4月24日(金)
【相場概況】

【売買代金】

【ヒートマップ】

【個別銘柄】

牧野フライス製作所(6135)が急反発し、年初来高値を更新しています。
日本経済新聞電子版が23日、「日系投資ファンドの日本産業推進機構(NSSK)が同社に対し買収提案することが分かった」と報じました。
記事によると、NSSKはTOBによる同社の完全子会社化を目指す方針で、アジア系ファンドのMBKパートナーズを上回るTOB価格を提案する見通しということです。
同社を巡っては、政府が22日付でアジア系ファンドのMBKパートナーズに対し、同社の買収計画を中止するよう勧告しており、株価は急落していました。
同社の工作機械は日本の防衛装備品の製造企業に利用されており、国の安全を損なう事態につながりうるとの見解です。
NSSKは日系ファンドであるため、市場では「報道が事実であれば、外為法上の問題はクリアできる可能性がある」(外資系証券)とNSSKの買収実現に前向きな見方が聞かれます。
株価は、日系ファンドによる買収提案報道を受け一転して買い戻しが進んだ格好で、進捗により今後もボラタイルな展開も想定されます。

https://www.ibiden.co.jp/
イビデン(4062)が大幅反発し、上場来高値を更新しています。

米半導体大手のインテル(INTC)が23日、2026年4〜6月期の業績見通しは売上高が138億〜148億ドルと、下限でもQUICK・ファクトセットがまとめた市場予想(131億ドル)を上回る見通しであることを発表しました。
インテルの23日の時間外取引では通常取引の終値から2割近く上昇して終えています。
同社はインテルを主要顧客とし、主力の半導体関連部品「ICパッケージ基板」をインテルに販売しています。
三菱UFJeスマート証券の河合達憲チーフストラテジストは「AIデータセンター向けの需要の強さが確認され、イビデンの今期の成長期待が株価を押し上げている」と指摘しています。

蓄電池を手掛けるパワーエックス(485A)が反発し、年初来高値を更新しています。

同社は23日引け後に、5月31日を基準日として1株を3株に株式分割すると発表しました。
投資単位当たりの金額を引き下げることで投資家により投資し易い環境を整え、株式の流動性の向上と投資家層の更なる拡大を図ることが目的としています。
大手企業などからの受注によって業績が拡大するとして株価が騰勢を強めるなか、14日の売買分からは東京証券取引所による信用取引に関する臨時措置が取られていました。
株価は、それを受けていったん急落した後、再び上値を試す展開となり、23日には7,850円と上場来高値を更新していました。
今後も株価の7,850円処が強く意識されることは明らかで、その攻防で勝った方に大きく振れそうです。
【本日のトピック】

さて、先週は、日経平均株価は史上最高値を更新しました。

ところが、先週は一貫して、値上がり銘柄数より値下り銘柄数のほうが多く、実態として市場全体の上昇ではなかったことがわかります。

「日経こんなに上がってるのに、なんでワイの株は上がらへんの!」
とお嘆きの貴公も多いと思いますが、さもありなん!
上記のグラフを見れば、過去1年の高値付近(高値から下落率-5%以上)は、上場企業約3,900社のうち244銘柄しかないことがわかります。
最もボリュームがあるのは-10~-15%のゾーンで、平均値は-21.2%、中央値は-18.7%になります。
この感覚で自分の保有株を眺めてみると・・・
まあ慰めにしかなりませんが・・・

現在、上昇を牽引してるのは、明らかに半導体株です。
特に、データセンター投資やAIサーバー需要の増加により、日本の半導体製造装置・材料メーカーに対する業績期待が急速に高まりました。
ただ、この上昇には特徴があります。
・一部大型銘柄(値がさ株)に資金集中
・指数寄与度の高い銘柄のみ上昇
・中小型株や内需株は軟調
という状況です。

米ナスダックが史上最高値をつけ、SOX指数は18連騰と歴史に残るような急騰劇を演じています。
これは、明らかに「モンスター級のショートカバー(買戻し)」の影響です。
ショートカバーが原動力なために、一部の指数寄与度の高い大型株が上昇したということでしょう。

ただ、先週1週間で、かなりのショートカバーも進んだのではないかと見ています。
機関投資家の株式保有比率を示すNAAIM指数は94.15と急上昇しており、どこまで上値を追う余力があるのか怪しいところまできています。
個人的には、そろそろ打ち返しがきてもおかしくないのではと警戒しています。

ただ、いったん打ち返しがあったとしても、半導体関連に取って代わるセクターは見当たりません。
SOX指数の予想PERは短期サイクルの「底値からわずかに反転」した程度です。
足元の利益の伸び率がハンパではないので、過熱感が収まれば、また物色されると感じています。
いよいよGW突入になりますが、個人的には、ややポジションを軽くして、決算をみながら、新しい物色セクターが生まれてくるのか、やっぱり半導体なのか見極める局面と考えています。