えのキングの投資日記

日本株投資日誌

6/29(火)

6月28日 相場概況

日経平均 29048.02円 -18.16(-0.06%)
TOPIX  1965.67Pt  +3.02(+0.15%)
マザーズ 1207.04Pt  +10.36(+0.87%)

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日経平均 寄与度ランキング

東証一部の騰落銘柄数は値上がり1466/値下がり624
騰落レシオ(25日)100.18
売買代金 東証一部 1兆9680億円
     マザーズ 1341億円

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日経平均 日経VI VIX

日経VI 17.52 -0.34(-1.90%)
VIX  15.62 -0.35(-2.19%)
6/25

業種 鉄鋼海運小売
など上昇
   鉱業精密機器空運など下落

個別 ファーストリテイリング(9983)2%を超える上昇になり、米コンビニ買収連邦取引委員会による同意命令案が承認をうけ、MSMUFG目標株価4600円→5200円に引き上げたセブン&アイ(3382)が大幅高になりました。
日本製鉄(5401)JFE HD(5411)など鉄鋼大手が買われ、子会社が手掛けるマッチングスマホアプリ「恋庭」の好調を材料にバンクオブイノベーション(4393)が大幅上昇しています。
その他、九電工資本業務提携を発表したセントラル総合開発(3238)ストップ高になり、自己株取得を発表した大運(9363)も一時ストップ高まで買われました。
また、連日NFT関連として物色されているLinK-U(4446)も、本日は東証一部で値上がり率1位になっています。

反面、ナスダック安を嫌気して東京エレク(8035)レーザーテック(6920)など半導体関連が売られ、MSMUFG目標株価11800円→12800円にしたものの、「Over」→「Equal」に格下げしたエーザイ(4523)が売り込まれています。
投資ファンドエフィッシモ保有株が一部売られたことが判明したリコー(7752)4%を超える下落になり、下方修正を発表した出前館(2484)パレモHD(2778)も急落しています。
また、先週、初値形成後一段高になったベイシス(4068)はストップ安まで売り込まれています。

なお、本日マザーズ新規上場したコンフィデンス(7374)は高い初値を付けた後、3000円を超えたあたりから急失速。初値を大きく下回る安値引けになっています。

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日経平均 日足 MACD

上昇する5日線(28949円)25日線(28916円)ゴールデンクロスしたものの、終値ベースで75日線(29072円)は上抜けることができませんでした。
短期と中期の移動平均が収れんしており、テクニカル上は上か下かどちらかに放れるタイミングが近いことを示唆しています。
ただ、29000円以上500円ごとに累積60兆円程度の売買代金をこなしてきた価格帯に差し掛かっており、本日のように2兆円割れの売買代金では、戻り売りを吸収するのは難しいと思われます。
反面、ジャスダック東証2部指数は年初来高値を更新しており、小型株、材料株が幕間つなぎとして物色される動きが続きそうです。
雇用統計を迎える米株動向には注意が必要ですが、「森を見るより木を見る相場」として割り切って考える必要があるのかもしれません。

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月末安アノマリー

さて、先月も取り上げましたが、日経平均月末最終日に売られるというアノマリーがあります。
上記を見れば、9か月連続マイナスになっており、平均でマイナス1.4% 396円の下落になっています。
週末は米 雇用統計がありますので、どうしても様子見になりやすい環境となりますし、この傾向を利用して売りを仕掛けるヘッジファンドなどもありますので注意が必要と思われます。

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TOPIX 7月高値 安値

そして、必ずしも当てはまるわけではありませんが、特に大きなイベントがないときには7月相場は、「月前半安値」「月後半高値」をつける傾向があるようです。

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過去7年 TOPIX7月値動き

上記は6月末をゼロとして、過去7年の7月TOPIXの値動きをしめしたものですが、平均で7月前半に約3%の下落が起こっています。3%と言えば日経平均でざっくり900円くらいになると思います。

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主なETFの決算

その要因として、ETFの決算があげられます。
主な日経ETFやTOPIXETFは、3月決算企業の配当が入ってくるのを待って決算をおこないます。
上記のように、日銀が大量保有するようなメガETFは、毎年7月8日7月10日に決算を迎えます。
ETFはおよそ1.3%~1.6%配当を支払いますので、上記ETFだけで約6600億円 全体では約7000億円強の配当原資を捻出する必要が出てきます。
配当原資を捻出するには、手元現金で足らない分を、保有するロングの先物を売却して捻出することになり、このことが7月前半安値を付けやすい原因になっているようです。

今年も、この傾向がそのまま当てはまるかはわかりませんが、7月前半安値を付ける場合は7月後半は盛り返す傾向があります。
今年は7月後半にオリンピック 秋口に選挙がありますので国策による特需上昇ターンが望めると思われます。
6月末から7月前半に安値をつけるようなら、絶好の買い場になると思われます。







 

 

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