8月21日(木)
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【売買代金】

【米株市況】

【個別銘柄】

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三井金属(5706)が急反発し、2000年以来およそ25年ぶりの高値を付けています。
同社は、20日、AI(人工知能)データセンター向けの高性能な銅箔の生産能力を2026年9月までに25年4月時点に比べ45%増やすと発表しました。

能力増強するのは「VSP」と呼ぶ銅箔で、高速大容量通信で使うプリント基板の電力伝送損失を減らすことが可能となり、主に台湾とマレーシア工場で生産しています。
「VSP」は今年1月に増産を発表していますが、需要が計画以上に伸びているとして、増強前に420トンだった月産能力を段階的に840トンにする計画です。
SMBC日興証券の山口敦氏らは20日付リポートで、2025年4〜6月期時点のVSPの全体への利益貢献度は低いと推測する一方、期待先行で4〜6月期決算発表(8月8日)後の株価は上昇したと指摘しています。
「収益の柱は引き続き極薄銅箔」としながらも、今回のVSPの能力増強も株価材料として市場で意識されそうだとみているようです。

宝ホールディングス(2531)がストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。

20日提出された大量保有報告書によれば、アクティビストで知られる米投資ファンドのバリューアクトが同社株を9.84%保有していることが明らかになっています。
保有目的は「純投資および経営陣への助言または状況に応じて重要提案行為などを行うこと」としています。
バリューアクトのロブ・ヘイル共同最高経営責任者(CEO)は同社について「和酒・日本食事業に注力することで、日本食・飲料に対する世界的な需要拡大を取り込むポテンシャルをもっていると考える」とコメントしています。
岩井コスモ証券の有沢正一投資調査部長は「タカラバイオ(4974)との親子上場に注文がつく可能性がある」と指摘しています。
同氏は自己資本利益率(ROE、25年3月期実績6.8%)の低さに触れ「日本食人気の高まりを背景に利益成長が続く一方、政策保有株の売却を進めている最中で現金の保有が増えている。自己資本のスリム化も求められそうだ」との見方を示しています。

タカラバイオ(4974)も急騰しており、明日以降の値動きが注目されます。

旭化成(3407)が連日で年初来高値を更新しています。

SMBC日興証券は20日付で、目標株価を1,550円から1,800円に増額修正しています。
投資評価は最上位の「1」を継続しています。
M&Aが想定以上に奏功しているとしたうえで、ヘルスケアをけん引役に営業利益は過去最高の更新が続くと予想しており、AEDの競合のリコールによる追い風にも期待できると評価しています。
同証券は同社の2027年3月期営業利益予想を従来の2,590億円から2,660億円に引き上げており、過去最高の更新が続くと予想しています。
株価は、ここまで節とされてきた1,150円処を上抜けてきており、新展開入りを示唆しています。
【本日のトピック】

さて、信用の売り残高が1兆円を超え、6年ぶりの高水準に達しています。

過去にも信用売り残が1兆円を超えたタイミングでピークを迎え、その後の株高に弾みがついています。
日本株には、需給面から、まだまだ上昇の芽が残っていると言えそうですね。

一方で、先週の14日あたりから、日本の金利が長期も短期もすべてジワリジワリと上昇してきています。
ベッセント財務長官が「日本はインフレ問題を抱えており、(米金利上昇は)確実に日本からの波及がある」「日銀は後手に回っており、利上げするだろう」「日本はインフレを抑制する必要がある」などとインタビューに答えたことが報じられたのが8/13(水)です。
それ以降日本の金利の上昇が続いているということは、日銀の利上げ警戒が債券市場に色濃く反映されているということでしょう。
早ければ10月の利上げという観測もでてきており、金利上昇は株式市場にネガティブに作用しますので警戒が必要です。
注目のジャクソンホール会議には、日銀の植田総裁も出席する予定です。
パウエル議長の講演のみならず、植田総裁がどんなコメントをするかにも注目されるところです。

大和証券のレポートによると
・日本の長期金利上 昇が続けば銀行業対TOPIX相対株価にポジティブな影響を及ぼす可能性がある。
とのことです。
決定係数が0.93もあるということは、かなり連動性が高いということですね。

日本の長期金利は1.6%を超えてきており、上昇基調です。
そもそも日本のインフレ率は3.3%で米国の2.7%を上回ってきています。
長期金利が1.6%というのは低すぎると見る向きもあり、一段の金利上昇が見込まれます。
地銀も含めた銀行株をマークしておくのも一考と思います。