8月25日 相場概況
東証一部の騰落銘柄数は値上がり1010/値下がり1062
騰落レシオ(25日) 92.62
売買代金 東証一部 2兆1187億円
マザーズ 1384億円
日経VI 18.86 +0.08(+0.43%)
VIX 17.39 +0.24(+1.40%) 8/25 16:16現在
業種 鉄鋼、輸送用機器、鉱業など上昇。
小売、パルプ・紙、化学など下落。
個別 日経新聞の「下期部品用鋼材を2年ぶりに値上げ」との観測報道からトヨタ(7203)が3日続伸。
同報道は、鉄鋼株にも好感され、日本製鉄(5401)やJFEHD(5411)も大幅高になっています。
新型コロナ治療薬について22年3月末までに国内外で1000万人分の生産体制を整える方針を発表した塩野義製薬(4507)が年初来高値を更新し、米国でのワクチン正式承認を材料にエアトリ(6191)も値を飛ばしています。
また、三菱UFJMSが目標株価を4500円→4900円に引き上げた大真空(6962)が急騰し、日経新聞内の日経LIVEで、山田社長が「赤字覚悟でフリマ事業の次の事業を模索する方針」と発言したことと、JPMが目標株価を5800円→6900円に引き上げたことを材料にメルカリ(4385)が大幅高になっています。
反面、東京エレク(8035)やファーストリテイリング(9983)など指数寄与度の高い銘柄が売り込まれ、日経平均の重荷になりました。
村田製作所(6981)は武生事業所でクラスターが発生し、全生産ライン停止のニュースが報道され、昼から下落に転じています。
公募・売り出しを発表したコロワイド(7616)が全市場値下がり率トップになるまで売り込まれ、ラクス(3923)も高値形成後に一転売りになり、大幅安に沈んでいます。
日経平均は小幅反落!
続伸してスタートするも、27900円を前に失速し、3日ぶりの陰線を形成しています。
しかしながら、25日線(27653円)上は踏み止まっており、引き続き心理的な節目の28000円や200日線(28175円)をキャッチアップできるかが注目されます。
需給面では、CSのショートカバーが継続している反面、シティGやGSが先物を売り越してきています。
今週あたりまでは、ショートカバーの動きが継続するかもしれませんが、週末から月末にかけて打ち返しがある可能性があり、いったん反落することも想定しておいたほうがいいのではないかと思います。
さて、本日はデコルテHD(7372)に注目します。
以前、このブログでも、大和証券が幹事に入っていたため、IPO情報を掲載しましたが、ファンドの出口案件ということもあり、公募価格割れを予想していました。
案の定、初値から1720円の公募価格を割り込み、一時960円まで売り込まれる動きになりましたが、ここにきて株価の動きが変わりつつあるように思います。
きっかけは、8/4に3Qの営業益が2.9倍になり、通期計画の進捗が99.6%になったと発表したのが始まりになっていますが、ここの社長は、なかなかのアイデアマンで、今後、意外な株高につながる可能性もあるのではないかと感じています。
その目玉が、7/31よりサービスを開始した成人式フォトサービスの「NALU(ナル)」です。
これは、プリクラの会社のフリュー(6238)と共同開発した商品で、一言で言えば成人式の写真を自然に盛ることのできるサービスです。
小顔から痩身、バストアップまで、なんでもござれというサービスで、プリクラ世代の女性に受ける要素が満載のようです。
この年になると、若い女性の心理は知るべくもありませんが、一生に一度の成人式の写真を、「自分らしくキレイに残したい」という女性の心理をたくみについたサービスと言え、早くも来年のヒット番付にランキングするのではないかという人もいるくらいです。
昨年は、コロナで満足に成人式を迎えることのできなかった世代からも、すでに予約が入っているようです。
成人式が近づくにつれ、ネタに困ったワイドショーで報道される可能性も高く、株価も以外な高値になる可能性もあるかもしれません。