2/26の日経平均は28966.01円
-1202.26(-3.99%)でした。
東証1部の騰落銘柄数は 値上がり172/値下り1985。
売買代金は3兆6212億円でした。
業種別では全業種が下落です。下げが相対的に軽微であったのが鉱業、石油・石炭、空運など。下げがきつかったのが、その他製品、電気機器、紙・パルプでした。
個別ではディフェンシブ性を発揮した花王(4452)がプラスを確保。前日ストップ高したロゼッタ(6182)や上方修正を発表した菊水電子工業(6912)、メガチップス(6875)など急落相場でも材料のある銘柄には積極的な買いがはいっています。
反面、グロース株の風あたりが強く任天堂(7974)キーエンス(6861)ファナック(6954)などの値がさ株が5%を超える急落。金利上昇を嫌気した三井不動産(8801)や三菱地所(8802)など不動産株が下落しました。
ファーストリテイリング(9983)やソフトバンクG(9984)など日経平均寄与度の高い銘柄も軒並み下落しています。
米国長期金利が1.5%を超えればヤバイと予測しながら、パウエル証言の翌日に1.5%を超えて今回の下落につながるとは・・・ヨコヨコから31000円トライ!その後は下落と考えていただけに想定がはずれました。
まだまだ修行が必要です。
今回の陰線は上ヒゲも下ヒゲもない状態で安値引けになっています。やや心配な形です。
パラボリック→も陰転。
節目の25日線(29180円)も220円ほどオーバーシュートしています。
ただ、この形は1/28、1/29の下げと2/1の上昇と同じ形です。(25日線割れとパラボリック陰転)
月初の月曜日は高いというアノマリーもありますし、先物もしっかり(29350円)ですので3/1は少し反発がはいるかもしれません。
しかしながら、モメンタムは1月や2月の下げより角度が急でゼロラインも下まわっていますので一段の下落を示唆しています。
3/1の寄りが29200円より上でジリジリ上昇していくなら上昇スタート。29000円越えでもすぐに29000円割れの展開になるなら、しばらく様子見といったところでしょうか?
ボリンジャーバンドでも、当たり前ですがセンターラインの25日線を割り込んでいます。
早期に回復できなければ-1σ -2σと急落につながりやすい動きになります。
3/1に29000円割れを再びということになれば、次のサポートは心理的節目の28500円 -1σの28400円あたりになりそうです。
2/26には日銀がETF買いを501億円いれてきています。
新しい日銀の買い出動条件が値幅なのか値段なのか、まだつかめませんが、日銀の買いは一方的な下落相場に対抗する強力な援軍です。
上記30日営業日の新高値数 新安値数をみても新高値16/新安値20で、一方的な下落相場の状況ではありません。
年初来でみても、年初来高値16/年初来安値2という状況で、おおよそ一方的な下落相場とはかけ離れています。
オプション手口では、ゴールドマンがいまだに30000円のコールの売りを1705枚温存しているのが不気味です。
(31000円のコールは759枚買いをもっています。)
上記は3月限の先物の集計ですが、2/26にゴールドマンは5811枚の先物を売って売り崩してきていますが、アムロは10039枚、ソシエテも3007枚押し目買いをいれてきています。このあたりも一方的な下落相場の状況ではないと言えるのではないでしょうか?
原油の動きにも注意が必要です。
足元では原油高が米エネルギー株、ひいては景気敏感株の上昇要因につながっていましたが、これ以上の上昇は長期金利同様にインフレ警戒材料になります。
3/4のOPECプラス会合で原油価格の上昇ペースが緩やかになることを期待したいところです。
米長期国債利回りは、1.61%から1.41%まで下落し、要警戒水準の1.5%より下落しています。
そろそろ、結局どやねんと言われそうなので、
私の見解をもうしあげますと、
3月第1週は調整ターンの最終局面です。月初上昇しても、油断は禁物です。長期国債利回りや原油動向 GSのポジションを警戒しながら押し目買いです。
調整ターンにメドがついてくれば、3/8あたりから3月メジャーSQにむけて怒涛の上昇が始まるのではないかと思います。
あと、相場とまったく関係ありませんが、2/27に子供と一緒にヒラメ釣りにいってきました。
風が強烈で、波も高い状況で船酔い続発!
子供も早々にダウンで「なんの罰ゲームやねん!」とぼやいていました。
やっとの思いで1枚だけ釣りあげましたが高いヒラメになりました。
相場も釣りも波を読み違えると苦労します!