えのキングの投資日記

日本株投資日誌

6/12(木)日経平均レンジブレイクに必要な3要素⁉

6月11日(水)



【相場概況】



【売買代金】



【米株市況】



【個別銘柄】

www.nikkei.com

https://www.yamaokaya.com/


ラーメン店「ラーメン山岡家」を展開する丸千代山岡家(3399)が大幅続伸し年初来高値を更新しています。


同社は、10日の取引終了後、5月の月次売上高を公表し、既存店売上高は前年同月比29.6%増で着地しています。

客数は24.2%増、客単価は4.3%増で、客数の増加が既存店売上高の伸びをけん引しています。

増収基調を好感する買いが優勢となり、市場では「13日に2025年2〜4月期の決算発表を控えているとあって、好業績を期待した先回り買いも入りやすかった」(国内証券の情報担当者)との声が聞かれました。


www.nikkei.com

https://www.kokusai-electric.com/


KOKUSAI ELECTRIC(6525)が反発しています。


SMBC日興証券が10日、同社株の目標株価3,600円と、従来の3,000円から引き上げています。

投資判断は3段階で最上位の「1(アウトパフォーム)」で据えおいています。

SMBC日興証券の花屋武シニアアナリストは10日付のリポートで「(データの長期保存に使う)NAND型フラッシュメモリー向けの投資の回復が到来する」と指摘しています。

同社は複数のウエハーを一括処理するバッチ式の成膜装置などで高いシェアを持っており、同社への恩恵は十分に見込めるとしています。

中国では、米国による対中規制や現地の半導体製造装置メーカーの台頭による市場環境の変化が懸念されるものの、同社がシェアを奪われる可能性は低いとの見方を示しています。

演算処理をするロジック半導体で、新しいトランジスタ半導体素子)構造「ゲートオールアラウンド(GAA)」の製品が増え、同社のバッチ式成膜装置のシェア向上の確度は高まっているとも分析しています。


kabutan.jp

https://www.asian.co.jp/


ASIAN STAR(8946)ストップ高まで買われています。


同社は、10日の取引終了後、業績修正を発表し、
2025年12月期連結経常利益を従来予想の9,400万円から1億1,000万円へと17.0%上方修正しています。


また、2027年12月期までの中期計画を発表し、数値目標としては売上高100億円、営業利益4億円などを掲げています。


既存ビジネスによる安定収益と不動産販売・仲介・管理戸数の積み上げ、更にAUM(預り資産残高)の増強による売り上げ拡大を見込むとのことです。

株価は、高い成長見通しに期待する買いが優勢になっていますが、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。


【本日のトピック】

日経平均 日足

さて、日経平均は4日続伸になるも、38,500円水準が重い動きが続いています。

昨年2024年8/5の植田ショックからの戻り高値は4万円を超えており、38,000~40,300円のレンジを形成していたのですが、4月のトランプ タリフショックからの戻り高値が急落前のレンジに戻ることができずにいる、というのは気になるところです。

www.nikkei.com


遅々として進まない日米交渉や、野党のふがいなさから、石破政権がダラダラと続く可能性が嫌気されているのかもしれませんが、一方で一段高になり得る材料もでてきているように感じます。

①海外投資家の買い


投資主体別売買動向をみると、4月の第1週から海外投資家は9週連続で日本株を買い越していることがわかります。

米国株の高騰や中国経済の不透明感からグローバルポートフォリオ日本株選好が見られると見る向きもありますが、週末のSQを通過した後も、海外投資家買いが継続するのか注目されます。


②円安加速の可能性

円のIMM投機筋ロングポジション(円買い建て玉)のチャート


投機筋の円買いポジションは史上最高水準に積み上がっています。

円安マグマは溜まってきていると言えそうです。

ドル円日足

ドル円は日足で見ればレンジの範囲内での値動きですが、ボラティリティが低下してきており、円高圧力が弱まってきているように見えます。

円安マグマが爆発するトリガーはボラティリティの低下と見る向きもあります。


③日銀の政策転換

www.google.com
日銀は
現在、国債買い入れを段階的に減らしており、月間の購入予定額を昨年7月の5.7兆円程度から毎四半期に4,000億円程度ずつ減らし、来年1-3月に2.9兆円程度とする計画です。

植田総裁の6月3日講演での発言


植田総裁は来年4月以降も国債の買い入れ額を減らしていくことが適切と述べながらも、具体的な減額ペースについては「さまざまな意見がありました」と述べるにとどめ、6/16~17に開催される金融政策決定会合で審議することを示唆しています。

日銀の国債買い入れ


日銀が今のペースで減額していけば、2027年には異次元緩和前の月額1兆円台後半に戻ることになります。

日銀の来年4月以降の国債購入、半数超が減額幅縮小を予想-サーベイ - Bloomberg

日銀ウオッチャーの多くは、買い入れ減額のペースを緩めることを予想しており、4,000億円程度から2,000億円程度に緩めることを予測する人が最も多いようです。

日銀が正式に減額ペースを緩めることを決定すれば、実質的な金融緩和に方向転換することを意味します。

金利は上昇に歯止めがかかり、ドル円も円安になるでしょう。

もちろん株にとってはプラス材料になります。

①②③がそろえば、日経平均も38,500円の壁を上抜けていくかもしれません。


願わくならば、媚中左派政権が交代すれば言うことなしなのですが・・・

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