2月10日(火)
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NEC(6701)が大幅続伸しています。

同社は、9日、最大300億円の自社株買いを実施すると発表しました。
発行済み株式総数(自己株式除く)の0.51%にあたる680万株を上限に東京証券取引所で市場買い付けする予定で、取得期間は10日から3月31日までとなります。
米人工知能(AI)開発の新興企業、アンソロピックの新技術公開で、同社の主力事業であるシステム開発がAIに代替されるとの思惑が広がり、株は6日には4,282円と2025年7月以来、7カ月ぶりの安値を付けていました。
今回の自社株買い枠の設定は、NECの経営陣が「足元の株価水準に満足していないとの意思を示すことが目的」としており、藤川修最高財務責任者(CFO)は9日のアナリスト向け説明会で『AIは(ビジネス)機会もあればリスクもあるが、差し引きでみれば我々にはプラスだ』と強調しています。

BluStellarは、同社が2023年以降に本格展開している「AI・データドリブンDXの統合ブランド/事業プラットフォーム」です。
単なるソフトやSaaSではなく、「顧客の業務データ × NECのAI(分析・予測・最適化) × SI・運用」までを一体提供しています。


同社が、1月29日引け後に発表した2026年3月期決算予想では、BluStellar事業(データ分析/AIソリューション)が想定以上の成長ペースで収益性を押上げていることがわかります。
アンソロピック・ショックの本質は、業務アプリやSaaSは、生成AIに食われるリスクが現実化したということです。
これまで、SaaSとAIは両立していましたが、今後は、SaaSがAIに置き換えられる業務か、AIが代替になるのか、あるいは補完になるのかが明らかになります。
今後AIに駆逐されるSaas型AIとは
・法務SaaS
・営業支援
・マーケ自動化
・分析ダッシュボード
等が挙げられます。
一方、同社の領域は
・空港運用
・交通制御
・防衛
・治安・顔認証
・エネルギー最適化
同社のAIの主役は最適化・制御・因果推論で、生成AIに代替されないAIと考えます。
JPモルガンのストラテジストは、「ポジション調整が進み、AIがもたらす破壊的な影響を巡って、ソフトウエア業界への見方が過度に弱気となっているが、基礎的条件は堅調だ。リスクバランスは反発方向に傾きつつある」とチームリポートで指摘しています。
アンソロピックショック後の勝ち組AIとは
・AIに代替されない
・データが独占的
・止められないシステム
・長期契約
・価格決定力がある
などの条件が当てはまります。
同社は全てを満たす企業と言えるでしょう。
同社の自社株買いの実施は2022年12月以来となります。
会社を最も知っている経営陣が、自社株買いという手段で株価水準に満足していないことを明確に示しました。


同社株は戻りを試すと思いますがいかがでしょう。