1月28日(金) 相場概況
東証一部の騰落銘柄数は値上がり1926/値下がり219
騰落レシオ(25日)89.26%
空売り比率 46.5%
売買代金 東証一部 3兆3464億円
マザーズ 1314億円
業種
個別
トヨタ(7203)やソニーG(6758)など主力銘柄に見直し買いが入り、日本郵船(9101)など海運株も大幅高になっています。
上方修正を発表した信越化学(4063)が7%を超える上昇になり、アドバンテスト(6857)も決算が好感されて大幅高になっています。
3Qの決算が大幅増益になり、通期見通しも引き上げた富士電機(6504)が10%を超える急騰になっています。
新光電工(6967)やゴールドクレスト(8871)、太洋工業(6663)なども決算を材料に急伸しています。
決算前日にストップ安になった弁護士ドットコム(6027)は、3Qの大幅増益着地を受けて、3%強の反発になっています。
セブンイレブンにおいて、非接触・空中ディスプレイ使用レジ「デジPOS」の実証実験が開始されると報じられたアスカネット(2438)が17%を超える急伸になっています。
反面、レーザーテック(6920)や東京エレクトロン(8035)など半導体関連の一角が逆行安になっています。
3Q営業減益の富士通(6702)が10%近い急落になり、キヤノン(7751)も今期2ケタ増益を材料に買いが先行したものの、失速し、3%近い下落になっています。
日本製鉄(5401)やJFEHD(5411)など鉄鋼株が逆行安になり、3Qで利益計画を超過したものの、今後の販売計画が落ち込む見通しで通期見通しを据え置きにした東邦金属(5781)が22%を超える急落になっています。
3Qの営業益は2.7倍になったものの、前四半期比では減益になったグロームHD(8938)がストップ安まで売り込まれています。
日経平均は反発!
足形は、相場転換につながる「陰の陽はらみ」になっており、31日の値動きが、上寄りの陽線になるのか、下寄りの陰線になるのか注目したいところです。
上記はNYダウのETFの週足です。
今週は大商いになり、コロナショックの時より大商いをやったことがわかります。
記録的な乱高下になったナスダックですが、終わってみれば、週間で+0.01%高。じっとしていれば損得ゼロでした。
特に週末の切り返しが凄まじく、売り方の心境は⇧な感じかもしれません。
週末は、米国の実質金利が低下して株価上昇要因となりましたが、早期QT開始が見込まれる中で実質金利の上昇傾向に変化はありません。
S&P500企業の33%がQ4決算発表を終え77%が事前予想を上回っています。
今後も、株価が継続的に上昇するためには、EPSの継続成長が条件になります。
上記は主な証券会社の年内金利引き上げ時期と規模 回数予想をまとめたものです。
パウエルは、ガイダンスをぼやかしており、まだまだマーケットが荒れる可能性は高そうです。
日経平均は月末安アノマリーが気になるところではありますが、ショートポジションの買戻しが継続する可能性はあると思います。
ナイトセッションの先物は26670円 -40 で戻ってきています。
一時400円以上下落するところもありましたが、米株が切り返す動きに合わせて、長い下ヒゲを形成しています。
25日線(28190円)など主な移動平均線がすべて下向きで、強いベアトレンドを形成していますので、戻り売りが出やすい局面でしょうが、うまくいけば27500円あたりまでの反発があってもおかしくないと思われます。
さて、本日は来週注目されると思われる銘柄をいくつか紹介します。
まずは、年末にも取り上げた住友金属鉱山(5713)です。
5四半期連続増益
PER 6.8倍 PBR1.17倍 配当利回り3.47%
今回の下落相場をものともせず、上昇してきています。
インフレ対応銘柄で今後も注目されると思われます。
2/8に3Q決算発表があります。
三菱商事(8058)です。
2四半期連続増益
PER7.8倍 PBR0.98倍 配当利回り3.65%
こちらもインフレ対応銘柄です。
2/3に3Q決算発表
バフェット関連銘柄
リクルートHD(6098)です。
3四半期連続増益ですが、売上が減収転換したため、高値から3割以上下落してきています。
1/29に自社株TOBを最大1557億円実施することを発表しています。
2/14に3Q決算発表予定
米国の人手不足は深刻を増しており、通期見通しの上方修正もあり得ます。
Enjin(7370)です。
2期連続増収の実質無借金企業です。
グロース株売りの流れで高値から半値以下に調整しています。
1/14の中間決算発表から、売買高が高水準になってきて三角持合いを形成しています。
ぼちぼち、上放れが期待されるタイミングと思います。