えのキングの投資日記

日本株投資日誌

12/5(木) 本日のセブン&アイの急上昇の要因は?

12月4日(水)



【相場概況】



【売買代金】



【米株市況】



【個別銘柄】

www.nikkei.com

https://www.ebara.co.jp/


荏原(6361)が3日続伸しています。

 


モルガン・スタンレーMUFG証券が3日付で同社の投資判断を3段階で最上位の「オーバーウエート(買い)」で調査を開始したと発表しました。

目標株価は3日終値より14%高い2600円としたことが買い材料視されたようです。

同証券の寺師正俊株式アナリストはリポートで半導体投資拡大を追い風に最高益更新が続く」と指摘しており、継続的な最高益更新が期待され自己資本利益率ROE)も業界内で高水準だが、現状の株価には割安感があるとの見方を示しています。

同社は半導体工場向け設備も手がけるポンプ大手で、株式市場では生成AI(人工知能)関連銘柄に位置付けられています。

株価は今年に入り37%上昇と、日経平均株価の17%を大きくアウトパフォームしています。


www.nikkei.com

https://www.fastretailing.com/jp/


ファーストリテイリング(9983)が続伸しています。


同社が、3日発表したカジュアル衣料品店ユニクロの11月の国内既存店売上高電子商取引含む)は、前年同月比12.2%増で着地しています。

下旬にかけて気温が低下し、冬物衣料の販売が伸びたほか、同時期に開催した開業40周年の感謝祭セールも好調だったようです。

岩井コスモ証券菅原拓アナリストは「インバウンド(訪日外国人)の来店が増え、海外の認知が広まっている。究極の普段着というコンセプトが浸透し、機能性素材を使った上質なものが受け入れられている」と評価しており、気象庁が今年の冬は全国的にほぼ平年並みの寒さになる見通しを示したことから「冬物衣料は単価が高く、今後の売り上げも期待できそうだ」と語っています。

kabutan.jp

https://www.ryohin-keikaku.jp/


また、同じく11月月次動向を発表した良品計画(7453)も大幅6日続伸となり、年初来高値を更新しています。


同社の11月国内売上高は、直営既存店とオンラインストアを合わせた実績が前年同月比19.2%増10ヵ月連続で前年実績を上回りました。

セール期間終了後も引き続き生活雑貨が好調を持続した他、気温低下と共に衣服・雑貨が伸長したようです。


株価は、戻り売りを早期にこなすことが出来れば、2018年10月以降の高値圏を駆け上がる可能性が出てきています。


kabutan.jp

https://www.tokyokeiki.jp/

東京計器(7721)が大幅続伸しています。

大和証券では中小型防衛関連銘柄のレポートをリリースしています。

同社の投資判断新規に「2」としており、目標株価4,100円に設定しています。

中小型防衛関連各社はこれまで防衛事業は厳しい収益だったものの、防衛予算拡大を背景に今後は受注高や収益拡大が見込めるとしています。


同社は航空機向けレーダー警戒装置、艦船に使われる慣性航法装置などが主力製品で、受注増加に加えて受注案件の採算も改善しているもようと評価しています。

目先の株価は先月上値抵抗となった3,800円処までの売り物をどうこなすかにかかっていそうです。


【本日のトピック】

セブン&アイ・ホールディングス 1日足

さて、本日は話題のセブン&アイ・ホールディングス(3382)に15:00過ぎから突然大量の買いが入り、一時2,683円まで急上昇する局面がありました。

xn--r8jzdvima84a.com


セブン&アイについては、☝以前このブログでも考察していますので参考にしてください。

www.bloomberg.co.jp


私も、ついにMBO発表かと思ったのですが、発端は上記ブルームバーグの記事のようです。


同記事によると、創業家陣営は、3メガバンクなどから最大6兆円規模を借入しようとしているが、巨額であるため北米事業のIPOで、1兆円を超える資金を調達し返済にあてる方針とのことです。


同社のセグメント構成をみると売上73.8%海外コンビニであり、総売上約11.5兆円のうち、海外が8.5兆円占めていることがわかります。

クシュタールが同社に触手をのばすのも、この海外部門に魅力を感じているからにほかありません。

創業家陣営がMBO後のIPO上場まで検討しているということならば、MBO案件が進捗している印象を受けます。

www.nikkei.com


手間取るとするならば、米投資ファンドに打診している資金拠出でしょう。

プライベートエクイティ(PE=未公開株)ファンドと呼ばれる米国勢は、通常、15〜20%程度の高い内部収益率(IRR)を掲げて年金などの機関投資家から資金を募るのが一般的です。


今回のケースは、完全買収というこれまでの手法が使えないため、融資と投資の中間的な位置づけの「メザニン」と呼ばれる手法での参加が有望視されています。

経営権を取得しない分、優先株のようなメザニンファンドでは、かなりの配当を要求してくるでしょう。

巨大ディールであるため、米投資ファンドもかなり強気で交渉してくるものと思います。

私個人的には、創業家MBOで落ち着くと思うのですが、いずれにしても早く決着がついてほしいものです。

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