8月12日(火)
【相場概況】

【売買代金】

【米株市況】

【個別銘柄】

サンリオ(8136)がストップ高まで買われています。

同社は、前週末8日の取引終了後に2026年3月期(今期)の連結業績予想の上方修正を発表しています。
今期の連結営業利益は前期比30%増の673億円と、最高益の更新を見込んでいた従来計画からさらに73億円上振れる見通しになりました。
市場予想の平均であるQUICKコンセンサス(6月9日時点、7社)の635億円も上回っています。

国内外でライセンス事業の好調が続き、中国では「ハローキティ」や「クロミ」の人気が特に高まるなかで全体の成長をけん引したようです。
モルガンスタンレーMUFGの村上宏俊氏はポジティブと評価し、「下期計画営業利益は保守的な印象」と指摘しています。
明日以降も見直し買いが続く期待もあるとの声も聞かれ、分割を考慮した実質的な上場来高値である7,315円を視野にいれた展開も期待できそうです。

サンコール(5985)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。

同社が、8日引け後に発表した2026年3月期第1四半期の連結経常損益は23.3億円の黒字に浮上して着地しました。

併せて通期の同利益を従来予想の23億円から46億円へと2.0倍上方修正し、4-9月期の同損益を従来予想の11億円の黒字から34億円の黒字へと3.1倍上方修正しています。

同社は、大手自動車メーカー向けに自動車エンジン用バネなどを主力展開していますが、高い商品技術力を背景にAIデータセンター向け光コネクターや光アダプターなどの光関連デバイスでも実績を重ねており、奏功しているようです。

また、業績好調に伴い従来無配としていた今期の上期配当も5円実施するとし、年間配当は10円になります。
株価は、投機資金が攻勢を仕掛けており、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。

AIメカテック(6227)がストップ高まで買われています。

同社は、前週末8日取引終了後、2026年6月期連結業績予想について売上高を前期比19.1%増の250億1,000万円、営業利益を同19.7%増の25億900万円になる見通しを発表し、連続で過去最高を更新する見通しを示しています。
また、併せて2028年6月期を最終年度とする中期経営計画を発表しており、グローバルニッチトップのポジションを確立し、最終年度に売上高300億円、営業利益38億円を目指すとしています。

AI用先端半導体の需要拡大や次世代先端半導体パッケージ向け投資意欲の高まりに伴う積極的な設備投資が追い風となる見通しです。
本日の株価は一本値で終えており、2月に付けた年初来高値4,280円を視野に入れた値動きが期待できそうです。
【本日のトピック】
さて、約1年ぶりに日経平均が史上最高値を更新しました。
インフレ加速やAIによる企業体質転換が根底にあるとは言え、いささかスピード違反の気はします。
急上昇の要因には、いくつかの仮説があります。
①夏休みで投資家不在の中、自社株買いのインパクトが大きくなった。投資家不在はラリーに好都合。
②配当利回りの高い銘柄が続出しており、9月末の配当を取りたい。
③決算がまずまずで通過するも、会社計画の業績がアナリストコンセンサスを下回っている事例が多いため、2Qへの上方修正期待
④ようやく石破退陣か!新総裁期待!
といったところでしょうか?

ただ、本日については、日経平均の寄与度の高いソフトバンクグループ、アドバンテスト、ファーストリテイリング、リクルートホールディングス、東京エレクトロンの5銘柄だけで日経平均を575円も引き上げています。

東証プライムの値上がり数も964銘柄で59%にすぎません。
(騰落レシオ149.46%!!)

本日に関しては、二階堂ふみ上げ相場というのがしっくりきますね。

ここもとの日本株は、取引き時間中の値上がりが目立ち、必ずしも米株高につられた上昇ではないと見る向きもあります。

ただ、日本株上昇の原動力は海外投資家の買いである以上、米株が下落トレンドに陥れば、日本株に流入する資金も細るでしょう。

そういう意味でも、本日21:30に発表になる米消費者物価指数(CPI)は注目です。

FRB高官のハト派発言も影響して、米市場は9月の利下げを82.8%という高い確率で織り込んでいます。
トランプ関税の影響で消費者物価の上昇が予想以上に見られた場合は金利低下期待がしぼみ米株の下落に直結するでしょう。
反面、予想値の+3.0%程度なら、米株上昇は継続し海外投資家の日本株流入も継続するのではないかと考えます。

もちろん、短期的には過熱感もありますので押し目をつくることはあると思いますが、過去のデーターでは、日経平均が前高値を突破した場合は+15%~+30%の上昇を記録しています。
+15%ならば、48,700円あたりが視野に入りますね。
米株には根強い割高感もあるため、今晩の米消費者物価指数(CPI)は相場の分岐点になるかもしれません。