えのキングの投資日記

日本株投資日誌

4/15(月) 地政学リスクにさらされるマーケット⁉「有事は買い」か?

4月12日(金)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【ヒートマップ】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米国市況】

4/11(木)米株市況

4/12(金)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

少し緊張感がでてきました。

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別株】

www.nikkei.com

https://www.mitsuifudosan.co.jp/


三井不動産(8801)が急伸しました。

www.nikkei.com

 


同社は、
11日に新たに策定した長期経営方針を発表し、2026年度までに1株当たり利益(EPS)の成長率を年間8%以上自己資本利益率ROE10%以上を掲げ、純利益2,700億円以上(今期見通しは2,200億円)に伸ばす方針を掲げました。


また、2025年3月期からの3カ年の総還元性向毎期50%以上配当性向同35%程度とする計画も示しました。


2024年3月期にもこの株主還元方針を適用し、前期の期末配当について、従来の予想から10円増額47円となる見通しを発表しました。

年間配当予想は82円(前の期比20円増配)となる予定です。


同社は、あわせて、取得総数4,000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.43%)、取得総額400億円を上限とする自社株買いも実施することも発表しました。


事業戦略としては、コア事業の成長投資として2027年3月期までに2兆円程度の枠を設定したほか、最終年度の31年3月期までに4,000億円以上M&A(合併・買収)枠を設け、スタートアップへの出資枠1000億円以上と倍増させる方針です。

モルガン・スタンレーMUFG証券姉川俊幸氏は11日付のリポートで「意欲的な内容で、第一印象はポジティブサプライズ」と評価し、「年初来の不動産株の上昇基調に弾みを付ける内容と考える」と語っています。



www.nikkei.com

https://holdings.fujifilm.com/ja/


富士フィルムホールディングス(4901)が反発しています。


同社は、12日、米国で建設中のバイオ薬品製造受託拠点に12億ドル(約1800億円)を追加で投じると発表しました。


同社は、米国拠点で既に20億ドル以上の投資を発表済みで、追加投資で28年までに生産能力を32万リットルと従来計画から倍増させる予定です。

がんや免疫疾患の治療に使う抗体医薬品の生産能力を増強し、製薬企業からの旺盛な需要に応える構えです。

立花証券の福永幸彦アナリストは、設備の稼働開始が先のため業績への貢献度合いの分析は難しいとしつつも、「有望領域への投資拡大で、市場の成長を取り込める確度が高まった」と指摘しています。

同社株の予想PER(株価収益率)は18倍台と、競合大手のキャノン(7751)(14倍台)などと比べて割安感は乏しいため、株価の一段高の為には、医薬品のほか事務機やカメラといった主力事業の稼ぐ力をどこまで高められるかが大きな焦点となりそうです。



kabutan.jp

https://www.rorze.com/


ローツェ(6323)ストップ高まで買われ、年初来高値を更新しています。

 


同社は、11日取引終了後、2024年2月期の決算を発表し、連結経常利益前期比10.8%減270億円となったものの、従来予想215億円を上回って着地しました。

2025年2月期前期比16.4%増315億円に拡大することを見込み、2期ぶりに過去最高を更新する見通しです。

 


同社の第1四半期は半導体メーカーの設備投資計画先送りの影響があったものの、第2四半期以降は中国向け需要の回復で堅調に推移しました。

中国市場での急激な需要増に対応するため増産体制を構築、整備していく方針です。


同社は、併せて8月31日を基準日として1対10の株式分割を実施することも発表しました。

これによって今期の年間配当は16円(分割考慮前160円)とし、株式分割を考慮した実質配当は18.5%増配となる見込みです。


このほか、同社は、取得上限1万5,000株、または5億円とする自社株買いの実施も明らかにしています。

株価は、好調な業績見通しと、分割で流動性の向上につながる期待で大きく買われましたが、過熱感も台頭しているため、慎重に動きを見たい処です。


kabutan.jp

https://www.ecomott.co.jp/


エコモット(3987)ストップ高まで買われています。


同社は11日、グループ会社のGRIFFYが、国交省東北地方整備局「ICTサポーター」に認定されたと発表しました。

ICTサポーター制度とは、東北地方整備局などから構成される「東北みらい DX・i-Construction 連絡調整会議」が、情報通信技術(ICT)やデジタル技術の先駆者として技術支援を行う企業などをICTサポーターとして認定し、東北地域の地元建設企業への実践的な技術支援(技術指導、技術相談、助言など)により、ICTやデジタル技術の導入・活用の促進を目指す取り組みのことです。

