10月2日(木)
【相場概況】

【売買代金】

【米株市況】

【個別銘柄】

https://www.kioxia-holdings.com/
キオクシアホールディングス(285A)がストップ高まで買われ上場来高値を更新しています。
同社は、2027年をめどに、データ読み出し速度を従来比100倍近くに高めたSSDを製品化すると明らかにしています。
生成AIの演算を担うサーバー向けに、米エヌビディアと協力して開発する方針です。
エヌビディアからの提案と要望に沿えるよう開発を進めるとしており、エヌビディア関連としての位置づけが一気に高まる状況となっています。

NAND型フラッシュメモリーの生産ラインを共同運営している米サンディスク(SNDK)が青空圏をまい進しており、前日も8%高で上場来高値を更新したことも好感視されています。
SMBC日興証券の花屋武シニアアナリストはNAND市場のタイト化が強まっているとして、1日付で同社の目標株価を従来の2,000円から4,800円に引き上げました。
東京海上アセットマネジメントの若山哲志シニアファンドマネージャーは「(米グーグルなどの)ハイパースケーラー(大規模クラウド事業者)によるAIインフラの設備投資額は毎年大きく積み上がっており、日本のAI関連企業の業績拡大が続く」と話し、引き続きAI関連銘柄の保有比率を高めていると明かしています。

日東紡(3110)が大幅反発しています。

モルガン・スタンレーMUFG証券が1日付で同社の目標株価を従来の7,100円から8,200円に引きあげました。
投資判断は、3段階で最上位の「オーバーウエート」に据え置いています。
長谷川義人株式アナリストはリポートで「(電子材料の)スペシャルガラスの需要は生成AI(人工知能)向け半導体パッケージ及び通信基盤向けに拡大が続く」と指摘しており、競合参入によるシェア低下の懸念について言及しつつも、工場がフル操業を続けていることなどから、2027年以降の能力拡大を見据えて「中期的な業績向上の確度は高い」と語っています。

技術承継機構(319A)が大幅反発し、上場来高値を更新しています。

同社は、1日の取引終了後、連結子会社を通じて精密切削加工・組み立てを行う山泰製作所(新潟県南魚沼市)と鋳造を手掛ける山泰鋳工所(埼玉県川口市)を取得して子会社化すると発表しました。


取得価額は、いずれも非開示としていますが、山泰製作所の2024年8月期売上高は10億800万円で営業利益は2,500万円。山泰鋳工所の2025年5月期の売上高は13億6,800万円で、営業利益は1億700万円となっています。
同社の2025年12月期の業績に及ぼす影響については、9月に発表した買収案件を含めて精査中ということです。
新値更新後も本日の株価は高値圏で引けており、青天井相場入りも視野に入れていそうです。
【本日のトピック】
新規IPO テクセンドフォトマスク(429A)


さて、本日は10/6までブックビルディング申し込みを受け付けているテクセンドフォトマスク(429A)を紹介します。(10/16東証プライム上場)


半導体用フォトマスクの製造・販売を主力事業とする企業であり、TOPPANグループから事業を承継し、2022年4月より営業を開始しています。

フォトマスクは、半導体の電子回路パターンをウェハに転写するための原版(金型のようなもの)であり、半導体の製造工程に不可欠な部品です。
同社は、半導体メーカーが外部から調達する「外販フォトマスク市場」において、世界シェアNo.1(38.9%)を誇るリーディングカンパニーです。
同社のビジネスモデルは
半導体メーカーの研究開発(R&D)段階から深く関与し、試作用フォトマスクを供給→開発・量産・大量受注という流れになっており、この「開発から量産まで」の継続的な関係性により、フロー型でありながら安定した収益基盤を構築しています。

生産体制はアジア、米国、欧州に計8つの製造拠点を保有しています。
海外売上高比率は 約93.1%(2025年3月期実績)になっています。

地域別売上構成は中国が1位(29.8%)次いで米国(17.3%)という状況です。


業績は、連結売上収益は順調に成長していることが伺えます。
税引前利益は、2024年3月期に一時的に減少していますが、2025年3月期は回復しています。
2024年3月期の減益は、主に製造装置の耐用年数に関する会計上の見積り変更により減価償却費が増加したことが要因のようです。
自己資本比率は約70%と高い水準を維持しています。
2025年3月期の営業利益率は23.9%になります。

2026年3月期は増収を見込むものの、中国市場における現地サプライヤーとの価格競争激化を背景に、営業利益は減益を予想しています。

半導体市場は、AI、IoT、自動運転等の普及により中長期的に拡大が見込まれています。
特に、半導体チップデザインの多様化、微細化に伴うマスクセットあたりの枚数増加・単価上昇、半導体メーカーの内作から外注へのシフトが、外販フォトマスク市場の成長を後押ししているようです。
同社は、米国およびアジア(中国を除く)での生産能力拡大に向けた設備投資を推進しています。
特にシンガポールでは2026年に新工場が稼働予定です。
また、全世界の製造拠点を連携させ、あたかも一つの工場のように機能させる「バーチャル『1』工場化」を推進し、生産効率を最大化することを目論んでいます。
新規事業開拓としては、フォトマスク事業で培った微細加工技術を応用し、ARグラス向けなどが期待されるナノインプリント用モールド事業の育成を図るとしています。
リスクとしては
・半導体市況の変動
・競争の激化(特に中国での価格競争)
・地政学リスク(米中間の技術覇権争いや各国の輸出入規制、関税政策の変更等)
・為替変動リスク(売上の約93%が海外であるため、円高が進行した場合は業績の悪化要因となる)
・サプライチェーン(特定のサプライヤーが大きなシェアを有するため、認定済みサプライヤーに災害、倒産、品質問題等が生じ供給が滞った場合、生産活動に支障が出る可能性がある)
・親会社からの賃借物件( 主要拠点である朝霞工場の土地及び一部建物は親会社のTOPPANホールディングスから賃借しており、2032年3月までの契約となっている。契約更新や移転には不確実性が伴う。)
といったことがあげられます。
参考


2025年3月期は成長投資を優先し、配当は予定していないものの連結配当性向30%程度を目安とする方針を掲げているため復配もありそうです。

ちなみに庶民のIPOというサイトは初値予想を3,200円~3,910円としています。
安くスタートするならセカンダリー狙いもありかもしれません。