3月10日(火)
【相場概況】

【売買代金】

【ヒートマップ】

【個別銘柄】

レーザーテック(6920)が大幅反発しています。

ゴールドマン・サックス証券が、同社株の投資判断を「中立」から「買い」に格上げ、ターゲットプライスを28,000円から50,000円に引き上げたことが好感視されたようです。

同社は、2025年10月、EUV(極端紫外線)光源を用いた検査装置「ACTIS(アクティス)」の新シリーズ「A200HiT」を発表しています。
ゴールドマンの中村修平氏はリポートで、2027年6月期以降に先端ロジックやファウンドリー(受託生産企業)での製造向けにA200HiTの採用が進むと予想しており、2028年6月期にかけて利益成長が加速するとの見方を示しています。
株価は、目先35,000円を突破できるか否かが一つの焦点となり、同水準を突破することで40,000円大台復帰に向けた動きが見込めそうです。

サンコール(5985)がストップ高まで買われ、上場来高値を更新しています。


同社は、10日、米子会社のサンコール・アメリカが2月にセンコーアドバンスの米子会社と「SNコネクタ」とライセンス取得契約を締結した件で、同契約によって大手AIクラウド需要向けで立ち上げ、初年度に売上高10億円の増加を見込んでいることを発表しました。
「SNコネクタ」はVSFFと呼ばれる次世代光コネクターです。
同社によると、SNコネクタは従来のLCコネクターより3倍の高密度化が可能であり、データセンターなどへの光実装において注目を受けているとのことです。
株価は投機資金が攻勢を仕掛けていて、目先は2,000円大台乗せも視野に捉えたと見てとれます。

コマツ(6301)が大幅反発しています。

9日の日本経済新聞が、同社や日立建機(6305)など、北米事業を手掛ける日本の建機大手は、トランプ政権による相互関税の停止以降も関税を価格に転嫁する方針を変えない方針だと報じられています。
各社が価格転嫁の方針を変えないのは北米の底堅い需要も背景にあるとの見方です。
値上げによる需要への影響はあまり感じていないとのことで、関税の影響でキャタピラーなど競合大手も値上げしていますが、顧客の購入意欲は衰えていないとのことです。
昨晩のNY市場ではキャタピラーが確りと上昇していたことも追い風になっている様子で、日立建機も確りの動きになっています。
【本日のトピック】



さて、今回はキーエンス(6861)に注目したいと思います。

上記は同社の2年チャートですが、ここもとはレンジの下限で低迷していることがわかります。

同社は、誰しもが知る超優良企業です。
営業利益率は54%です。
100万円売上計上すれば、そのうち54万が利益なわけですから驚異的です。
自己資本比率は95%を記録し、当然無借金です。

創業者の滝崎武光氏は徹底した非公開主義・寡黙主義で知られており、公の場にはほとんど姿を現しません。
インタビューや講演・テレビ出演などは、ほぼ皆無です。

創業者の姿勢が企業文化に反映されているのでしょうか、
同社は広告・宣伝はほぼやらず、IRも必要最低限で、決算資料も、ほぼ数字の羅列だけで通期の見通しすら非開示です。
キャッシュフローは潤沢なのに、配当性向は21%。
自社株買いもやってません。(配当利回り0.91%)

上場企業の総還元比率は5割を超え、過去最高水準です。
もはや、株主軽視とみなされるレベルですね。
恐らく、ここ数年の株価の低迷も、こうした姿勢が嫌気されているところは多分にあると思います。
ところが、さすがに株主の人も不満に思っている人が多い様子で、同社の株主総会の利益剰余金処分案の賛成率はかなり低迷しています。
仮に、賛成率が5割を切れば、配当が前代未聞の不成立になるわけですから、さすがに会社も考えるでしょう。

みずほ証券は「5月下旬に送付される株主総会の招集通知に自社株買いについて、取締役会議で機動的な自社株買いを可能とする定款変更が付議されるかに注目」とレポートに記してます。
ひょっとして、何かつかんでいるのか?
もし、あのキーエンスが自社株買い発表!ということになれば、かなり大きなインパクトになるでしょう。
恐らく外国人投資家は、一斉に組み入れに走ると思います。

そして、同社株は値がさ株で、100株買うのも600万ものお金が必要です。
東証は望ましい投資単位は50万未満としていましたが、2025年4月に全上場企業に対し最低投資金額を10万円程度に引き下げるよう要請しています。
これは、実質的に株式分割を公式要請しているのと同義であり、同社も、いつまで無視できるのでしょうか?
もし、同社が株主還元、株式分割を発表すれば、株価は位置どころを変えるでしょう。
5月の総会通知にむけて、なるべく引き付けて仕込んでおくのも悪くないと思います。





































































