GRIFFYは認定により、自社が持つ技術や製品が活用される機会の拡大を図り、東北地域での建設産業の生産性向上に貢献するとしています。

 


なお、12日、同社が発表した、2024年8月期第2四半期累計(2023年9月-2024年2月)連結経常損益1,700万円の黒字(前年同期は3,800万円の赤字)に浮上するも、最終損益は2,600万円の赤字で着地しています。


ゆりもっとや積水樹脂との共同開発が順調に推移し、利益率も改善してきていますが、苦戦するEV充電スタンドやモビリティサービスの巻き返しが同社株一段高のカギになりそうです。


kabutan.jp

https://www.creema.co.jp/


クリーマ(4017)ストップ高まで買われ、年初来高値を大幅に更新しています。

同社は、11日取引終了後に2024年2月期決算を発表し、営業損益段階で4,100万円の黒字(前期は3億8,500万円の損失)と赤字から脱却しました。


また、同社は、続く2025年2月期営業利益前期比3倍となる1億2,100万円を予想しています。


マーケットプレイスサービスの成長に向けた顧客基盤の強化やコストの適正化、生産性向上による利益率の改善、新サービスへの成長投資などに取り組むとしています。

株価は投資資金が集結し大幅高となりましたが、目先短期筋の商いによりボラタイルな展開になりそうです。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD

日経平均は小幅反発!

しかしながら、ローソク足陰線となり、25日線(39,704.23円)5日線(39,533.63円)共に、終値ベースで下回っています。

12日のSQ値39,820.59円となり「幻のSQ」になっています。

www.nikkei.com


ナイトセッションの日経平均先物38,850円 -700円「おはぎゃー」状態で戻ってきています。

バイデン大統領が、1日のシリアのイラン大使館周辺への空爆を受け、「イランが近く報復に踏み切るおそれがある」との認識を示し、地政学リスクが一気に高まり、週末ということもあいまってポジションを落す動きが相次ぎ大きな下落に繋がったようです。

www.nikkei.com


実際、13日の夜、イラン革命防衛隊はイスラエルに向けてドローン(無人機)やミサイルを発射しました。


ただ、大半は迎撃され、イラン国連代表部も「問題はこれで終わったものと考える」と表明し、イスラエル領への攻撃は今回の一度限りということを示唆しています。

t.co


バイデン大統領も、イスラエルのネタニヤフ首相にイランへの反撃に反対する意向を伝えたと報じられています。


サイドバーでクエリ検索

一時、急騰した原油価格も、ほぼ元通りとなっており、このまま終結に向かえば、週初にマーケットが下落したとしても、「有事は買い」の格言通り、リスクオフの下落は短期的に済むものと思われます。

2022年2月のロシアによるウクライナ侵攻では、その日の株価は急落しましたがすぐに持ち直して短期的には「有事は買い」の通りとなりました。

ただ、その後のインフレ加速&金利で年央にかけてさらに下落したことには注意が必要と思います。


一方で、イスラエルの主要閣僚はほぼ軍人出身で、イスラエルの国防大臣は「戦いはまだ終わっていない」とも宣言しています。

イスラエルはガザへの苛烈な攻撃により、世界から非難され、孤立を深めているとも言われています。

無人機の迎撃についてはイスラエル軍のほか、米国や英国も参加しているとの報道もあり、少なくとも米国の関与は免れません。

このまま、イスラエルが迎撃のみ行いしばらく鳴りを潜めるのか、更なる反撃により状況が更に悪化するのか、注視すべきと思います。

の共同開発が順調に推移し利益率も改善しているゆりもっと、積水樹脂株式会社との共同開発が順調に推移し利益率

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4/11(木) マーケットは日本の景気の山の低さを見越しはじめたか⁉

