12月21日(火) 相場概況
東証一部の騰落銘柄数は値上がり1673/値下がり430
騰落レシオ(25日) 77.09%
空売り比率 39.9%
売買代金 東証一部 2兆3405億円
マザーズ 1801億円
業種
全業種値上がりです。
個別
半導体関連が強く、東京エレク(8035)やレーザーテック(6920)、アドバンテスト(6857)がそろって4%以上の上昇になりました。
任天堂(7974)やファナック(6954)、キーエンス(6861)など値嵩株の多くが上昇し、日本郵船(9101)や商船三井(9104)、川崎汽船(9107)など海運株も大幅高になっています。
前日に自社株買いを発表した日本証券金融(8511)が12%を超える急上昇になりました。
開発中のコロナ経口薬が、非臨床試験でオミクロン株にも抗ウイルスが確認されたと発表した塩野義製薬(4507)や、消化器免疫疾患の治療薬候補が、英グラクソ・スミスクラインから約7億5900万円のマイルストーンを受け取ったと発表したそーせい(4565)、通期最終損益を上方修正、黒字転換の見込みと発表した、あすか製薬HD(4886)などが急伸しています。
久光製薬(4530)とライセンス契約を締結したと発表したラクオリア創薬(4579)が場中値つかずのストップ高比例配分まで急騰しています。
反面、売上の期間帰属に関して疑義のある事象があることが判明した日本M&Aセンター(2127)や流通株式比率がスタンダード市場の上場維持基準に届いていないことを発表した東映アニメーション(4816)が急落しています。
オミクロン株の過度な警戒が和らぐ中、川本産業(3604)や重松製作所(7980)が売られるなか、ドラッグストアのマツキヨココカラ(3088)やウエルシア(3141)も売り込まれています。
IPOラッシュで続々と新顔が上場する中、直近上場のフレクト(4414)やTrue Data(4416)、JDSC(4418)などが大きく値を崩しています。
本日上場したIPOでは、昨日紹介したラバブルマーケティンググループ(9254)に買いが殺到し値つかず、湖北工業(6524)は高い初値をつけた後は、やや売りに押されています。
ライフドリンクカンパニー(2585)やYCPホールディングスリミテッドJDR(9257)は公募価格割れからスタートし、終値も初値を大きく下回る動きになりました。
12/22新規上場IPO トレーダーズ初値予想
THE COO(4255)
公募7200円 初値予想7500円
サインド(4256)
公募3250円 初値予想3300円
網屋(4258)
公募1970円 初値予想2600円
Finatextホールディングス(4419)
公募1290円 初値予想1193円
サクシード(9256)
公募1560円 初値予想2000円
リニューアブル・ジャパン(9522)
公募1800円 初値予想1700円
本日値つかず
ラバブルマーケティンググループ(9254)
2898円 買い気配-43万株強の買い越し
約定代金の即日徴収、成り行き買い禁止、自己売買部門の初値買い禁止の規制が入ります。
対当価格は5000円になるものの、過密スケジュールにつき3000円超えであっさり値が付く可能性もありか?
日経平均は大幅反発!
前日の大陰線の高値を上回る陽線を形成し、マドも埋め戻す展開になりました。
年末で市場参加者が減少する中、値動きが荒い展開が続いています。
日経平均は上記三角持合いを形成し、エネルギーを充填しています。
三角持合いを上放れるには、まず下降する25日線(28720円)を上抜き29500円を目指す動きになることが必要です。
逆に12/3安値の27588円を下抜ける動きになれば、更なる大きな下落につながりかねませんので注意が必要です。
さて、ラバブルマーケティンググループ(9254)がどの様な動きになるかにも左右されるとおもいますが、短期で大化けするとするなら、最右翼は12/24上場のエフ・コード(9211)だと思います。
・「CODE Marketinng Cloud」などCX(顧客体験)向上SaaSの提供 DX戦略設計・実行支援、顧客獲得・育成などマーケティング支援を行う。
CX系のビッグデータ解析に強み。
・公募+売出 わずか15.97万株
・時価総額41.3億円
・法人税支払いがまだなく、これを修正したPERは45~49倍
・経常利益予想+382.7%(対前期増減率)
・公募2020円 初値予想 4720円(トレーダーズ)
直近高騰したサイエンスアーツ(4412)より小さいサイズで、需給次第では、意外と早めの10000円乗せということになってもおかしくないと思います。