3/9の日経平均は28748.87円
+284.69(+0.99%)でした。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1848/値下がり302。
売買代金は3兆2706億円でした。
日経VIは25.19 -1.70(-6.32%)
業種別では、不動産や電気・ガス、輸送用機器などが大幅上昇。下落は鉱業、電気機器、その他製品の3業種のみでした。
個別では、円安進行を材料にトヨタ(7203)三菱自動車(7211)スズキ(7269)など自動車株が大幅高。
三菱UFJ(8306)や三井住友(8316)など銀行株も高く、
日本製鉄(5401)や中山鋼(5408)など鉄鋼株も物色されました。
反面、任天堂(7974)やソニー(6758)などゲーム株が売られ、日本電産(6594)やアドバンテスト(6857)、レーザーテック(6920)など値がさハイテク株も売られました。
過去最大級のM&Aが伝わったパナソニック(6752)は6%を超える下落になり、新株予約権発行が嫌気されたアンジェス(4563)も大幅安になっています。
日経平均は反発 29000円を回復です。
5日線(29024.94円)を終値で、かろうじて上回ってきています。
明日以降、明確に上回り25日線(29378.19円)を奪還できるかが上昇トレンドに回帰できるかのポイントになりそうです。
ただ、以前としてグロース株の下落は続いており予断を許さない状況と思われます。
オプションマーケットは29000円を挟んだあたりで、買いのABNアムロと売りのゴールドマンが、がっぷりよつに組んでいる状況ですので、どちらかに大きく振れる可能性を示唆していますが、MACDはなお下向きで、テクニカル上は下振れてもおかしくない動きかと思います。
さて、連日 米国長期金利が話題になっていますが、3/10には、そのいくえを占う 重大イベントの米10年国債の入札がおこなわれます。
上記は米10年国債利回りのボリンジャーバンドですが、
2/27の丸のところで米国7年債の利回りがおこわれています。
結果、入札は不調に終わり、債券価格は一気に下落、1.37%から1.57%まで暴騰し0.2%も利回りが上昇しました。
3/10に、7年債よりメジャーで重要な10年債の入札がおこわれますので、万が一不調に終われば、7年債の時以上の金利上昇を招きかねず、マーケットは大きく下落する可能性もあります。
反面、入札が順調に消化されれば、金利も落ち着き市場に安心感が広がると思われます。
これが、なんとSQ前日の日本市場に影響を及ぼすことになりますので注意が必要と思われます。
魔の水曜日にならないよう祈りたいと思います。