4月10日(水)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【ヒートマップ】



【売買代金】

売買代金は2日続けて4兆円割れ。


【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

4/9(火)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別株】

kabutan.jp

https://www.hsk.co.jp/


放電精密加工研究所(6469)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は、9日に2024年2月期の決算を発表し、営業損益2.3億円の黒字で、前期3.1億円の赤字から黒字に浮上し、従来予想の1.2億円の黒字を上回って着地しました。

同社は、金属放電加工の専業ですが、航空・宇宙関連のエンジン部品や環境・エネルギー関連のガスタービン部品などが売り上げを伸ばしているほか、価格改定効果なども発現し足もとの業績は会社側の想定を上回る好調となっている様子です。


また、同社は中期経営計画も発表し、初年度の2025年2月期営業損益前期比94.7%増3.29億円に拡大する見通しであり、最終年度の2027年2月期の同利益は9億円を計画しています。


放電精密加工研究所(6469) 日足


株価は調整局面からの反発になっており、引き続き買い優勢の展開が期待されます。



kabutan.jp

https://www.platz-ltd.co.jp/


プラッツ(7813)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。


同社は9日引け後に、中国ハイアールのグループ会社と業務提携し、共同出資による合弁会社を設立すると発表しました。

今回の合弁会社設立は、ハイアールのシニア健康事業の一分野である「睡眠関連分野」に関する戦略提携と位置づけられており、プラッツは医療介護用電動ベッド及び周辺機器における技術協力を中心に取り組むことで中国事業の強化を図るとのことです。

なお、設立される合弁会社の海爾福康科技は青島海爾家庭人工智能産業創新中心66%、プラッツ34%の出資となり、プラッツの持ち分法適用関連会社となる予定です。

プラッツ(7813)日足

株価は昨年来高値を更新しており、目先この勢いがどこまで続くか注目されます。


kabutan.jp

http://www.amiyakitei.co.jp/


あみやき亭(2753)が急反発し、年初来高値を大幅に更新しています。


いちよし証券レーティング「B」から「A」に格上げし、フェアバリュー4,600円から7,800円に引き上げています。


「感動の肉と米」業態が利益成長ステージに入ったとみて、2026年3月期以降の業績見通しを引き上げたことが要因のようです。

「感動の肉と米」は原価率が高いとみられるものの、食券機の導入やセルフサービス導入で人件費の抑制に成功していると判断しています。

同証券は、同社の2025年3月期営業利益23億円予想から28億円に引き上げています。

あみやき亭(2753)日足


株価は、2018年高値をも上抜き、青天井圏に入っています。


kabutan.jp

https://www.sakura.ad.jp/corporate/ir/

 

さくらインターネット(3778)が急伸し、ストップ高まで買われています。

www.nikkei.com


9日、日本経済新聞「米マイクロソフトが約29億㌦(約4400億円)を投じ、日本でデーターセンターを拡充する」と報じています。

膨大なビッグデータの管理と高速演算処理を可能にするための最先端半導体の組み込みなど、米国を代表する時価総額最大のIT企業が惜しみなく資本を投下する構えを示したことで、独立系データセンター大手の同社株が大きく刺激されたようです。

同社は、政府クラウドの提供事業者に選定されているほか、北海道石狩市のデータセンターにエヌビディアとの連携でGPUを搭載し、クラウドサービスを開始していることもあって、“国策銘柄”という位置付けで人気が再燃したようです。

さくらインターネット(3778)

株価は、信用倍率が1.3倍台とがっぷり四つで、日証金では株不足で逆日歩がついている状態にあり、踏み上げ相場の様相を呈してきています。

この勢いがどこまで続くか注目されます。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は反落!

