えのキングの投資日記

日本株投資日誌

6/10(火)少しポジションを落して様子見するのも一考か?

6月9日(月)



【相場概況】



【売買代金】



【米株市況】

6/6(金)米株市況



【個別銘柄】

www.nikkei.com

https://exawizards.com/


エクサウィザーズ(4259)が大幅高になっています。


同社は、6日、
出光興産(5019)共同開発したシステムを原油外航船の配船計画立案に導入したと発表しました。

外航船配船に特有の複雑な条件を考慮した独自アルゴリズムを開発し、安定供給と運航コストの最小化を高い次元で両立させることが可能とのことです。

これにより年間で最大数億円規模の運航コスト削減を見込むことが可能となり、出光興産の広報担当者は「今後の展望としては、突発的なトラブルが発生した際に、配船を最適化するモデルも検討していく」と語っています。

株価は、足元で上昇基調となっていることもあり、資金も入り易かった面もある様子で、明日以降も確りとした展開を続けられるか注目されます。


www.nikkei.com

https://www.nipponpaint-holdings.com/


日本ペイントホールディングス(4612)が大幅反発しています。


ゴールドマン・サックス証券が8日、同社株の投資判断を3段階で真ん中の「中立」から最上位の「買い」に引き上げ、今後12カ月の目標株価を1,470円と、従来予想の1,150円から上方修正しています。

担当アナリストの池田篤氏は8日付リポートで、既存事業に加え、2021年以降に実施した大型M&A(合併・買収)が日本ペHDの成長を加速させていると指摘しており、海外事業の買収後も現地経営陣の自立的な経営に委ねることで高い利益成長を可能にしていると分析しています。

25年3月に買収が完了した米化学企業AOCは、主戦場の米州を中心とした寡占市場で優位な立ち位置にいることや優れた原料調達力などから、「中国を中心とした利益構成から地理的なポートフォリオを多様化させるだけでなく、利益成長に大きく貢献する」との見方を示しています。


www.nikkei.com

https://www.seiko.co.jp/


セイコーグループ(8050)が大幅反発しています。


同社は、5日に時計事業の説明会を開催しましたが、これを受け、野村証券が6日に目標株価を従来の6400円から6日終値3,890円)を7割強上回る6,900円に引き上げています。

野村の岡崎優リサーチアナリストは6日付のリポートで「株式市場ではラグジュアリー市場の減速を警戒する向きもあるようだが、セイコーGは高級時計ブランドとしての認知度がグローバルに高まっているなかで株価が割安との見方に変更はない」と指摘しています。

投資判断は3段階で最上位の「バイ(買い)」を据え置いており、高級品市場でのシェア上昇や、自社製造の機械式ウオッチの拡販による製品ミックス良化で収益性改善も継続するとみているようです。

株価は、目先、75日線を明確に上抜けるか注目されます。


【本日のトピック】

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さて、6日(金)に発表された米雇用統計では、非農業者部門の雇用者数13万9,000人増と市場予想の12万6,000人増を上回る結果になりました。


www.bloomberg.co.jp


前月分の非農業部門雇用者数が下方修正されるなど、必ずしも強い結果にはならなかったものの、事前に警戒されていた分、雇用統計の発表後には買い戻しが強まる展開になりました。

www.bloomberg.co.jp


また、米中は6/9(月)に貿易協議を行う模様ですが、それを前にレアアース輸出申請の一部を承認との報道がされています。

米中の緊張緩和期待から米株市場は上昇しており、リスク選好相場が続いています。

t.co


TACO《「Trump Always Chickens Out(トランプ氏はいつもビビって引っ込める)」の頭文字をつなげた略語。》トレードが継続している状況です。

S&P500指数 日足チャート 2025年1月3日~6月6日


米株市況はリスクオンになっており、S&P500は史上最高値まで、あと1%たらずです。

jp.reuters.com


ただ、米株のリスクオン相場も長くは続かないかもしれません。

BofAグローバル・リサーチの週間調査によると、現金ファンドに約950億ドルが流入し、1月以来最大規模となったようです。


米国株を売って、新興国や欧州に資金シフトする流れ、及びキャッシュ化する流れが、ここ3週間ほど続いており、米株を買い続けているのは個人が主体になっているようです。


SMBC日興証券は、テクニカルリポートの中で、米株指数は、昨年8月の安値をいったん下回ったことから、現在の反騰波動で最高値を上回る可能性は低いとしています。


S&P5005,990~6,040pt処ナスダック19,700~20,150pt処が当面の上値抵抗となる公算が大きいとコメントしています。

10年米国債利回りが5月22日の4.6247%を上抜くと一時的に4.94%処まで上振れる可能性があるとみており、米株指数も最高値を上回るまでには至らず、二番天井を打って再び大きく押し戻されると予想しています。

いずれトランプ関税の影響がハードデータに現れ一気に景気減速への警戒が強まるときが訪れる可能性も否定できません。

短期トレード以外は、少しポジションを落して様子見するのも一考かもしれません。

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