3/8の日経平均は28743.25円
-121.07(-0.42%)でした。
東証1部の騰落銘柄数は値上がり1211/値下り889。
日経平均が急失速したものの値上がりのほうが多い展開です。
売買代金は2兆9862億円
日経VIは26.89 +0.28(+1.05%)です。
業種別では鉱業や鉄鋼、石油・石炭などが上昇した一方、その他製品や電気機器、ゴム製品などが下落しています。
個別では、金利上昇をうけて三菱UFJ(8306)や三井住友(8316)などの銀行株が大幅高です。野村HD(8604)や東京海上(8766)など金融株も全般的に上昇しています。
その他、ワクチン製造販売承認の報道で武田(4502)が4%近い上昇 中長期経営計画が好感された日本製鉄(5401)が上昇しています。
反面、日本電産(6594)、任天堂(7974)ローム(6963)など京都の優良銘柄が売られ、レーザーテック(6920)や東京エレク(8035)など半導体関連も売られる展開になりました。全般的に、グロース株の弱さが目立つ動きになっています。
日経平均は上昇からスタートするも、後場にはいって反落する動きになりました。昨日のブログで紹介したフィナボッチリトレースメントの38.2%戻しの29227.64円あたりで頭を押さえられた状況です。
25日線(29323.61円)も奪回できず、下降する5日線(29100.99円)も超えることができませんでした。
野村のレポートによりますと、CTAのロスカット目的の株式売りが加速している恐れがあるらしく、グロース株の弱さはそのあたりも関係していると思われます。
オプションの手口も強気のABNアムロが先物売りに転じていますので、28500円~28300円あたりを覚悟したほうがいいかもしれません。
さて、本日は3/10までブック期間のIPO
ココナラ(4176)のデータを載せておきます。
大和主幹事ですので参考にしてください。
初値は1800円~2200円を想定しています。(PSR17.9~22.8倍)
コロナ過で拡大するスキルマーケットの最大手として注目されます。
ECサイトは、これまで、「物」の売買を中心に発展してきました。
ココナラの手掛けるスキルシェアは「サービス」ECの一種であり、個人の様々な分野の知識・スキル・経験にもとづくサービス・役務を売買する場になっています。
総務省によると日本の「スキルシェア」の利用率は3.7%。米国の29.6%に比べ、相対的に低く今後拡大が期待される分野です。
仮条件が想定価格の1000円から2割も上振れており、機関投資家の評価も高いようです。
大株主にVCが多数入っていますが、180日のロックアップがかかっており、価格による解除条項はありません。
海外投資家にも販売されており、人気化は必至と思います。