12月24日(金) 相場概況
東証一部の騰落銘柄数は値上がり884/値下がり1173
騰落レシオ(25日) 86.03%
空売り比率 39.7%
売買代金 東証一部 1兆6165億円
マザーズ 1993億円
業種
個別
半導体関連が強い動きになり、レーザーテック(6920)と東京エレク(8035)が上場来高値を更新しています。
三井ハイテック(6966)も4%を超える上昇になりました。
三菱UFJMSが目標株価を4500円→4700円に引き上げた神戸物産(3088)が大幅高になり、SMBC日興が目標株価を2000円→2300円に引き上げたMTG(7806)も急騰しています。
セイノーHD(9076)と業務提携を結ぶことを発表した出前館(2484)が4%近い上昇になりました。
医学論文探索AI「Amanogawa」が湘南鎌倉総合病院で採用になったと報じられたFRONTEO(2158)やタイムコイン売却益1224万円?を営業外収益に計上したと発表したグローバルウェイ(3936)も急騰しています。(まだ信者がいるんだ・・)
反面 川崎汽船(9107)が2%を超える下落になり、海運株が総じて売り込まれています。
東京都内でオミクロン株の市中感染が確認されたことから、JR東日本(9020)や京王電鉄(9008)など電鉄株が警戒売りに押されました。
NTT(9432)やKDDI(9433)など通信株が売り込まれ、品質不正による報道が嫌気された三菱電機(6503)も大幅下落になっています。
連日ストップ高になっていた、直近IPOの湖北工業(6524)は全市場売買代金7位に入る大商いをこなしましたが、終盤にかけて5%を超える下落になっています。
24日上場のIPOでは、エフコード(9211)は買いが殺到し値つかずになり、GreenEarthInstitute(9212)は公募と同値でスタートした後ストップ高になっています。
CS-C(9258)とサスメド(4263)は公募を上回る初値で始まり、その後も上値を伸ばしました。
タカヨシ(9259)は公募を上回ったものの、終値は初値を下回りました。
長栄(2993)とニフティライフスタイル(4262)は公募を下回り、その後も下落して終わっています。
12/27上場 IPO初値予想
アジアクエスト(4261)
公募 2430円 初値予想 5300円
セキュア(4264)
公募 950円 初値予想 3000円
日経平均は小幅反落!
200日線(28830円)につっかけるも、押し戻される動きです。
売買代金も2兆円割れの薄商いでは、三角持合いををブレークしていくのは難しい状態で、しばらくは28500円を挟んで上下600円の狭いレンジを推移する可能性が高いと思われます。
上記は日経平均と外国人売買の関係ですが、2021年になって、日銀の買いが少なくなると、日経平均の細かな上下動まで、ほとんど外国人売買によって左右されるようになっています。
結局、米国次第ということなのでしょうが、その米国市場はFRBの金融政策の方向性で大きく変わる可能性があることは意識しておくべきと思います。
上記をみると、住宅価格が上昇する一方で、全米主要100都市のうち53都市では既に賃貸価格が前月比で下落に転じピークアウトしていることがわかります。
中間選挙前に支持率が低下してきているバイデンの圧力で、流動性供給を早期に絞る選択をしてしまうと、米国市場も予期せぬ事態を招きかねない状況です。
来年は、日米ともに、政治に翻弄される動きになるかもしれません。
さて、本日は「長期投資の銘柄選定」について考えてみたいと思います。
目先の幅取りではありませんので
・配当利回りを4%以上
・特別配(記念配など)ではないこと
・過去3期+今期が増収・増益傾向であること
ROEが8%を超えるとPBR(株価水準)が切り上がっていくことが知られています。
・PBRが1倍以下
・ROEが8%に近い
財務の健全性をはかるため
・自己資本比率が50%以上
以上をスクリーニングにかけて銘柄選定をします。
例えば、上記 住友金属鉱山(5713)あたりも有望ではないかと思います。
ただし、あくまで長期目線ですので、市場が思わぬ下落を見舞われて、株価が大きく下落したタイミングをみて仕込むのがいいと思います。
参考にしていただければと思います。