えのキングの投資日記

日本株投資日誌

12/28(月)

25日日経平均26656.51円 

         -11.74(-0.04%)でした。

売買代金は1兆2547億円 昨年の12月25日以来の低水準で終日、閑散とした相場でした。
その中でも、ひときわ注目を浴びたのがソフトバンクG(9984)です。

f:id:ENOKINGkun:20201227103816p:plain

12/25 日経平均寄与度 ランキング

上記は日経平均の寄与度ランキングですがソフトバンクGだけで日経平均54.02円押し下げているのがわかります。

f:id:ENOKINGkun:20201227105407p:plain

ソフトバンクG(9984)日足+MACD

下落の原因として考えられるのがアリババ(BABA)株の急落です。

f:id:ENOKINGkun:20201227105826p:plain

アリババ(BABA)日足+MACD

24日に中国政府がアリババに対して、独占的な行為に関与した疑いで正式に調査を開始したとの報道がでて、アリババ株は1日で13%下落 ADR上場以来最大の下落を記録し、約6兆円以上の時価総額が吹き飛びました。
ご存じの通り、ソフトバンクGはアリババの筆頭株主約24.9%保有しています。
ソフトバンク株も3%以上下落し、4日続落 直近MBOの話題で付けた高値から約1割下落しています。

f:id:ENOKINGkun:20201227112254p:plain

ソフトバンクG HPより 10/1時点のNAV

上記はソフトバンクGのHPに載っているNAV(Net Asset Valueです。10/1時点ではNAV14528円に対しアリババ株が9871円占めていることがわかります。
アリババ株は10/1から24.48%下落していますので、
12/24のNAVは7454円 約2416円の価値が剥落しています。
これまで、孫社長は、たびたびソフトバンクGの株価が、このNAVに比べて安すぎると主張されてきました。もちろんアリババ株が下げ止まれば、問題ありませんが、上記のソフトバンクGのチャートを見ますと、長い上ヒゲからダブルトップを形成し25日線まで急落しています。MACDもデットクロスしており、しばらく上値は重い展開になりそうです。
日経平均の寄与度ファーストリテイリング(9983)に次いでの第2位に位置していますので、今後の株価には注意が必要と思います。