えのキングの投資日記

日本株投資日誌

1/21(木)

20日日経平均28523.26円 

       -110.20(-0.38%)でした。
伸び悩んだものの、東京エレク(8035)アドバンテスト(6857)等の半導体株はしっかり。昨日値をとばした太陽誘電(6976)は本日も大幅高でした。反面 JAL(9201)ANA(9202)等の航空株 京急(9006)や京王(9008)等の鉄道株が大幅安。 ファーストリテイリング(9983)キーエンス(6861)等の値がさ株も終日売られる展開になりました。

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日経平均 ボリンジャーバンド MACD

しかしながら、東証1部の騰落銘柄数は値上がり1100/値下がり993と値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を上回る形であり、移動平均においても、終値ベースで5日線(28523円)水準まで戻しています。
上記のボリンジャーバンドをみても+2σを割ったあとも、一気に+1σ25日MAに向けての下落がスタートするわけではなくヨコヨコで日柄調整をこなし+1σが上昇してくるのを待っている展開と思われます。

さて、2日前のブログでも、外国人の買いが一巡した際には、個人主導の小型株物色がスタートする可能性をかきましたが、本日マザーズ指数はわずかながら逆行高の動きです。

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マザーズ 売買代金上位ランキング

マザーズの売買代金上位をみると、12月上場IPOの売買が活発であることがわかります。

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12月IPO 初値後パフォーマンス

しかしながら、上記の表のように、12月IPOのなかでも、初値後のパフォーマンスで、はっきり明暗がわかれていることがわかります。
この違いは何でしょうか?

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12月マザーズIPO 初値後「下落」一覧

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12月マザーズIPO 初値後「上昇」一覧

ビジネスモデルの目新しさや、財務内容の違いなどもあるのでしょうが、上記の2つの表を見比べてみると、はっきり明暗が分かれているのは時価総額であることがわかります。
時価総額が小さいものは、初値後下落しているケースが多く、時価総額が大きいものは、初値後上昇しているケースが多いことが見て取れます。
時価総額がある程度大きくないと、セカンダリー市場での参加するメンバーが限られてしまいます。
機関投資家や投信 外人が参加するには、ある程度の時価総額が必要になります。
参加者が多ければ、流動性ができて売買代金上位ランキングにも顔を出すようになり、結果、投機的な資金も入ってきやすくなるという構図です。
2月になれば、あたらしいIPOがスタートしますが、セカンダリーを狙うのであれば、「時価総額」も考慮したほうがよさそうです。