21日の日経平均は28756.86円
+233.60(+0.82%)でした。
米大統領就任式と日銀政策決定会合を消化して上昇しました。米国グロース株が強かった流れを受けてソフトバンクG(9984)がITバブル以来の21年ぶりの高値をつけ、1銘柄で日経平均を54.45円引き上げています。反面 レーザーテック(6920)や東京エレク(8035)等の半導体関連が売られ、三井住友(8316)や三菱UFJ(8306)等の銀行株も下落する展開になりました。
しかしながら、本日なんといっても目をひくのがマザーズ市場の動きです。
マザーズ指数は1283.85ポイント +46.12(+3.73%)で大幅高です。
上記チャートをみても、+2σ上に上昇しており、今後、昨年の秋口のような+2σにそったバンドウォークも期待できるのではないかと思います。
上記はマザーズの売買代金上位ランキングですが、バルミューダ(6612)やプレイド(4165)等の昨年12月IPO組も活況ですが、注目すべきはBASE(4477)やマクアケ(4479)JTOWER(4485)等が大商いをやっていることです。
特にBASEは上昇率+17.53%で上場来5番目の上昇を記録しています。
BASEに特段買いの材料がでたわけではありません。
上記の表のように、BASEが1日で15%以上の上昇を記録するときには、マザーズ市場は例外なく外人の手口が買い越しになっています。
なぜ、今になって外人が買ってきたのか?
考えられることとしては、上記の米10年長期国債利回りの動きです。これまで、金利上昇によるグロース株下落リスクが、かなり警戒されてきたと思います。
しかしながら、米国では預金に資金がたまりすぎ、国債に資金が流れることにより、長期国債金利の上昇に歯止めがかかってきています。
これまで、外人の買いは東証1部に特化されていたところがありましたが、これからはマザーズ市場にも外人買いがはいってくる可能性が高いと思います。