ギャップダウンからスタートし、ローソク足は、25日線(39,733.16円)5日線(39,493.44円)の狭いレンジに挟まれた十字足を形成しています。

本日、21:30に発表になる米CPIを警戒し、模様眺めの様相で方向性は出ていませんが、仮にCPI発表後、為替の円安が進行し、政府が為替介入に踏み切った場合は大きく変動する可能性がありますので注意が必要と思います。


【本日のトピック】


さて、昨日のブログにも書きましたが、マーケットは、しばらく上下にボラの高いもみあいを続け、天井探しをする可能性がでてきたと思われます。


上記は、相場サイクルと物色対象を示していますが、概ね

①景気底打ち:テック、一般消費が主導

②天井:景気拡大と需要増が素材、エネルギーに恩恵

③景気減速:商品価格が景気を悪化させ生活必需品に恩恵

④経済縮小:金利低下が金融、公益に恩恵

のサイクルになっていることがわかります。

米国では、景気の底から天井に向かっていますので素材エネルギーが買われています。

今後景気が減速ということになれば、生活必需品が買いになるのかもしれません。

日本の場合は、米国から半周遅れで推移しており、不動産が買われていることをみると、これからテックが買われ、相場上昇につながるのかもしれません。

一方で、三菱マテリアル(5711)東京電力HD(9501)のように、相場が天井をつける時に買われる素材エネルギーも買われてきています。

恐らく、こうした強弱が混在する形になってきているため、ボラの高いもみ合い相場になってきているのだと思います。

www.nikkei.com



大半のエコノミストは、24年夏以降には実質賃金はプラスに転換し、消費が上向くと見ています。

t.co


反面、訳わからんステルス増税は、国民の生活に重くのしかかります。

マーケットは、日本の景気の山は低いと見越し始めているのかもしれません。

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4/10(水) 当面は押し目買いと戻り売り⁉

4月9日(火)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【ヒートマップ】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

4/8(月)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別株】

www.nikkei.com


三井物産(8031)が続伸し、連日での上場来高値更新になっています。

www.nikkei.com


9日の日本経済新聞では、
著名投資家ウォーレン・バフェット氏が率いる米投資会社バークシャー・ハザウェイが円建て社債の発行を準備していることがわかったと報じています。

発行額は未定で、市場環境次第で近日中の起債を検討しているとのことです。

バフェット氏は2020年以降、三井物を含む5大商社株の買い増しを続けており、今回の資金調達も買い増しのためとの見方から、他の投資家も追随買いを入れる動きとなっているもようです。

バフェット氏の今年2月の「株主への手紙」によると、5大商社株の発行済み株式の9%を保有していることが公表されています。

 バフェット氏は、保有率9.9%を上限としているため、同氏による追加の資金投入は限られると見る向きがある一方で、「バフェット氏が発行済み株式数のほぼ10%を保有したとの事実は、他の投資家の買いを招く『宣伝効果』としては十分」外資系証券のトレーダー)との声もあるようです。


www.nikkei.com

https://www.shinetsu.co.jp/jp/


信越化学工業(4063)が続伸しています。

www.nikkei.com


9日付の日本経済新聞朝刊が、「(シリコンウエハー大手の)信越化が群馬県半導体素材の新工場をつくると8日わかった」と報じており、同社が製造する半導体材料のシェア拡大による業績向上期待から買いが集まったようです。

サイドバーでクエリ検索

同社の新工場は2026年に完成する予定で、フォトレジスト(感光材)や原版材料といった半導体ウエハーに回路を描く露光工程で使う材料を生産するとのことです。

特に、
フォトレジストは日本企業が強みを持つ素材の1つで、同社は世界シェアが約2割、先端品に限ると4割以上されています。

岩井コスモ証券の斉藤和嘉シニアアナリストは「今回の国内工場新設によって、信越化が海外でもシェアの高いフォトレジストの量産を強化するという商機を逃さない経営姿勢が評価されている」と分析しています。


kabutan.jp


三菱マテリアル(5711)が急動意し、年初来高値を更新しています。

jp.reuters.com


9日、ロイターは、「資源商社トラフィグラは、AIとデータセンターに関連した銅需要が2030年までに追加で最大100万トン増え、供給不足が悪化する可能性があるとの見通しを示した」と報じています。


足元、供給リスクの高まりや世界的な需要回復期待を受け銅先物相場は上昇基調となっており、同社株のほか、住友金属鉱山(5713)DOWAホールディングス(5714)年初来高値を更新し、銅スクラップなど手掛ける黒谷(3168)都市鉱山関連のアサカ理研(5724)なども大幅高になっています。

短期資金中心の物色との声もありますが、明日以降の動向も注目されます。


kabutan.jp

https://kasumigaseki.co.jp/


霞ヶ関キャピタル(3498)が大幅続伸になっています。


大和証券投資判断「1」を継続し、目標株価15,600円から20,000円に引き上げています。

足元では仕入れの加速が顕著となっていますが、財務面にも余裕が見られており、今後も積極的な仕入れ活動が続くと判断しており、2025年8月期以降も蓄積が進むパイプランをベースに高い利益成長が続くと見ているようです。

霞ヶ関キャピタル(3498)日足


株価は年度替わりから調整を余儀なくされてきましたが、5日の25日線タッチで底入れを確認しており、一段の戻り相場継続が期待されます。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅続伸!

