利益は330億円と会社計画(310億円)を上回り、26年8月期(来期)も380億円になると予想しています。
一方で、株価は、すでに目標株価に近づいており、妥当な水準にきているともいえそうです。
押し目待ちを狙う銘柄としてチェックしておきたいところです。
ANYCOLOR(5032)が一段高になり、年初来高値を更新しています。
同社は、26日コーエーテクモホールディングス(3635)傘下のコーエーテクモゲームスと著作物の利用で包括的な許諾を受けることに合意したと発表しました。
今後の視聴者層の拡大などを期待した買いが入ったようです。
同社には、Vチューバーらが150人程所属していますが、今回の合意で「ゲーム実況」などの配信がしやすくなるとみられます。
東洋証券の安田秀樹シニアアナリストは「ゲーム配信動画は『切り抜き』などで拡散されやすく、Vチューバーの人気につながりやすい。合意による直接の業績寄与は限定的だが、ゲームを安心して配信しやすくなるメリットは大きい」と語っています。
カヤバ(7242)が急反発し、年初来高値を更新しています。
同社が26日8時に発表した「定時株主総会招集ご通知」で、3月末時点で野村絢氏が同社株を2.4%保有していることが明らかになっています。
野村氏はアクティビストの村上世彰氏の長女であり、株主還元強化余力が大きいバリュー株などを中心に積極的に投資しています。
同社も低PBRのバリュー株と言え、これを機に改めて見直す買いが入ってきた様子です。
アクティビストが保有していることが明らかになることで、株主還元強化に動く企業も少なくないだけに、その期待に繋がっている面もありそうです。
同社は6月24日に株主総会を予定していますが、今後の株価が注目されます。
【本日のトピック】
さて、27日にセブン&アイ(3382)の株主総会が、東京の四ツ谷本店で開催予定であり、私も弱小株主ながら出席する予定です。
同社に関しては、アリマンタシォン・クシュタール(ACT)から18.19㌦(約2,700円)で買収提案を受けているにも関わらず、会社は拒否。
創業者一族は、約8兆円~9兆円(3,000円~3,400円)でMBOを画策するも頓挫。
現状の株価は2,163円という状況ですから、株主総会も、かなり荒れるのではないでしょうか?
恐らく、いろんな質問が出ると思いますが、私が聞いてみたいこととしては
①秘密保持契約の期限
ACTが敵対的買収をしないことを条件とした秘密保持契約の期限はいつか?
一般的には、1年と言われているようですが、正式には発表されていません。
期限までにTOBに応じる結論を出すのか?
株価を少なくとも、2,700円以上に持っていける秘策はあるのか?
②取締役の選任
MBOに失敗した創業家の伊藤氏が代表権のある会長に就任するのは適切なのか?
MBOに失敗し、多くの株主に迷惑をかけたことについての道義的責任をどのように考えているのか?
③コンビニ事業
主力のコンビニ事業の既存店売上がファミリーマートやローソンの後塵を拝すという前代未聞の状況がおきています。
X等では、弁当の底上げや具材の減少でコスト優先、顧客軽視として炎上しましたが、経営陣は売上減少の要因をどのように捉え、どういった対策を構築していく計画なのか?
④ACTの対抗策
ACTへの対抗策を発表するも、株価はいっこうに上昇せず。
追加の対抗策の準備があるのか?
ACTの買収が頓挫するとタカをくくっているのではないか?
同社の株主構成は個人株主の比率が少ないため、否認を出しても、議案が否決されることはないでしょう。
それでも、株主総会に出席すれば、その会社の将来性など肌で感じるところもあります。
セブン&アイの総会でもいい印象が感じられればいいのですが・・・