6月29日 相場概況
日経平均 28812.61円 -235.41(-0.81%)
TOPIX 1949.48Pt -16.19(-0.82%)
マザーズ 1205.54Pt -1.50(-0.12%)
東証一部の騰落銘柄数は値上がり422/値下がり1692
騰落レシオ(25日) 98.09
売買代金 東証一部 2兆3398億円
マザーズ 1770億円
日経VI 17.58 +0.06(+0.34%)
VIX 15.68 +0.06(+0.38%)6/29 16:59現在
業種 海運、精密機器、電気機器 上昇は3業種のみ
鉱業、鉄鋼、ガラス・土石など大幅下落
個別 ソニーG(6758)が逆行高し、キーエンス(6861)やダイキン(6367)など値がさ株の一角も上昇しました。
スパコン「富岳」の好評価継続を材料に富士通(6702)が年初来高値を更新し、1Qが好決算となったしまむら(8227)が大幅高しています。
三菱UFJMS証券で、通話データ解析にKIBIT-Connectが採用されたと報道されFRONTEO(2158)が急騰し、米FDAに止血剤(消化器内視鏡領域)が承認を取得したと発表した3Dマトリックス(7777)も急伸しています。
また、値幅を求めた短期資金が、一部の直近IPOに向かい、コンフィデンス(7374)や日本電解(5759)、ベイシス(4068)などが急騰しました。
反面、米国で景気敏感株が売られたことから、日本製鉄(5401)やJFE HD(5411)など鉄鋼株が売られ、原油安+配当落ちでINPEX(1605)も5%近い下落になりました。
権利落ちでJT(2914)や横浜ゴム(5101)も大きな下落になっており、築地魚市場(8039)はストップ安になりました。
レジャー関連も総じて弱く、JAL(9201)、ANA(9202)も大幅安になり、前21.5期の純利益見通しを引き下げたニイタカ(4465)も大きく売り込まれました。
また、ヒマラヤ(7514)は3Q決算とともに通期見通しを上方修正しましたが、すでに、先回り買いが入っていたため利益確定売りに押されて大幅安になっています。
日経平均は続落!
5日線(28935円)、25日線(28926円)を終値ベースで割込み、短期下値支持線を下抜ける動きになりました。
昨日のブログでも書いた月末安アノマリーを警戒した動きとも思われ、もし、明日も下落するようなら、便乗した仕掛け売りも入りやすく大きな下落になる可能性もあると思われます。
しかしながら、月末安アノマリーに明確な理由はなく、もし明日の動きがマイナスにならないようなら、特段の理由がなくとも買いが優勢になることも考えられます。
9か月続いている月末安アノマリーから解放されるのか、悩まされ続けるのか注目の1日になりそうです。
さて、6/21さいたま市の造幣局支局で11月発行になる新500円玉の打ち始め式が行われています。
500円玉は1982年に発行になりましたが、デザインと仕様の変更は21年ぶりになるようです。
現在はキャッシュレス化の進展もあり、通貨の発行量は減る傾向にあります。しかしながら、500円玉だけは、「ワンコインランチ」などの普及や、「500円玉貯金」の人気化もあり流通量が増えているようです。
新500円玉はサイズこそ同じであるものの、重さが7.0g→7.1gに増えるほか、新しい偽造防止措置を施していますので、自動販売機に正常に認識させるためにはシステム改修をする必要があります。
現在、日本には飲料やタバコなどの自動販売機が400万台以上あるといわれ、ATMや両替機などもいれると、膨大な数のシステム改修が必要になると思われます。
しかも、当初この新500円玉は9月までの上半期に発行する予定でしたが、コロナの影響で11月にずれ込んだようです。
したがって、システム改修の恩恵を受ける企業の決算には織り込まれておらず、今後決算を上振れさせる材料にもなりそうです。
以下に関連銘柄を載せておきますので参考にしてください。