 

www.nikkei.com


日銀の植田和男総裁が9日午後、参院財政金融委員会に出席し、今後の金融政策運営について「当面緩和的な金融環境が継続すると考える」と従来の主張を繰り返したことが報じられると先物に買いが入り、ローソク足は上ヒゲのない「陽の丸坊主を形成して終わっています。


終値では、わずかに25日線(39,753.79円)を超過し、ヒストグラムもようやく縮小する動きがみられますが、本日は売買代金3兆9596億円1/30以来の4兆円割れとなり、上値を追うには迫力不足が否めない状況です。

4/9 19:30 日経平均先物

9日19時30分現在日経平均先物がガクンと売り込まれてきました。

www.bloomberg.co.jp


恐らく、ブルームバーグで、日本銀行が25、26日に開く金融政策決定会合では、好調な今年の賃上げなどを受け、2024年度の消費者物価(生鮮食品を除くコアCPI)見通しの上方修正を議論する公算が大きい。」と報じられたのが要因と思われます。


もちろん、本丸は10日21:30に発表になる米CPIと思われますが、日経平均は当面ボラの高い往来相場を繰り返すのかもしれません。


エミンユルマズ氏しばらくレンジでその後に調整入って次のステージに移行」と予想していますが、信ぴょう性が出て来たように思います。

当面は、押し目買いと戻り売り」を繰り返す局面かもしれません。

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4/9(火) ここしばらくは原油価格と海外勢の動きがカギ⁉

4月8日(月)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【ヒートマップ】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

4/5(金)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

www.nikkei.com

https://i-qps.net/


QPS研究所(5595)が急伸し、一時ストップ高になるまで買われました。


同社は、5日引け後、内閣府が実施する実証事業で大型案件を落札したと発表し、買い材料視されたようです。

落札したのは「令和6年度 小型SAR衛星コンステレーションの利用拡大に向けた実証(その1)」であり、落札金額15億3800万円になります。

本件は小型SAR衛星の本格的な利用を拡大していくため、さまざまな省庁における将来的な実務利用に向けた有効性の評価や、課題の抽出などを目的に行う実証事業であり、同社が3年連続で落札することになります。


具体的な内容は営業秘密保護の必要性から非開示としており、業績への影響は精査中とのことです。


市場では「今回の落札は実績を積む機会としては評価できるが、赤字が続くなかで期待先行の面が大きい」(ネット証券)との声が聞かれます。

 

また、同社が開発した小型人工衛星7号機が米スペースX社のロケットに搭載され、日本時間8日に打ち上げられたのも思惑的な買いを誘っているようです。

QPS研究所(5595)日足


同社株は早期黒字化期待などを背景に人気化しましたが、前週は東京市場全般の変調機運から売りが広がり、1週間で25%安と急落していました。

12日に第3四半期決算の発表がありますが、今後の値動きが注目されるところです。


kabutan.jp

https://www.okano-valve.co.jp/


岡野バルブ製造(6492)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。

 

同社は5日取引終了後、2024年11月期第1四半期(2023年12月~2024年2月)連結決算を発表しました。

連結経常損益3.25億円の黒字へと浮上し、12-5月期計画1.27億円に対する進捗率255.9%と既に上回っています。


サイドバーでクエリ検索

 

田原バイオマス発電所向け弁、高浜原子力発電所2号機向け素材、女川原子力発電所2号機向け部品、自家発電設備向けの弁部品などの販売が寄与したほか、メンテナンス部門で原子力発電向けの売り上げが増加したことが好業績につながったようです。

