4月2日(火)
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Fear and Greed Index - Investor Sentiment | CNN
【個別】
キャスター(9331)が場中値つかずのストップ高比例配分になっています。
同社は昨日引け後に、マネーフォワード(3994)と資本業務提携の検討に係る基本合意書を締結すると発表しました。
リモートワーカーを束ねるキャスターとバックオフィスに関するクラウドサービスを展開するマネーフォワードで協業し、多様な人材の価値発揮で事業拡大を図るとしています。
また、主要株主7者が市場外で同社株39万8000株をマネーフォワードへ譲渡し、異動後の同社の議決権所有割合は20.30%で、筆頭株主となります。
シナジー効果が期待されて株価は75日線(1,356.41円)を超過し、目先は1月12日に付けた年初来高値1,719円へ向けた動きが期待されます。
レノバ(9519)が大幅高になり、年初来高値を更新しています。
同社は1日引け後に、東京ガス(9531)と再生可能エネルギー分野での協業拡大を目的とした資本業務提携契約を締結したと発表しました。
これまでもバイオマス発電事業やPPAなどで協力関係にありましたが、今回の提携によって、同社が開発中の国内陸上風力事業に東京ガスが参画するなど、一段の関係強化につなげれていく方針です。
同社は東京ガスを割当先とする第三者割当増資増資を実施し、東京ガスは同社の第2位の大株主となります。
東京ガスは1株1,500円で第三者割当増資を引き受けるとのことで、時価より高い水準だけに買い安心感もある様子です。
しかし、買い一巡後は上値の重さも見られており、東京ガスの引受価格まで届きませんでした。
今回の第三者割当増資により、希薄化が約15%にもなることから、それを嫌気する売りが出ている様子です。
ただ、希薄化以上に東京ガスとの関係を強化することは同社事業に追い風との見方もあり、170億円超の資金を調達できることも安心感に繋がるだけに下値では買いも入ると見られます。
あみやき亭(2753)が急反発しています。
同社は2日9時頃に、2025年3月期通期の連結業績予想を公表しました。
営業利益見通しを前期比22.4%増の27億2,000万円としていることや年間配当計画を前期比10円増配の100円(中間配50円、期末配50円)としています。
収益拡大を目指した店舗構造改革を着実に実行するとしており、新規出店については「感動の肉と米」を中心に20店舗を計画しているとのことです。
全体相場が軟調な中、同社株は高値圏で終えており、3月26日の年初来高値5,770円を目指す動きになりそうです。
モンスターラボホールディングス(5255)がストップ高まで買われています。
同社は2日、14時に、サウジアラビアにて、Tonomus社との間で、デジタルコンサルティング事業に関する業務提携を行うことについて決議したと発表しました。
Tonomus社は、サウジアラビアの実質国営企業であるNEOM社の子会社で、世界初のコグニティブ・テクノロジーのエコシステムを推進する世界有数のテクノロジー企業とのことです。
株価は、発表後は暫く売り買い交錯で荒い動きとなっていましたが、結局ストップ高まで買われました。
小型の貸借銘柄ということもあって、踏み上げ期待の買いも入ってきた様子で、ストップ高に一気に張り付き、そのままザラ場は一度も寄らなかったため、結構掴まっている売り方も多い様子です。
明日以降も物色が続くのか注目されます。
【テクニカル分析】
日経平均は小幅反発!
ローソク足は、上下の方向性のかけるコマの陰線を形成し、かろうじて25日線(39,765.65円)を死守しています。
本日はプライムで、値上がり/値下がりは286/1344で、値下り銘柄が多く、大幅安になった4/1の287/1331とほぼ同数にも関わらず、崩れませんでした。
東京エレクトロン(8035)等の主力大型株が踏ん張ったことが要因と思われますが、このまま、3/11週のように、25日線を意識した形で下値を固め、切り返すことできるのか、それとも割り込んで38,000円台まで調整を深めるのか、まさに正念場を迎える流れになりそうです。
【本日のトピック】
さて、1日に発表になった、米3月ISM製造業景況指数は50.3に上昇し、生産指数は2020年6月以来の大幅上昇となりました。
また、3/31に発表になった中国製造業購買担当者景気指数も6か月ぶりの50超えとなる50.8になりました。
中国や米国の経済指標が市場予想を上回り、原油需要の底堅さにつながるとの期待から原油価格が85.44㌦まで上昇してきています。
米国は原油高によりインフレ再燃論がおこり、パウエル議長も「利下げを急ぐ必要はない」とタカ派のコメントをだしたことから、マーケットは年内の利下げが2回に留まることを織り込んできています。
その結果、米長期金利は4.36%を超えてきており、為替も151.79円まで円安が進んでいます。
本日のグロース250が大幅下落になったのは、米金利上昇が要因と思われます。
鈴木財務相は、円安について「高い緊張感をもって注視し、行き過ぎた動きにはあらゆる手段を排除せずに適切な対応をとる」と述べ、152円台に入れば介入が実施される可能性を指摘する向きもあります。
調整色を強める日本株ですが、豊島&アソシエイツ代表の豊島逸夫氏は新年度に入り、海外勢による最大級の日本株買いもあり得るとしています。
そして、新規参入の機会を狙っている海外勢は、介入により、一時的に大幅に円高に振れ、日本株が売り込まれたタイミングで日本株の買いを目論んでいると論じています。
介入のタイミングは日本株の買いのチャンスなのかもしれません。