えのキングの投資日記

日本株投資日誌

5/25(火)

5月24日 相場概況

日経平均 28364.61円 +46.78(+0.17%)
TOPIX  1913.04Pt +8.35(+0.44%)
マザーズ 1108.35Pt -20.31(-1.80%)

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日経平均 寄与度ランキング

東証1部の騰落銘柄数 値上がり1394/値下がり715
騰落レシオ(25日) 88.42
売買代金 2兆1504億円

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日経平均 日経VI VIX

日経VI 23.25 +0.20(+0.87%)
VIX 20.15 -0.52(-2.52%)
5/21

業種別 海運空運鉱業など上昇
    医薬品情報・通信小売など下落
個別 日本郵船(9101)川崎汽船(9107)商船三井(9104)など海運大手が急伸し、JAL(9201)ANA(9202)など空運2社も大きく上昇しています。
日立(6501)トヨタ(7203)が高値を更新し、リクルート(6098)にも強い買いが入りました。
その他、業績見通しが好感された、アルバイトタイムス(2341)大阪有機化学(4187)が大幅高し、大和が目標株価を4000円→5600円に引き上げたアイシン(7259)も物色されています。
また、ソフトバンクTOB連結子会社化する発表をしたイーエムネットジャパン(7036)ストップ高しています。 
反面、ソフトバンクG(9984)が2%を超える下落になり、東京エレク(8035)アドバンテスト(6857)など半導体関連の一角が軟調になっています。
すかいらーく(3197)が公募増資を受け商いを伴いながら下落しており、モブキャスト(3664)PCIHD(3918)ファイナンスが嫌気され急落しています。
小型株では、QDレーザー(6613)HENNGE(4475)などが大幅安になり、会員情報流失を発表したネットマーケッティング(6175)はストップ安比例配分に沈んでいます。

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日経平均 日足 

日経平均は小幅高で3日続伸!
一時28500円超えまで上昇するも、徐々に失速
5日線(28246円)上は維持するも、週足での26週線(28589円)は超えられず頭の重い展開です。
外資先物オプションの手口から、SQまでに、いったん調整する可能性も残されているものの、28000円台を固めつつある可能性もあり、3/24安値(28379円)など28300円どころの水準を上値抵抗から下値抵抗に変え26週線を上抜けることができるかが注目されるところと思われます。

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さて、先週、4月開催のFOMC議事録が公開されました。
上記のように、今後の状況次第でテーパリング(資産買い入れ縮小)の議論に着手する可能性を示唆しています。

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テーパリングはFRBによる資産買い入れペースを減速させることになりますので、流動性相場の追い風が薄れていくと警戒するところがあります。
ところが、SMBC日興のレポートによりますと、上記3つの理由で、過度に警戒する必要はないとのことが記されています。

①テーパリングは「既知のリスク」
テーパリングに関しては、市場参加者の多くは方向性を認識しており、すでに身構えているため、テーパリングのアナウンス自体はショックになりにくいと指摘しています。


②テーパリング≠金融引き締め
テーパリング自体は資産買い入れのアクセルは弱められることになるものの、緩和自体は続けられます。
FRB保有の債券が満期を迎えた場合は再購入することが予測されており、市場から資金を吸収する引き締めとは異なるとのことです。


③「金融相場→業績相場」の経験則

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テーパリングが警戒される理由として2013年のバーナンキショックがあげられますが、当時も債券市場は大きく変動しましたが、S&P500は2013年5月から6月にかけて、わずか5.7%下落したにすぎません。
その後の市場は、上記のように持ち直したばかりでなく、テーパリングがはじまったのちも上昇していることがわかります。
6月にかけて、テーパリングの話題がでてくることが予測されますが、一時的な調整はあっても、下落相場につながるものではないということを認識しておいたほうがよさそうです。