岡野バルブ(6492)日足

株価は、急調整を強いられていたタイミングでの刺激材料となって年初来高値を更新しました。

目先この勢いがどこまで続くか注目されます。



kabutan.jp

https://www.kewpie.com/

キューピー(2809)が大幅続伸になり、20
17年3月以来約7年1カ月ぶりの高値となっています。

 

同社は、前週末5日の取引終了後、2024年11月期第1四半期決算を発表し、連結経常利益前年同期比4.6倍88.4億円に急拡大しています。


また、併せて通期の同利益を従来予想267億円から322億円へと20.6%上方修正しています。

海外の成長や国内高質化の取り組み、主原料の影響が想定よりも改善することなどが利益押し上げに寄与したようです。

キューピー(2809)日足

株価は、上方修正がサプライズとなり、年初来高値を更新しましたが、過熱感も台頭しているため、注意が必要かもしれません。

味の素(2802)(5/9)キッコーマン(2801)(4/26)の決算も注目されるところです。


kabutan.jp

https://www.kudan.io/


Kudan(4425)が大幅続伸しています。

www3.nhk.or.jp

https://plus.nhk.jp/watch/st/g1_2024040505928?cid=jp-QLP4RZ8ZY3


先週金曜日の朝に放送されたNHKおはよう日本で同社が紹介されており、それが刺激となって見直されているとの見方があるようです。

鳥取県は、鳥取砂丘の特徴的な地形を生かして宇宙ビジネスの創出を目指しており、2023年には鳥取砂丘に宇宙分野の実証実験を行う施設「ルナテラス」を整備しています。

東京のベンチャー企業が月面探査車の開発を進めているとの内容で、そのベンチャー企業が、展示会に参加した同社に高い関心を持ったとのことです。

これにより、同社はいずれ、宇宙関連事業も手掛けるとの期待に繋がっている様子です。

Kudan(4425)日足

同社株は先週末から増担保規制解除となっていることも買い易さに繋がっている模様で、明日以降も確りとした展開を続けられるか注目されます。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅反発!

しかしながら、下降2日目となる25日線(39,767.24円)を捉えることはなく、25日線下方で右肩さがりとなっている5日線(39,480.60円)も、8営業日連続で下回っています。


ローソク足6日連続陰線となる「6陰連」となり、ヒストグラムも、なお拡大していることから、売り方優位の流れが続いています。

上昇トレンド復帰のためには、まず5日線を捉えて、25日線を上抜けることが必要です。

今しばらくは警戒したほうがよさそうです。


【本日のトピック】


さて、今週の目玉になりそうなのは、昨日のブログでも述べたように、10日(水)21:30に発表になる3月CPIになると思います。

CPIは、1月、2月と上振れが続き、利下げ後退論が優勢になった経緯があり、3月分も上振れすると、利下げ確率の下落から、更に、利上げ再開論にさえ発展するリスクがあります。


www.google.com


仮に、今回のCPIが無難に通過したとしても、なんとも不気味なのが、ここもとの原油です。

原油の直接的な要因は、イスラエルとイランとの軍事的緊張です。

ただ、原油の上昇相場を支える状況は一層深刻化しており、メキシコの原油輸出の大幅削減イエメンの親イラン武装組織フーシ派が紅海でタンカー攻撃を続け、原油の輸送に遅れが生じていること。

更には、こうした中でも、石油輸出国機構(OPEC)と非加盟産油国で構成するOPECプラス減産方針を堅持していることなどが絡み合い大規模な供給障害を引き起こしていると言われています。

原油高は、これから始まる米国の夏季ドライブシーズンを直撃することにより、需給がひっ迫し、ブレント原油は約2年ぶりにバレル当たり100ドルに達すると見る向きもあります。

www.bloomberg.co.jp


原油は、当然CPIも直撃します。

常任投票権を持つFRBボウマン理事が、インフレが再燃傾向に転じれば、「利上げ」の可能性も否定せずと語ったように、原油高が続けば、今回のCPIを通過したとしても、次回のCPIには影響が出てくることが考えられます。

