4月8日(水)
【相場概況】

【売買代金】

【ヒートマップ】

【個別銘柄】

https://www.kioxia-holdings.com/
キオクシアホールディングス(285A)が大幅続伸し上場来高値を更新しています。

8日付の日本経済新聞朝刊が「キオクシアHDは上場来初の配当実施を検討し始めた」と報道しています。
半導体メモリー価格の高騰で2027年3月期は業績が急拡大する見通しで、積み上がる利益を株主還元に振り向ける構えとのことです。
アイザワ証券の三井郁男投資顧問部ファンドマネージャーは「ひとたび配当を実施すると持続性が求められるとあって、それだけ会社側が中期的な業績拡大に対して自信を持っている表れと受け止めている」と語っています。

https://www.kokusai-electric.com/
KOKUSAI ELECTRIC(6525)が急伸しています。

SBI証券が7日付のリポートで投資判断を3段階で最上位の「買い」で新規カバレッジに入ったことが材料視されたようです。
目標株価は1万円としています。
SBI証券の氏原義裕シニアアナリストは同日付のリポートで「コクサイエレの半導体製造技術の一つである、ALD技術が半導体の微細化を大きく進展させ、半導体業界の発展に貢献しつつ、高成長を実現する」としています。
同社はシリコンウエハー上に回路を描く土台となる膜を張る成膜装置「バッチALD」で世界首位ですが、氏原氏は「バッチALD成膜装置(の拡販)が業績を大きくけん引する」とみているようです。
【本日のトピック】

さて、急転直下、トランプ大統領がイランと2週間の停戦に合意したと発表しました。(たぶんTACOると思ってましたが・・・)
イランがホルムズ海峡を再開すれば米国は攻撃を停止するとのことです。
報道を受けて、WTI原油先物は95㌦まで急落しました。
とりあえず、急場をしのぐことは出来そうですが、いまさらながら、エネルギーの多様化は喫緊の課題であることが認識されました。
再生エネルギーも選択肢のひとつですが、コスト高と不安定なことからデータセンターのような精密さが求められる分野には応用しにくいという側面があるようです。
賛否両論あると思いますが、安定した電力を求めるならば、原発はかかせません。

2011年の東日本大震災により、福島で原発事故が発生し、欧州では脱原発が拡大しましたが、現在では電力価格の高騰、産業競争力の低下懸念、ロシア産ガス依存の問題(ウクライナ戦争)、中東情勢によるエネルギー価格不安などから、原発見直しの動きが強まっています。
日本も次世代型「革新軽水炉」などを2040年代に運転開始を目指すと発表しましたが、今後次世代原発の推進が具体的になってくると思われます。

特に、SMRは大型原発と違い、工場生産(現地で建設するのではなく、工場で生産したモジュールを現地で組み立てる)、小型(300MW前後)、建設期間短縮、分散電源という特徴があり、その市場規模は約300〜500兆円と言われています。

日本企業は、高度製造技術、原子炉部材、蒸気タービン、原子力材料などに強く、SMRは得意分野です。
特に日本製鋼所(5631)は「世界で数社しか作れない原子炉圧力容器」を製造していますので注目です。

私が注目しているのが横河電機(6841)です。
同社はロールスロイスとSMR向けデータ処理・制御システムで戦略提携しています。
この契約では同社が、制御システムの設計、エンジニアリング、検証・認証、ハードウェア供給、試験、設置・試運転までを担当し、ロールスロイスが計画する世界SMRの初期炉に採用される予定です。
ロールスロイスのSMRは、英国政府が支援するSMRプロジェクトです。
計画では、英国とチェコなどで建設され、初号機は2030年代となっており、英国政府はすでに25億ポンド(約5,300億円)投資しています。
同社は世界トップ級のプラント制御会社で、量産フェーズに入れば継続的な受注が期待される構造です。
英国・チェコ・スウェーデン等のSMRに横展開される可能性もあり、中長期のテーマ性も十分です。
隠れた原発関連としてマークしておきたい銘柄です。