えのキングの投資日記

日本株投資日誌

10/10(金)進むインフレの中宝物を探せ! 積水ハウス(1928)

10月9日(木)



【相場概況】



【売買代金】



【米株市況】



【個別銘柄】

www.nikkei.com

https://group.softbank/


ソフトバンクグループ(9984)上場来高値を更新しています。


同社株1銘柄で日経平均475.76円引き上げています。

www.nikkei.com


同社は、8日、スイスの重電大手ABBのロボット事業の買収を発表しました。


データセンターや半導体などAI分野への投資を強めてきた同社が、ロボット分野にも投資領域を広げてきたとのことから、本日はロボット関連銘柄が軒並み買われ、安川電機(6506)ファナック(6954)は大幅高に!

ハーモニックドライブ・システムズ(6324)に至ってはストップ高まで買われています。


みずほ証券は7日付で13,400円から28,000円に目標株価を引き上げました。

同証券の堀雄介シニアアナリストは同日付のリポートで同社が出資しているオープンAIに対して「最大限積極評価すべき局面と考える」との見方を示し、同社の株価評価は保有株式価値から純有利子負債を差し引いた時価純資産(NAV)を超える「NAVプレミアム」すら視野に入ると指摘しています。


www.nikkei.com

https://www.mani.co.jp/


医療機器製造のマニー(7730)が急伸しています。



同社は、8日引け後に、2026年8月期連結業績予想を発表しました。

売上高前期比9.4%増328億円営業利益同12.3%増92億円とし、営業利益は2期ぶりの増加で過去最高益を更新する見通しとしています。


配当予想も前期比2円増41円としています。

2025年8月期(前期)は中国で歯科用回転切削機器「ダイヤバー」の登録情報に記載不備があり、自主回収した影響で、減益になっていましたが、今期はダイヤバーの再販による売上高の増加に加え、主力の眼科ナイフや手術用縫合針「アイレス針」の成長を見込んでいるようです。


野村証券の森貴宏リサーチアナリストは8日付リポートで、同社の営業益予想は野村予想の90億円を上回ったと指摘していますが、「中国の回復に、会社ほど確信を持ちづらい」として、決算の第一印象をインライン(中立)としています。


www.nikkei.com

https://www.kioxia-holdings.com/


キオクシアホールディングス(285A)が急反発しています。

www.nikkan.co.jp


9日付の日刊工業新聞「キオクシアは2026年に第10世代NAND型フラッシュメモリーを量産する方針を固めた」と報じました。

データを送受信するインターフェース速度を第8世代に比べて3割以上高め、需要が急拡大するAIデータセンター向けに先行者利益の享受を目指していく方針とされています。

岩井コスモ証券の斎藤和嘉シニアアナリストは人工知能(AI)やデータセンター向けの半導体モリーの需要増加が見込まれるなか、米エヌビディアとの連携をにらんだ動きではないか」と推察しつつ、今回の量産を通じてNAND型フラッシュメモリー市場でキオクシアの技術面やコスト面での優位性が高まっていくだろう」と語っています。


【本日のトピック】


さて、ドル円の円安が止まりません。


ドルだけではなく、円はあらゆる通貨に対して売られており、本格的な円キャリーが再燃していることが推察されます。

高市トレードが拍車をかけていますので155円を目指す動きになりそうですね。

www.bloomberg.co.jp


日銀は極めて難しい判断を迫られています。

jp.reuters.com


8日には厚生労働省が8月分の毎月勤労統計調査速報を発表しましたが、実質賃金▼1.4%で8ヶ月連続減となりました。

現金給与総額は44カ月連続の上昇も物価高で結果マイナスになっています。

物価の伸びに賃金の伸びが追いついていない状況が続いています。

www.nikkei.com


高市政権も円安による物価高を止めるためには、利上げを容認せざるを得ないと思われますが、これ以上の利上げは金融機関を直撃するという見方もあります。

メガバンクにとっては利ザヤ拡大で恩恵がありますが、地銀や信金にとっては保有する長期債が大きな含み損となり、一段の利上げは金融システムへの警戒が必要になります。

地銀全体2025年3月期債券の含み損前期比2.5倍の約2兆7100億円となり、みずほ証券の岡田凌太シニアクレジットアナリストによると、25年3月期で信金全体のうち約85%で含み損を抱えているとのことです。

www.nikkei.com


期待される高市経済物価政策も媚中公明党の嫌がらせで停滞しています。

 

石原さんはわかっていたんだなー!!

いずれにしても、インフレは簡単に止まりそうにありませんし、インフレ逃避のお金が株や不動産に流れる動きは止まりそうにありません。

積水ハウス(1928)


インフレが進めば、高配当で増配が見込める銘柄は宝物になることは、これまでも述べてきましたが、本日は候補として積水ハウス(1928)を紹介します。


同社は長期にわたる増配実績で知られており、13年以上の連続増配を続けています 。

配当利回りは本日の株価で4.34%になります。


財務も健全で、自己資本比率の高さ(現在約41%)を背景に利益成長に伴う安定配当政策を実施しています。


1,000株以上保有しておれば、「魚沼産」コシヒカリが優待でもらえます。


2025年9月4日に発表された最新決算(2026年1月期 第2四半期)は、売上こそ過去最高だったものの、利益面では厳しい結果となりました。

  • 売上高: 2兆154億円(前年同期比 8.4%増)

  • 営業利益: 1,554億円(前年同期比 1.1%減)


国内事業は増益となるも、米国戸建て住宅事業が減益となったようです。

業績は下方修正されましたが、年間配当予想144円(13期連続の増配)は維持されており、同社の余裕のある財務と株主還元への強い意志が示されています。


同社は少子化が進んでいく環境でどうやって成長していくか明確な答えをもってます。

  1. ・海外事業の拡大
    特に市場の大きいアメリカでの住宅供給を加速させています。すでに利益の柱の一つに成長しており、今後さらなる拡大が期待されます。

  1. ・非住宅分野の強化
    ホテルや商業施設、オフィスビルなど、住宅以外の建築分野にも力を入れています。


  2. ・ストック事業の深化
     260万戸以上の既存顧客へのリフォーム提案などを強化し、安定収益をさらに積み上げていきます。

いまや、単なる住宅メーカーではないことがわかります。


  1. 大和証券は同社のレーティングを「1(買い)」とし、目標株価3,900円で設定しています。

    今期はMDC社買収のため自社株買いがなされていないものの、新中計では機動的な自社株買いが盛り込まれると予想しています。


    下値は限定的で、令和のブラックマンデーの時も、瞬間3,000円を割り込むことがあった程度です。

    なるべく引き付けて買い、一喜一憂せずに長期保有すれば宝物になる気がします。

     

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