原油高はFRBの政策でコントロールできるものではなく、最悪の場合スタグフレーションを引き起こします。


そして、日本株の売買手口を見てみると、3/29の週は、海外投資家が売り越しに転じ、個人が買い向かっていたことがわかります。

日経平均が下落に転じる中、年度末の年金等のリバランス売りを要因としてあげる向きも多かったと思いますが、必ずしも、それだけが原因ではなく、海外投資家の売りも要因にあったことがわかります。

仮に今回のCPIを通過しても、総じて、利下げ開始時期として意識されてきた6月まで、まだ、毎月、雇用統計とCPIを消化せねばならぬことを考えると、4〜6月期の米株価のボラティリティーはかなり上昇することが予想され、日本株に対する影響も必至と思われます。

日銀ETF(上場投資信託)買いの支えを失った日本株が、新たな海外勢の参入により、外海の荒波にさらされることになり、日経平均が1日で1000円前後動くような相場が常態化するかもしれません。

ここしばらくは、原油価格と海外投資家の動きがカギになりそうです。

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4/8(月) 今週も、しっかりシートベルトを締めてのぞむべし⁉

4月5日(金)



【相場概況】



日経平均寄与度ランキング】



【業種別】



【ヒートマップ】



【売買代金】



【騰落レシオ】



空売り比率】



【米株市況】

4/4(木)米株市況

4/5(金)米株市況



恐怖指数



【Fear and Greed Index】

Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN



【個別】

www.nikkei.com

https://www.mcd-holdings.co.jp/


日本マクドナルドホールディングス(2702)が反発しています。


同社が、
4日の取引終了後に発表した3月度売上高で、既存店売上高前年同月比9.6%45カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されたようです。



春の定番商品である「てりたま」シリーズでは、初登場ののり塩じゃがバターベーコンてりたま」を加えて3種類を販売しました。




期間限定商品の「あずきみるくフラッペ」宇治抹茶フラッペ」なども好調だったようです。

岩井コスモ証券の饗場大介シニアアナリストは「前日の米株式市場の下落を受けて、日本の新興株も弱めの動きを見せるなか、好調な業績は好印象だった。新型コロナウイルス禍が落ち着いてからも安定した客数が確保できており、今後も株価の堅調な推移が見込める」とみているようです。


www.nikkei.com

https://www.onward-hd.co.jp/


オンワードホールディングス(8016)が、一時16%を超える大幅反発になり、年初来高値を更新しています。


同社が、4日発表した2024年2月期連結決算は、連結経常利益前期比90.4%増101億円に拡大し、2025年2月期前期比18.5%増120億円に伸びる見通しになっています。

コロナ禍から脱し、外出需要が回復したことで主力ブランドを中心に売り上げが伸びて業績を押し上げているようです。


また、今期の年間配当前期比4円増24円に増配する方針です。

 

同時に発表した中期計画では、2027年2月期営業利益160億円を目標に掲げ、2025年2月期以降の配当性向40%以上に引き上げるとしています。

 


同社株の予想PER(株価収益率)11倍台と同業のファーストリテイリング(9983)〔43倍台〕しまむら(8227)〔14倍台〕と比べ割高感はありません。

アイザワ証券の三井郁男投資顧問部ファンドマネージャー「利益率が高い電子商取引(EC)を拡大しており、今後も高値圏での推移が期待できる」と指摘しています。


kabutan.jp

https://www.halows.com/


ハローズ(2742)が大幅反発しています。

 

同社は4日引け後に、集計中の2024年2月期単独業績について発表し、売上高が従来予想の1,829億7,700万円から前期比12.3%増1,954億4,000万円へ、営業利益91億7,000万円から同20.0%増108億6,000万円へ、純利益64億8,000万円から同38.4%増85億8,000万円へ上振れて着地したようです。

365日全店24時間営業の継続や、商品単価の上昇に対応しつつも顧客ニーズの高い商品を重点商品として低価格で販売する施策などを行ったことが奏功したとのことです。


株価は、本日は25日線(4,509.20円)に頭を抑えられた格好ですが、本日の悪相場を考えると来週上抜けの可能性は十分あると考えられます。


kabutan.jp

https://www.traas.co.jp/


トラース・オン・プロダクト(6696)ストップ高まで買われています。

www.nikkan.co.jp

 

 

