えのキングの投資日記

日本株投資日誌

1/20(水)

19日日経平均28633.46円 

       +391.25(+1.39%)でした。
3日ぶりに大幅反発です。

f:id:ENOKINGkun:20210119154403p:plain

日経平均 寄与度ランキング

日経でスマホ決済参入が報道されたファーストリテイリング(9983)が大幅高! 1銘柄で日経平均99.39円引き上げています。そのほか日興がレーティングを引き上げた太陽誘電(6976)が急騰 反面 エムスリー(2413)は日経で、1年で時価総額が3倍になった企業として大きく取り上げられたものの、高値警戒感から利益確定売りに押され逆行安になりました。

f:id:ENOKINGkun:20210119161130p:plain

日経平均 5分足



さて、上記のチャートは日経平均の5分足ですが、昨日は窓を開けてギャップダウンから下落。そして本日は、窓を開けてギャップアップの上昇になっています。寄り前は米国休場で、もみ合いの予想が多かったと思いますので、何がおこっているのかと感じた人も多かったのではないでしょうか?
2日前のブログで日経平均ラッセル2000が連動していることを書きましたが、やはり、今の日経を動かしているのはロビンフッターといわれる外国人のようです。

f:id:ENOKINGkun:20210119162831p:plain

日本株ETF:EWJ(iShares) 個別オプションの状況

上記は、iシェアーズMSCIジャパンETF(ティッカーEWJ)の個別オプションの状況です。日本では個人が参加するオプションは、ほぼ日経225一択ですが、米国では個別オプションが普通に売買されています。特にロビンフッターには、リスクが限定的で、うまくいけば大きなリターンにつながる個別オプションが大人気です。
上記の表をみると、例えば2月限(SQは2/19)建玉はプット(売る権利)が46979枚に対しコール(買う権利)は160740枚もあります。

f:id:ENOKINGkun:20210119165425p:plain

EWJ:オプション建玉(2月限)

上記の表は2月限のコールオプション建玉です。
EWJの金曜日の終値68.72です。これが、2/19のSQでストライクの水準69以上(日経平均28635.48円換算)であれば15902枚が権利行使されることになり、オプションは大儲けになりますが、ストライク以下ならそのポジションは紙くずになります。
すなわち、昨日は28635円水準のオプションが失効されそうだとのことで、いっせいに投げられギャップダウンで下落。本日はこの権利が復活しそうだとのことでギャップアップの大幅上昇につながった可能性が高いようです。

こういった、個別オプションは米国では一般的で、GAFAMTSLA天文学的な株価になったことに色濃く関係しています。
日本は1/8から緊急事態宣言が発動され、また補助金がおりて株が上がるという構図が外国人の頭にはインプットされています。
自国で個別オプションがやりつくされているなか、ロビンフッターの資金が個別オプションを通じて日本をターゲットにしてきているようです。