5日付の日刊工業新聞が、「丸紅情報システムズはトラース・オン・プロダクトが開発した空調や照明の消費電力を削減するソリューション『AIrux8』の販売を5日に開始する」と報じました。

 

『AIrux8』はセンサーからのデータをAIが解析し、照明や空調を制御することで電力コストの削減を促すシステムです。

丸紅グループ(8002)丸紅情報システムズは、オフィスや工場や病院などに提案し、2026年度末までに20社への導入を目指すとしています。

株価は、本日の逆風下の中、ストップ高に張り付いて終わっています。

一段高が期待できるかもしれません。


kabutan.jp

https://www.globaljet.jp/


ジェイ・イー・ティ(6228)が大幅続伸になっています。


同社は、3日、ラピダスから昨年受託した業務の基礎研究開発業務を完了し、新たな研究開発業務の2024年度計画と予算の承認を受けたと発表しており、ラピダス関連として見直し買いが続いているようです。

同社は、来年に完成予定の工場の試作ラインに納入することになりますが「本件による当社の 2024 年 12 月期の連結業績への影響は軽微であります。今後開示すべき事項が生じた場合には、速やかに開示いたします。」としています。

株価は、来週も確りとした展開を続けられるか注目されます。


テクニカル分析

日経平均 日足 MACD


日経平均は大幅反落!

ローソク足は、3日続けての25日線(39,789.79円)割れとなる陰線になり、5日線(39,571.81円)25日線デッドクロスが発生しています。

 


ナイトセッションの日経平均先物は、39,300円 +320円で戻ってきています。

日経平均 日足 ボリンジャーバンド


下落トレンドに入ると、25日線は下値支持線にはなりにくく上値抵抗線にはなりやすいことが知られています。


週初予測されるリバウンドで25日線(39,789.79円)を回復できない場合は、-2σ(38,472.10円)に接近し、-2σに沿った下落相場のバンドウォークが始まり、中期下落トレンドが始まる可能性も否定できませんので注意が必要と考えます。


【本日のトピック】

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さて、今週の注目点は、なんと言っても、10日21:30に発表になる米CPI(消費者物価指数でしょう。


市場は前月比での減速を見込んでいますが、総合指数については前年のベース効果が薄れるため前年同月比は前回+3.2%から今回+3.4%へと伸び率が拡大する見込みです。

FRBが重視するコア指数は前月比+0.3%と前回+0.4%から減速する見込みで、前年同月比も+3.7%と前回+3.8%から減速する見込みです。

 

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4日には、ミネアポリス連銀カシュカリ総裁が、「インフレ鈍化の進展が滞る場合、年内の利下げは必要なくなる可能性がある」と指摘したこともあって、米長期国債利回り4.4%超まで上昇してきています。

Fed Watch 6月

マーケットは、6月の利下げ50.8%まで低下し、「利下げは9月までないだろう、年内の利下げは無理では?」という声も聞こえてきます。

FRBとしては、11月の米大統領選が近づく中、政治からの利下げ圧力を多少なりとも緩和するために、出来れば早めに一回目の利下げに着手したいのが本音でしょう。

それだけに、今回のCPIが順調に減速していることが確認できれば、6月~7月の利下げに直結することになり、マーケットは「インフレ減速&堅調な米経済」という考えうる最善の組合せが実現することへの期待を高めることになるでしょう。


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ただ、日本株の立ち位置を考えると、
年初からの3カ月間では、騰落率としては、最も大きく上昇しているものの、EPSは微増に留まる中、PERが大きく上昇しているという「期待先行」の株価上昇になっていることがわかります。

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1日のダマスカスのイラン大使館周辺への空爆では、イラン革命防衛隊の精鋭部隊「コッズ部隊」の将官ら13人が死亡しました。

イラン革命防衛隊は6日、攻撃をイスラエルによるものだと断定し、イスラエルへの処罰を保証するとする声明を出しています。

地政学リスクについては、予測不可能なブラックスワンではありますが、万一の事が起これば、割高化が急激に進行してきた日本株が最も大きく下落する可能性があるということは頭に入れておいたほうがいいかもしれません。

今週も、しっかりシートベルトを締めてリスク管理を心がけたほうがよさそうです。

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